戦争の世界観です。
今の日本で、右翼的な意見がネットで増えていて、それに対して若者の左翼が悩み苦しむというつまらない「いじめに似た闘争」が起きているのは、日本ではアメリカと戦争した時に、降伏してアメリカが平和にしてくれ、虐殺や奴隷化をしなかったため、「戦って勝ったほうが自分たちの命が守られる」という視点が欠如しているのだと思います。
実際には、アメリカを含む西欧・東アジア諸国が、戦後日本に対するような平和を約束してくれるような例は、おそらく例外的なものです。
なぜアメリカが日本に平和を与えたのか、それは戦争中に既に大きく苦しめすぎたからです。アメリカと日本は太平洋戦争以前からも長く戦い続けてきて、太平洋戦争では最初は日本が優勢でした(つまり当時の日本は十分強かった)が、アメリカは日本人全員を殺し日本全土を焦土にしても構わないぐらいの覚悟で日本と戦い、日本人もそれに絶対に屈せずに戦い続け、ヤルタ会談によりソ連が日本に参戦して勝利後の利権を得ようとしそうになる直前に原爆を広島と長崎に落として勝利しました。
このように、「敵対する相手国は自分たちのことを虐殺や奴隷化の対象としてしか見ない」ということを忘れ、今まで、戦後平和になってアメリカの資本と平和憲法を受け入れ、「犬」になる代わりに平和を与えられた日本は、「戦争は自分たちの大切な国民を犠牲にし、降伏したほうがはるかに自由で平和な世界を生きられる」と、まんまとアメリカの「属国的な平和左翼国家」にされてしまったのです。
ですが、今のウクライナで戦っている人に、テレビなどのマスコミの識者は「国民の命のために降伏したほうがいい」と言います。では、降伏したあとに本当に国民の命は守られるのでしょうか。アメリカすら平和憲法を押し付け、アメリカの軍隊が同盟を一方的に破棄すればすぐに日本人の命が失われるような状況を「平和」だと勘違いするように日本人を洗脳したのです。
本当に必要なのは、「相手に攻撃されても相手を追い返し、自分の国の国民を守ることができる程度の軍事力を持って、国家を守ること、それが自分と国民の命を守ることに繋がると理解すること」です。
自分たちの国は自分たちの軍事力で守るべきです。今回のロシアとウクライナの戦争は、「最大の戦力を持っている国はもっとも戦力の弱い国から倒していく」ということの現れです。北朝鮮、韓国、中国、そしてロシアにとって、それは明らかに日本です。日本は10年後、このままでは自分たちの国の命を自分たちで守れないようになっていることでしょう。
そんなことを、以下のウクライナ戦争の解説記事を読んで思いました。
すみません、日本が明らかに東アジアで一番弱いと言ったのは嘘です。実際には日本の自衛隊は軍事力でも世界屈指であり、平和憲法による専守防衛という観点がなければとても強い、頼りになる存在です。
ですが、アメリカが日本を日米同盟で守ってくれると考えるのは難しいかもしれません。アメリカは、「守ってもいいような戦争」では守ってくれるでしょうが、「守ることのできない戦争」では守ってはくれないでしょう。小さく野蛮な国に対する抑止力にはなるでしょうが、中国やロシアのような大国が国際ルールを守らずに侵攻してきた場合、残念ながら彼らが今回のウクライナ戦争と同じように、核兵器の使用をちらつかせてアメリカが手出しできないようにすることは簡単です。
もし戦争が起きれば、平和憲法を持つ日本の要所にミサイルを撃ち込んで簡単に勝利し、日本は併合され、日本人は彼ら中国人やロシア人の奴隷として、虐殺・強制労働・強制結婚させられ、今まで培ってきた科学技術のすべてを奪われて消滅させられるというのは、もはや絵空事ではありません。現実に、そのうち起きてもおかしくはないでしょう。
日本人が平和憲法を掲げる限り、自分の手でロシアや中国からの侵略を守ることはできません(実際には、軍隊が侵略してくれば守ることはできるが、ミサイルなどで一気に破壊されれば終わり)。「きっとロシアや中国は良心があるから侵略してこないだろう」と期待することしかできません。そして、それは現実的ではないことが、残念ながら今回のウクライナ戦争で判明しました。ロシアは、日本よりもはるかに低レベルで、良識のない、「ルールは破るためにある」と思っている国だったのです。
2024.12.03編集
日本人は、戦後の民主主義の平和教育を受けているせいで、「戦争は間違ったことであり、命の犠牲が無駄に出てしまう」と信じています。
ですが、僕は決して、戦争のために死ぬことは無駄ではないと思います。
それは、「国家の掲げる大義名分を信じ、その理想が実現されるために死ぬ」ということだからです。
日本人は、太平洋戦争の時代、「大東亜共栄圏」という理想を信じていました。
日本人は、戦争に行く上で、ひとつのことを信じます。
それは、「わたしたちの築くべきかけがえのない世界は確かにここにあり、わたしが戦争に行くことはそのかけがえのない世界をさらに進歩させ、昇華させることであり、大東亜共栄圏という理想を実現するためにわたしは死ぬのである」ということです。
そして、同時に、戦争をするということは、祖国の歴史を閉ざさないために、祖国の未来を守るためです。そして、祖国の人々の将来的な苦しみをなくすためです。
そう、戦争で死ぬということは、「祖国を守り、かけがえのない世界を作り、大義名分を実現させるため」なのです。
大東亜共栄圏を作るために、多くの日本人が戦争で亡くなりました。本当に、戦争に行きたくなくて、死にたくないのに死んだ人も確かにいるでしょう。ですが、大東亜共栄圏を作るという理想を信じて、祖国の未来を守り、理想を実現するために、本当に大東亜共栄圏を作るために迷いなく死んだ人間もいるはずだと思います。
戦争は、してはならないことです。特に、ロシアのプーチンがウクライナに対してしていることは完全な侵略行為であり、間違っています。それでも、すべての兵士が悪であるとは限りません。ロシアの兵士たちも、プーチンという指導者が正しいことを信じて戦っているはずであり、ほとんどの兵士はプーチンのやっていることを悪であるとは信じていないはずです。
そう、戦争は必ずしも間違いではなく、戦争で死ぬ兵士は自ら望んで戦って、祖国の未来のために死んでいるのです。
2023.04.26
太平洋戦争も参照のこと。
軍事と左翼・右翼も参照のこと。
武器・兵器も参照のこと。
ウクライナとロシアも参照のこと。