ドイツの世界観です。ドイツ2(ドイツ語)の世界観、ドイツ3(ドイツ史)、ヨーロッパの世界観、地理も参照のこと。
僕がドイツと関係があるかもしれないこととして、僕はベルリンの壁崩壊とドイツ再統一と同じ時期に生まれました。
当時、世界はソ連がペレストロイカを行い、ソ連崩壊(これも僕が生まれたのと同時期)とともに東ドイツがなくなって、西ドイツと併合・再統一される、そうした「激動の時代」でした。
ですが、僕は幼少期に特にドイツのニュースをたくさん見たわけではありません。
当時はアメリカの繁栄期であり、僕が幼少期に見たアニメも、ディズニーなどのアメリカのアニメや、ドラえもんなどが中心でした。
また、当時は昭和から平成に変わる時代の転換期でもあり、僕は平成という時代を全て見て育ちました。
当時の日本には、「アメリカ的な自由の正論」というものが覆いかぶさっていた、そんな時代ではないかと思います。自由な権利を許し、競争することで、いつまでも世界は進歩していける、科学と技術の力で何でもできる、そういう時代だったと思います。そして、少なからず、僕もそうした「自由な正論の旗手」だったように思います。
平成という時代は、荒んだデフレ時代だったと安倍首相は言いますが、僕はそうでもないと思います。平和で、荒くれたように見える中にも、背後にはみんなのことを愛する巨大な愛があったように思います。令和の時代になって、何も変わることはないかもしれませんが、戦争だけはあるべきでないと僕は思います。
また、ドイツと日本は、ともに、戦後、奇跡の経済成長をしました。
まず、東西に分かれたドイツのうち、西ドイツは、「ナチの反省」を強いられ、徹底的な分権主義と人種差別の行為を禁止することで、ヒトラーのような独裁者が今後、絶対に出てこないようにしました。
日本も同様に、アメリカから平和憲法を押し付けられ、「絶対に戦争をしない」という約束になりました。
日本とドイツは、戦後、何もないところから奇跡の経済成長をしました。それは、両国民の「未来に対する強い危機感と奉仕の気持ち」がありました。ドイツでも、日本でも、戦時中に開発した軍事技術や交通技術を、民間かつ平和的に、大量生産して「たくさん作ってたくさん売る」ことで、戦後、奇跡の成長を成し遂げたのです。
僕は、これは、「独りの独裁者に従うのではなく、みんなで頑張って自分の力で考える」という、ある種啓蒙主義に近いものではないかと思います。彼らは、帝王だけに従い、帝王は独りだけで決めるのではなく、みんなで考えて、みんなの力で「こうしたらどうか」といったことを考え、実践したのです。SONYや松下の成功は、模倣品を作って改良し、大量生産して輸出する、というだけではなく、みんなで戦後、乗り切るために必死になって、努力し、考えたことで生み出された、「現代の希望」ではなかったかと思います。
後日注記:ドイツでは「ハイル」と言ってナチの敬礼をすると逮捕されます。学校では掌をパーにせず指差す形で手を上げます。それくらい、ナチズムに対して敏感であり、高等教育の歴史の授業では、第二次世界大戦の過ちを徹底的に反省します。今のドイツはナチズムの克服よりも東と西の経済格差が問題で、東ドイツの人々は「全てが良くなるように確信していたが、実際は悪くなった」と嘆いています。東ドイツは西ドイツに比べて遅れていると同時に、強制的な西化追従政策によってアイデンティティを失っており、「二級市民であると感じる」と言う人が増えています。東ドイツだけではなく、ポーランドやハンガリーのような旧東側諸国でも、西側諸国への追従(特にEU)に批判的な「新しい極右勢力」が増えています。そして、EU組織の問題もあり、ギリシャの財政破綻に対して何もできなかったメルケル首相は「能無し」であると批判されています。一部の極右がいないわけではなく、そうしたレイシストはメルケルを「イスラム教徒の味方」などといって批判します。ですが、僕はメルケル首相はよくやっており、ヨーロッパではプーチンに次ぐ賢い政治家ではないかと思っています。
ドイツと日本は、極めて仲のよい国です。
第二次世界大戦で、ドイツ、イタリア、日本は、「持たざる国」である枢軸国となり、アメリカ、イギリス、フランス、ソ連などの「持てる国」である連合国とともに戦争をしました。
戦争にこそ負けましたが、戦争が終わって、日本や西ドイツは戦勝国主導で民主主義国家へと転換を図ります。
そして、日本と西ドイツは、その後に「戦後の奇跡の経済成長」を果たします。
これができた理由は、日本とドイツは「軍事力」という「足」を奪われ、「経済力」という「手」しか使えなくなってしまった中で、経済で勝利することでしか、戦後の荒廃した社会を乗り切る方法がなかったからだと思います。
同時に、ナチや大日本帝国の政治体制は、ある意味では民主主義よりも進んだ「賢い体制」であり、それが民主主義に転換したことで、ドイツや日本の「本来持っていた力」が発揮され、それが爆発的な経済成長に結びついたのでしょう。
また、アメリカだけではなくソ連とも戦う必要があった当時は、「資本主義の西側諸国として科学技術力を進歩させること」が「社会の発展」という意味で重要であり、アメリカなどは日本やドイツにその役割を大きく着せることで、「本当の敵」であるソ連などの東側諸国よりも、西側諸国が勝つようにしたかったのだと思います。
