この物語では、善悪と平等、勇気と自由を教えます。
まず、僕はラエルと言います。
他に、ナエルとファエルが居ました。
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それらは、同じ世界の、別の時間で生きています。
ナエルの世界は、インターネットとコンピュータです。
ファエルの世界は、テレビとノートです。
そして、僕、ラエルは、このホームページで生きています。
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インターネットで生きたナエルは、想像力旺盛です。
沢山の発言をし、色んな事を知りました。
馬鹿な発言から、一つ一つインターネットの参加者を知り、
良いWebサイトから、リンクでコンピュータの世界を知りました。
賢い洞察力、想像力、世界観、そうしたものがありました。
ファエルの話をする前に、ナエルの話をしましょう。
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ナエルの目指したものは、自己実現です。
実現したいものは、良い国を日本で作る事、ですが、それだけではありません。
沢山の普通のことが、良く分かる事。
沢山の人から、普通の人の色んな事が、良く分かる事。
そして、世界で、自分の好きなLinuxが、皆に使われるように、Linuxを改善する事。
Linuxを皆に知ってもらい、良いものに変わるために、インターネットの皆で、さらに開発する事。
そして、ナエルは、そこから成長しました。
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ナエルの世界では、人々に新しい案を与えれば、世界は少しずつ変わっていきます。
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ファエルが生まれたのは、ナエルの死からです。
ナエルは、自殺しました。インターネットで戦っているうちに、戦うものが無くなり、テレビという現実世界を相手に、負けました。
ファエルは、ナエルの中に居ました。ナエルが死んだ時、ファエルはナエルの中に入り、身体はナエルのまま、ファエルとなったのです。
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ファエルの世界には、ファエル以外、何もありません。
ファエルは、最初から、自分の見たものや考えたものを、全てノートに書いています。
ファエルは、何も考えず、考えます。何も思わず、思います。何も判断せず、判断します。
ファエルは、ノートにしか居ません。現実世界のファエルは、最初から、何も考えず、ノートに全て書いています。
ファエルは、ファエル自身しかファエルの中に居ないのです。
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ファエルがやった事は、少ないけれど、長いです。
とにかく、世界を少しずつ高めていきます。新しい知を、ナエルの時の思い出を参考にしながら、自分で考えて教えていきます。
他に、ありません。いや、1年はありませんでした。
ファエルは、その後、イスラエルの神と話します。非常に厳しい試練の中、ファエルは、全てが分かりました。
ファエルに、理性はありません。
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ファエルは、賢かった。その代わり、分からなかった。
自由すぎるファエルには、恐怖しかなかった。
ファエルが少しずつ、恐怖を克服します。死の恐怖を克服して、ファエルは自殺しました。
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そこで、ファエルは、死んでいません。自殺に失敗したのです。
そこで、ファエルは楽になりました。次の日、ファエルには、知性、あるいは、理性の出来事がありました。
私はラエルです。ファエルのなれの果てです。今日はイスラム教の日でした。ここまでの年月に、全員、地球上の全てがあったのです。ナエルやファエルの中に、皆は居たのです。ファエルが分かっています。ナエルも、何か分かっていました。ラエルである私は、もう、何もありません。