軍事と左翼・右翼の世界観です。
日本人は、日本には軍隊がなく自衛隊がある、ということで、「日本は弱い国」だと思っている人が多いですが、そうでもありません。
2020年の防衛費は、アメリカ、中国、ロシア、フランス、ドイツ、韓国、イギリスに次いで、8位です。
韓国は日本よりも多い6位です。韓国とは接戦になっていますし、中国はどんどん躍進して2位になっていますが、他の国ではロシアなどの例外を除いて西側諸国の同盟国が上位を占めています。
日本がもし軍事国家になっても、そう簡単には負けないでしょう。安倍首相が戦争に向かうような法案を強行採決で採択するのは、「戦争しても勝てる」からです。
後日注記:防衛費についての記述を最新に更新しました(2024.03.25時点)。
2024.03.25編集
日本は平和憲法を持っています。これは、「軍事力と大量殺戮が可能となった20世紀以降の世界」ではとても素晴らしいことです。
昔の武力というのは、サムライが刀や弓で殺し合うだけでした。大量に国民全体が犠牲になることもなく、「心技体ともに強い」集団でした。
これが、第一次世界大戦以降では、戦車、ミサイル、そして核兵器のような、銃をも超えた「最強の軍事力」で「国民総力戦」をするようになったのです。
こうした軍事力の強化を続けていては、人類は滅びてしまいます。世界は日本のような平和憲法を活かして、「最強の軍事力を無くしていく」必要があります。
軍事を語る上で必要なのは、NATOについてでしょう。
NATOとは「北大西洋条約機構」のことで、北アメリカやヨーロッパ諸国のような、「西側陣営」の参加する軍事同盟のことです。
NATOの敵は、かつてはソ連や東側諸国の参加する「ワルシャワ条約機構」でしたが、ソ連は解体し、かつてはワルシャワ条約機構に参加していた国であっても、今ではNATOに鞍替えした国もあります(たとえばポーランドなど)。
2024年現時点で、32か国がNATOに加盟しています。アメリカ、カナダ、イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、スペインなど、ヨーロッパの列強あるいはそれ以外の多くの資本主義の白人国家がNATOに加盟しています。
実際のところ、ロシアや中国は軍事力で脅威になってきていますが、NATOがあるため、ロシアや中国だけの力でアメリカを中心とする西側陣営に勝つことはできません。
もしかして、NATOよりも強い勢力が現れたとしたら、それが西側諸国の脅威にはなるでしょう。
2024.07.14
僕は、右翼と左翼について言えることとして、「右翼の良さ」というものがもしあるとしたら、それは「自分できちんと考え判断する」ということではないかと思います。
右翼は、自分で右翼と自覚していなくても、右翼として生きています。そうした右翼は、自分の力で考え、問題の解決をはかり、問題の原因を解き明かし、そして自分で判断して次へとつなげていき、最後には全てのことを自分の力だけで分かるような、そうした「右翼ならではの強さと賢さ」を持っています。
そのためには、この社会のさまざまなことを、自分の力で知らなければなりません。自分の力で経験し、ものや社会の見方を変えていかなければなりません。時にはリスクの大きな問題を、できるだけ成功するために全力を尽くして解決しなければならないのです。
自分の力で判断し、自分の眼でこの世界を見て、自分で知って自分で考える、それが右翼です。この世界全てのことが分かった時に、右翼は指導者としてこの世界に現れます。「君子は豹変する」という言葉通り、王になる人間はある時全く別の人間に変わります。そう、それが新しい、右翼の正義ではないでしょうか。
また、左翼の良さというのは、「諦めないこと」です。
どんなに自分が負け、苦しんでいても、耐え続け、諦めることなく夢を追い続けること、それが左翼の良さではないかと思います。
左翼は最後のひとりになっても戦います。その上で、平和な神々の賛歌を左翼は歌うでしょう。