結果、西ドイツと日本は、奇跡のような経済の大成長をしました。
本当のことを言えば、昔からドイツと日本には非常に共通点が多いです。たとえば日本語とドイツ語にはどちらも「格」、すなわち「はのにを」を表す品詞があり、英語のような格のない言語(toをいくらか使うことで順番を自由にはできる)とは異なります。また、天皇による支配や武士道を好む日本は、王に従う戦争や騎士道を好む中世のドイツとも共通点があります。このような結果、日本とドイツは非常に仲がいい国であると言えるのです。
以下の内容は何も知らない自分が書いたので嘘があるかもしれません。特に、ドイツの現代のマイスター制度は相撲部屋のように寝食をともにするものではないと思います。
2020-02-26より。
また、アメリカはいたって愚かな国である。
なぜなら、富が100あったとして、その99%をひとりの金持ちが独占してしまえば、残りは1%であり、これでは、最初から富が1しか存在しないのと同じだからである。
逆に、中国は全部の富が100あったとしても、人口がその100倍居るとしよう。このような中で、ひとりに分配されるのは、たとえ再分配されるとしても、ゼロに限りなく近い。
そう、アメリカや中国は、間違った経済システムを築いている。
僕は、抜本的にこの経済システムを変えていく。日本において、「本当に正しい経済モデル」を築いてみせる。
そう、必要なのは「金」でも「豊かさ」でもなく、「国としての品質」すなわち「クオリティ」である。富がそんなにたくさんあることが、第一の命題となる国は二流国家である。本当に必要なのは、スウェーデンやノルウェーのような国がやっている「暮らしやすさ」ではないか。僕はスウェーデンを見本とし、民主主義でも社会主義でもない、「本当に暮らしやすい国とは何なのか」を考えた上での経済政策を行う。
ある意味、僕はもっとも正しいのはドイツではないかと確信している。ドイツを模倣すれば、必ず素晴らしい国になるだろう。アメリカや中国に経済規模で勝とうとするのは、もう古い。今からはドイツや北欧の、福祉国家、暮らしやすい経済だ。
ドイツの良い点は、幼児・児童向けの教育である。特に、12歳ぐらいの段階で、オリエンテーション期間と呼ばれる「自由時間」を作り、その中で自分なりに自分の進みたい進路を、子供と先生ら大人が良く観察し、話し合って決める。その上で、大学やギムナジウムのような高等教育に進むのか、あるいは専門学校や職業学校に進むのかを自分の意志できちんと決める。あるいは、マイスター制度といって、親方による師弟制度の道に進むこともできて、工業や職人の職業はマイスター資格が必ず必要となる。大学の授業料も無料あるいは大幅に援助している。その上で、高い税金は取るが、近代国家と世界一の技術力を堅持し、ナチの反省から徹底的な「反独裁主義」の分権主義を行い、東ドイツ地域を半ば強制的ではあるが西ドイツ地域と同等程度まで社会レベルを高めようとしている。その上で、キリストの愛を引き継ぎながら、新しいポピュラー文化をたくさん育て、同時に近代的な「もっともレベルの高い科学文化教育」をしている。日本はドイツに見習うべきである。
マイスター制度は一見馬鹿な親方制度に見えて、若者と親方が寝食を一緒にしながら、技術だけではなく人生に必要なさまざまなことを学べるという長所がある。そうした結果、ドイツは今でも世界で有数の科学技術国家になっている。また、ドイツの大学は基礎研究が得意で、どこの大学よりもつまらない基礎を重視する。これには、権威の大切さと、かつてのドイツ人の偉人たちが基礎研究をおろそかにせず、「権威のある文献」をたくさん遺してきたという「遺産の価値」がある。
後日注記:オリエンテーション期間は正確には完全な自由期間ではなく、学校に通いながら先生とよく相談しともに観察することで自分のやりたいことが何であるかを見つけ出そうというもの。完全な不登校の期間ではない。また、ドイツのマイスター制度は親方制度というよりも一種の技能試験であり、この技能の習得を多くの人々の関与や経験・ノウハウから学び習得することで、ドイツの「層の厚い技術大国」という地位を確立している。医療体制も充実しているし、高度な科学技術に精通する博士や技師も多くレベルも高い。
後日注記:また、ドイツは環境やエコへの意識が高いことでも知られている。たとえばビニール製のレジ袋は以前から有料であり、布製のエコバックを使用するのが当たり前で、オシャレなエコバックが普及している。またエコへの取り組みを企業がパンフレットなどで配布し、自分がその企業を支持するかどうかを決めるなどの取り組みもされている。詳しくは環境意識の高いドイツの、エコへの取り組み | パケトラなどを参照のこと。
ドイツについては、「ドイツの実情」「まっぷるマガジン2009ドイツ」などの書籍が参考になります。
ドイツ語の世界観を参照のこと。
ドイツ。
ストリートビュー:ベルリンのストリートビュー
ドイツ語:東外大言語モジュール - ドイツ語
テレビ:ARD
Youtube:Youtubeドイツ
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