Linuxのデスクトップアプリケーションに関する世界観です。
僕が本当に欲しいOSはなんであろうかと、少しばかり考えた。
僕は、gccやmakeやvimやemacsが動くOSが欲しい。
なぜなら、それなら僕はまだ生存できる。
Windowsを捨てたいわけじゃないが、僕にとってLinuxは必要だ。
だが、WindowsとLinuxが分かれている必要は、本当にあるだろうか。
gccやmakeやvimやemacsが動くOSならば、僕はWindowsであってもそれを使うだろう。
だが、僕が考えるに、それはまさしくKDEではないか、という考えに至った次第である。
確かにQtというツールキットを使っているがゆえの問題は多い。FirefoxやGIMPやInksacapeはみんなGTKを使っているから、Qtアプリとは別のルック・フィールを持ってしまう。
そのため、僕はGNOME 3を使うのをやめて、Xfceを使ってみた。
この環境は、軽くて、快適で、とても最高の環境だった。「本当のLinux環境はXfceだ」と言ってもいいと思う。
だが、僕が思うにXfceは、Windowsの同等の環境とは、まだ言えないと思う。
KDEは、以前から僕が好きだった環境である。KDE 4の頃に僕はAmarokを使ってMagnatuneからフリーで聴ける音楽を聴いていたが、その時点の経験から言って、Amarokは最高だった。
だが、少しずつ僕はLinuxから遠ざかり、気付けばホームページの更新などもすべてWindowsでやるようになっていた。
なぜWindowsを使うのかは、壊れる度合いが少ないからだ。だが、それはWindowsには何もシステムを破壊するようなソフトウェアパッケージをインストールしないからにすぎない。
もしLinuxが頻繁に壊れるようなら、USBハードディスクなどに大事なデータをバックアップしなければならないが、僕は今、Windowsでそれをやっている。
結局、僕ははっきり言って、Windowsなどまったく使いたくないが、それ以上に、Linuxのことだってそんなに使いたくはない。
だが、僕はgccやmakeやvimやemacsだけは最低限欲しい。それらに特別詳しいわけでもなければ、詳しくなろうとも思わないが、それらがないと僕は「生存に支障がでる」のである。
このような結果、僕が望むのは、「gccやmakeやvimやemacsが動く、Linuxとは別のまともなOSをくれ」と、そういうことである。
もし、そのようなOSが提供されるのであれば、僕は使うかもしれない。だが、できることなら、GIMPやInkscapeも動いてほしい。そのようなOSを誰かが作らないだろうか。僕はそれを期待している。
LinuxはEmacsやviなどの「超有名テキストエディタ」がネイティブに動く環境として有名ですが、最近はAtomのような新しいエディタもあります。
LinuxのオフィススイートはLibreOfficeが使われることが多いですが、本当はMicrosoft Officeとの互換性が高いというだけで、GnumericやKWordのような「軽量で使いやすいオフィススイート」もたくさんあります。
特にGnumericは軽くて使いやすい表計算ソフトウェアとして著名。
LibreOffice、Officeソフトウェアを参照のこと。
LinuxのWebブラウザは、盟友であるMozilla.orgのFirefoxをはじめとして、Google ChromeやWebKit使用ブラウザも最近は良く使われます。KDEではKHTMLという独自のHTMLレンダリングエンジンがあり、Konquerorが標準。このKHTMLをベースにAppleなどがWebKitを作りました。Opera系のVivaldiというブラウザもあります。
軽いWebブラウザが欲しいと言う方はXfce-GoodiesによるMidoriがおすすめ。WebKitを採用している。
Linux Webブラウザ、WebKit、Mozilla、Mozilla Firefox、プライバシー保護ブラウザを参照のこと。
Linuxのメールクライアントはさまざまなレベルのものがあり、GTK+ならば軽量で日本人によるSylpheedが日本では好まれるほか、多機能のグループウェア・スイートであるEvolutionも人気です。もちろんGmailのようなWebメールをFirefoxから使うこともできます。GmailはGNOME3でオンラインアカウントを登録すると、EvolutionなどいろんなところでGmailに対応することができます。
LinuxのデザインソフトはAdobeに負けていません。「Photoshopキラー」と言われるGIMPのほか、Illustratorと同等のベジェ曲線を自在に操作するInkscapeなどが有名です。
日本語入力は、AnthyやMozcなど、最近はLinuxの方がWindowsより賢い。ただ、入力フレームワークの種類が多かったり、どうしても英語圏の開発者から対応が遅れがちだったり、時にはTrinityのように最近の入力フレームワークに対応していないものもある。
Linux 日本語入力を参照のこと。
Linuxでは、X11のアーキテクチャに基づき、ウィンドウマネージャをカスタマイズして導入することができます。これは商用OSで言えばWindowsをmacOSに変える感覚に近く、全く違ったデスクトップを試すことができます。
統合デスクトップ環境では、ウィンドウの管理を超えて、さまざまな「標準アプリケーション」と「ネイティブアプリケーション開発機構」を備えています。
ウィンドウマネージャ・デスクトップ環境を参照のこと。
Linuxは多くの場合サーバーマシンのために使われている現状があります。ApacheはWebサーバーで、ファイルサーバーの選択肢としてはNFS、FTPD、Sambaがあります。
