日本文学の世界観です。文学も参照のこと。漫画・アニメの世界観も参照のこと。
古典とは、長い間読み継がれてきた古い書物の中で、今でも読まれている作品のことを指します。
もちろん現代の文学も文学ですが、古いものが読み継がれている、ということは、一定の「価値」というものをみんなが認めている、ということでもあります。
日本の古典には、古典的な歴史書である「古事記」「日本書紀」、歌集である「万葉集」「古今和歌集」、最古の本格的小説文学である「源氏物語」、古典三大随筆であり大学でも教えられることの多い「枕草子」「徒然草」「方丈記」などのほか、「竹取物語」「今昔物語集」「平家物語」「太平記」などがある。
2024.05.04編集
日本史のプチ情報として、平安時代に女性作家が多い理由は、時の天皇のお世継ぎを産ませるために貴族の女が後宮に入れられ、その女たちに仕える女房や女官たちによる一種の「文学サロン」が生まれたからです。
書きやすい崩し文字である「ひらがな」や「カタカナ」が生まれたのもこの時代で、彼女たちは積極的にかなを使った文学を書きました。
また、「枕草子」を書いた清少納言は、一条天皇の后であり藤原道隆の娘である中宮定子に仕える女房であり、「源氏物語」を書いた紫式部は、藤原道長の娘である中宮彰子に使える女房であり、中宮定子と中宮彰子は対立関係にありました。そのため、清少納言と紫式部は「険悪の仲」のようなイメージがたまによくあります。実際、「紫式部日記」の中で、紫式部は清少納言の生き方を「軽薄」であると批判しています。ですが、このことからも、当時の宮廷で比較的ゆるやかな文学サロンの人間関係があったことが推測できます。
(「もういちど読む山川日本史」と「基礎からのシグマベスト 高校 これでわかる古文・漢文(文英堂, 2008年発行版)」を参考に執筆しました。)
2024.05.04
僕が好きなのは平家物語です。「祇園精舍の鐘の声、諸行無常の響きあり」「娑羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす」の書き出しはとても有名です。
以下のリンクから平家物語を原文で読むことができます。
現代語で読みたい方は以下の尾崎士郎訳がおすすめです。
2024.07.17
人名 | 説明 |
---|---|
夏目漱石 | 日本の文豪。 |
芥川龍之介 | 日本の文豪。 |
太宰治 | 日本の文豪。 |
森鷗外 | 日本の文豪。 |
宮沢賢治 | 詩人。 |
北原白秋 | 詩人。 |
高村光太郎 | 詩人。 |
福沢諭吉 | 日本の思想家・著述家。 多くの今使われている言葉(たとえば「自由」)を作ったことで有名。 |
司馬遼太郎 | 昭和の作家。時代小説を多く書いた。 |
三島由紀夫 | 昭和の作家。 |
夏目漱石の作品は青空文庫で読むことができます。
これらは青空 in Browsersで美しい縦書きで読めます。
太宰治の作品では、僕は「走れメロス」を読んだことがあります。朗読CDも持っています。
芥川龍之介の作品は、「蜘蛛の糸」「羅生門」「鼻」などを中学生の頃に図書室で読んだことがあります。
河童も参照のこと。
宮沢賢治は、「銀河鉄道の夜」と「注文の多い料理店」が僕は好きです。銀河鉄道の夜は最初の数十ページを原稿用紙に書き写していたことがあります。
三木清は日本の哲学者。
三木清の「哲学入門」については2024-06-22も参照のこと。
日本史(古代)を参照のこと。
日本史(帝国の時代)や日本史(戦後時代)を参照のこと。