日記に戻る | 2014年7月の日記に戻る

=2014-07-27=

賢くなるのを止めて、休めば楽だ。

皆のことを知れば分かる。

想像力と経験で、仕事や労働を全てして、知った。

経験から世界と心が分かった。

科学は方法と真実と理由であり、労働は助け合いと手段と構築の実現だ。

人間を厳密に積み重ねると分かる。

それぞれ、色んなことを体験している。

もう、賢くなくて良い。

全部書いて分かるのは、辛いが、賢くなる。

何によってそれは成り立つか、何のためにそれをする必要があるか、考えれば分かる。

必要性、可能性、確実性を考える。

論理と応用の可能性を知る。

労働と支配の集積としての社会を構築せよ。

ヘーゲルの言うように、理性とは、教会や権威から一方的に与えるものではなく(かつては、宗教によって、自己を放棄することが信仰だった)、自らの意志によって正義や真理を求めていく試みであり、確信である。だが、社会秩序は自らに対立するものではなく、協力するものであることは、知っておくべきだ。

ヘーゲルによれば、理性は、個別性と普遍性の一致、主観と客観の一致から、自己があらゆる実在であるという確信になる。また、観察と行為の理性、事そのものから、社会の中で秩序を見出し、自己の信じる秩序を実現しようとする。それが、世界を変える。

ヘーゲルは、観察や有機体に対して色んなことを言っている。

生命は、環境に支配されるものなのだろうか?

一つの普遍的な生命から、無限性として、それぞれの種が生まれ、分化したのだろうか?

生命に、歴史は無いのだろうか?

そして、記述、分類、法則と概念が、自然の観察である。僕は、昔から、変化、原因と結果、分類、法則、多様性、自然、などの段階を分かっていた。

ヘーゲルの言う行為とは、人間の存在を決定するものである。行為は、社会性を自覚し、人倫の国、共同性を自覚するようになるが、近代の自由は共同性の喪失とともに、道徳性を持った積極的な世直しと徳を意識することになる。その方が、さらに高い。

人間は環境に適応するが、同時に、環境自体を自分で変えられる。

ヘーゲルは、後は、色んな社会のことを考えている。啓蒙とか、道徳性とかだ。

ヘーゲルは、結構色んなことを言っている。自分の作った学校が、自分の理想と似ても似つかないものになってしまうこと、相手をわが物にしたかったのに、社会的な関係に悩まされることを、心胸の法則と言う。また、世界を直したい、理想やヒッピーのような個人と、現実的に生きていかなくちゃ、という、現実的な労働者のようなものとの戦いを、徳と世間と言って、普遍性と個別性の善という難しい言葉で、世間が勝つと言っている。

そういう発想は、自分にも痛いほど多かった。ネットで、マニュアルを作っていたが、自分の理想とは似つかないものになってしまったし、自由な理想も間違っていた。

ヘーゲルによれば、意識とは共同体の精神であり、時代とともに社会制度を作る。また、歴史は精神の展開であり、最終的には自己自身を自覚するに至る。ヘーゲルは、歴史を絶対精神の展開と捉えた哲学者だ。それだけが有名になっている。弁証法と同時に。

ヘーゲルは、色んな事を精神と言って考える。

真実な精神である人倫では、人倫的な世界で、ギリシャの考え方になぞらえて、市民と国家における、人間と神々の掟や、男と女、女性の企み、ローマにおける精神の欠如、帝国などを考えている。

自分から疎遠になった精神である教養では、自己と世界などでの疎遠や、教養の国における自然な生まれつきの自己を外化放棄して、自分から疎遠になることで国家権力や富をわが物に出来ることを考える。権力と富をモデルにし、高貴な意識と下賤な意識を考える。信仰では、絶対本質、自己を犠牲にする本質、第一のものへの回帰と書かれている。純粋洞察は、世界の空しさを語ることを止め、積極的に世界の実相を理解してわが物にする。

啓蒙は、無知と教会などの間違った権威を否定する。人間が世界を作ってきたのであり、人間は世界を変えることが出来る、と考える。信仰は、神を闇雲に信じて、神に根拠を持たず、奉仕は無意味である。啓蒙は、理神論、唯物論、功利主義という、新しい考え方を生み出す。そこでは、「対他性」という発見がある。また、有用性という考え方が、世界観を新たにする。信仰と啓蒙は戦い、理神論と唯物論は戦う。功利主義はその対立から生まれた。神か、ものかだ。純粋本質か、純粋物質だ。自体存在、対他存在、対自存在だ。

あとは、社会制度や革命、恐怖政治や政治権力などを考えている。市民が国のために存在するのではなく、国が市民のために存在する。「普遍意志」という言葉を使って考える。

自分自身を確信している精神である道徳性は、義務や良心、カントの道徳思想に対する批判が展開されている。

精神の章は、まだきちんと読んでいない。拾い読みをしてみた。