以下はLinuxのおすすめテキストエディタの一覧。
Lispで拡張出来る、高機能テキストエディタ。
Emacsを参照のこと。
昔ながらのUNIXのテキストエディタ。
viを参照のこと。
軽量なテキストエディタ。Windowsで言うメモ帳に相当する。Xfce向けのMousepadという派生版もある。
OpenDocumentと言うオープンな文書フォーマットを制定し、オープンソースでMS-Office互換のクロスプラットフォームなオフィス・スイートを開発するプロジェクト。
元は、サン・マイクロシステムズと言う会社が買収して得たStarOfficeと言うオフィス・スイートをオープンソース化したもの。
最近では、昔のMS-Officeに良く似たインターフェースをしていることが好評。
動作は重い、表示は汚い、操作性がMS-Officeと違う、文書フォーマットをきちんと読まない、フォントが汚い(あるいは少ない)と言う理由で敬遠されがちだが、使ってみると意外と使いやすいし、最近のパソコンではあまり遅くない。オープンソース陣営の期待がかかったオフィス・スイートである。
LibreOfficeを参照のこと。
Wikipedia
Mozillaは、元々はNetscapeブラウザの愛称だったが、Mozilla.orgによるオープン化によってオープンソースのブラウザ名になった。
Geckoは、Mozillaで開発されているHTMLのレンダリングエンジン。
Mozilla Application Suiteは、ブラウザ、メーラー、HTML編集ソフトを含む、インターネット統合ソフトウェアだったが、重量化のため、それぞれのコンポーネントを分離して、WebブラウザのFirefoxや、メーラーのThunderbirdが生まれた。
Mozilla、Mozilla Firefox、Mozilla Thunderbirdを参照のこと。
Wikipedia
Google ChromeやGoogle Driveなどのグーグル関係のソフトウェアにも最近は対応する傾向にあるが、Chrome関係はアップデートしすぎでオープンソース版のChromiumはFedoraなどではセキュリティの問題があったりする。Googleはサーバー側のソフトウェアを公開しないため、「本当にオープンでフリーなのか」と言う問題もある。グーグルの会社としての傾向は、「オープン」なところがあるのだが、Androidのように人間をロボットにしようとしたりする会社なため、自由ソフトウェア陣営からは注意が必要だ。(後日注記:Androidという名称はGoogleが買収したAndroid社から来るもので、Googleはそんなにみんなのことを機械にしたいとは思っていないはずなので注意してください。)
WindowsでGoogle Chromeアプリを使っていた場合、LinuxにGoogle ChromeをインストールしてGoogleアカウントにログインすると、Google ChromeアプリがLinuxに自動的に入る。きちんと使えるのかは定かではないが、僕はGoogle Keepと言うメモを取るためのソフトウェアをGoogle Chromeに入れて使っている。だから、GoogleのWeb製品はきっとLinuxでもきちんと動く。GoogleがLinuxをベースに開発したChrome OSと言うものを作っているぐらいだから、きっときちんと動くのだろう。
WebKitを参照のこと。
Wikipedia
Linux メールを参照のこと。
メールソフト。
グループウェアソフト。
メールソフト。
Mozilla Thunderbirdを参照のこと。
画像処理ソフト。
GIMPを参照のこと。
ベクターグラフィックスソフト。
Inkscapeを参照のこと。
Linux 日本語入力を参照のこと。
Wikipedia
かな漢字変換エンジン。
かな漢字変換エンジン。
かな漢字変換エンジン。
多言語入力ソフト。変換エンジンと一緒に使います。
多言語入力ソフト。
多言語入力ソフト。
巨大なデスクトップ環境。
GNOMEデスクトップを参照のこと。
もう一つの巨大なデスクトップ環境。
KDEデスクトップを参照のこと。
軽量でカスタマイズ性豊かなデスクトップ環境。
Xfceを参照のこと。
軽量さを第一に考えるデスクトップ環境。
LXDE/LXQtも参照のこと。
昔のGNOME 2のフォーク。GNOME 3の操作性を嫌って生まれた。
MATEを参照のこと。
MATEとともに生まれた、新しいデスクトップ環境。
Cinnamonを参照のこと。
ウィンドウマネージャ。
Enlightenmentを参照のこと。
ウィンドウマネージャ。
Window Makerを参照のこと。
X11のツールキット。ボタンやメニューなどが含まれる。GNOMEで採用。
GTKを参照のこと。
X11のもう一つのツールキット。KDEで採用。見た目が美しい。
Qtを参照のこと。
Webサーバー。
Apacheを参照のこと。
Windowsネットワークとの接続が可能。
Sambaを参照のこと。
Eclipseと言うオープンソースな開発環境があるが、これはWindowsで使うのが一般的である。Javaのウィジェットツールキットは、クロスプラットフォームの「Swing」とEclipseによるOSネイティブな「SWT」が有名である。
Wikipedia
グーグルが開発したモバイル向けOSであるAndroidはオープンソースであり、Linuxカーネルを採用している。Javaをベースにして作られている。
Androidを参照のこと。
Wikipedia
LinuxでWindowsアプリケーションを動かせる、と言う夢のソフトウェア。開発中だが、まともには使えないだろう。
Wineを参照のこと。
Wikipedia