僕が思うに、黒人差別がなぜ間違っているかというと、それは「白人と黒人は住んでいる場所によって色素の数が違うだけ」だからです。
白人と黒人は、ブロンドや赤毛の毛の色と、皮膚の白さが黒人にはなく、黒人は毛の色も皮膚の色も黒いために、白人は「まったく違う人種」だと思ってしまいます。
ですが、日本人のようなアジア人から見てしまうと、インド人も普通に肌の色が濃いですし、フィリピン人やインドネシア人も、アジア人ながら少し肌の色が濃いです。
つまり、「肌の中の色素が地域によって違うだけ」です。
これはなぜ言えるかというと、それ以外に必然性がないからです。太陽の日差しが強いところでは、紫外線などの強い光から身を守るために、肌の色が濃くなった、というだけなのです。
よって、黒人を「猿である」とする白人の人種差別主義者の意見は間違っていることになります。
ただし、白人至上主義者が「白人が一番文明的に優れている」という意見を持つことはありますが、これは遺伝子的な要因ではなく、社会・文化的な要因です。近代において、イギリスやフランスが産業革命やイギリス市民革命・フランス革命などを経験し、民主主義の根幹を作り、その後もイギリスやアメリカが中心に支配してきた、ということです。これは言ってしまえば「大国が強い」という論理に他なりません。そのため、大国であるからと言って善であるわけでも正義であるわけでもない(イギリス人は世界中を奴隷にしてきた)とか、スラブ系・東欧系のヨーロッパの諸国は日本や韓国よりも遅れている(必ずしも白人が遺伝子・人種的に優れているわけではない)ということが言えます。
白人は、特にイギリスやフランスが大国の論理で力をつけてきただけです。
また、日本人として言えるのは、「決してアジア人がヨーロッパ人に劣っているわけではない」ということです。特に、宗教・思想や歴史・芸術の側面から言って、ヨーロッパよりもアジアの方が文明的に進んでいることは多いです。中世の頃は、ヨーロッパは中東や東アジアに比べて後進的な地域でしたし、ユダヤ教やキリスト教はヨーロッパで大きく信仰されていますが、もとは中東・セム系の宗教です。数学もインドやアラビア地域で大きく発達した過去の歴史があります。軍事力と科学力だけでヨーロッパを優れているとするのであれば、中国や日本の科学技術力はどんどん向上しています。人種差別をやめることは、アジア人などを正しく理解する上で、ヨーロッパ人にとっても大きな利益やベネフィットをもたらすことでしょう。
はっきり言って、僕は右翼が大嫌いです。
右翼は、左翼を挑発し、右翼の言論自体を心からねじ伏せたくなるようなことを言ってきます。
言論の自由は、決して間違いではありません。相互に理解し合うことで、お互いのことを信頼し、自由においてもよい社会秩序を築くことができるように、協力することができます。
ですが、右翼は、そのような信頼関係を築くべき時に、そのような「理想の自由」をぶち壊すようなことをわざわざ言ってきます。
ネットには、そのような、左翼を挑発する右翼であふれています。
僕は右翼が大嫌いです。右翼はこの世界からいなくなってほしいと思います。
2023.04.28
最近になって、外国人実習生の問題が、社会問題になっています。
外国人実習生は、「日本の優れた科学技術を学びたい」「日本の素晴らしい社会を築く方法を祖国に持ち帰りたい」と、そのように大きな志をもって日本にやってきます。
ですが、外国人実習生の受け入れ先は、彼らを「安価な労働力」としてしか見なしません。
そのため、辛い仕事、危険な仕事、汚い仕事など、「3Kよりも酷い労働」を彼らはさせられています。
中には、途中で逃げ出して、行方不明になる人もいます。
僕は、「外国人だから日本人よりも不当な扱いをして構わない」と考えるのは、一種の人種差別だと思います。
なぜ、そのようなことを言うかというと、僕は東亜イスラエル構想を抱いているからです。
東亜イスラエルにおいて、日本にやってきたユダヤ人を同じようにさせないために、日本人と外国人を対等に扱うような社会になるべきだと思います。
2024.08.05