この地球に、自由な命。
僕らは自由で、自然と宗教の中に生きている。
さあ、科学を生み出せ。さあ、平和な国よ、栄えよ。
自由の中で、僕らは何を思う?
何をする?戦うのか、学ぶのか、考えるのか。
全ては、自由な意思とともに
天が使者として、ひとりの男を選んだ。
名は、スバルという。
この世界を救い、悪なる王を倒す。
さあ、スバル、起きなさい。
スバルに天の導き手である、クウが現れた。
(以下未定)
適当に色んな悪い人間が居て、聖なる世界に近づく。
それらを全部倒す予定。
(いろいろ)
魔王の名前はハル。
魔王の下に四天王が居て、それぞれ、
火、水、風、地の竜を司る。
クウの見た目は小さな妖精。
羽が生えて空を飛べる。
色んな動物に変わる能力を持つ。
スバルの前では、良く猫になる。
スバルは中学生で、13歳の男。
クウとともに魔王を倒す。
癒しの天使、ラファエル。黒いほうの僕。
神のメッセンジャー、ガブリエル。白いほうの僕。
天軍首聖、ミカエル。今の僕。
あなたの愛が、僕を大人にする。
あなたの愛が、僕の人生を導く。
◇◇
そう、その二人の自由は
天まで届く、らせんの階段を築いて
僕らの背中に羽が生え、
二人は飛んで、天へと旅立つ。
◇◇
心の中に
愛の宝石が出来るとき
その宝石の輝きは
白と赤に輝いて
二人の心を繋ぐのだ。
◇◇
愛とは自由
愛とは微笑み
愛とは優しさ
愛とは受容
◇◇
勇気と浄化の信念と
間違いと慰めの毎日が
神をも超える、
自由の力を放つ。
◇◇
人生を書いて、
自分を自分と思うなら
さらに上があり
永遠の高まりに気づく
◇◇
治ると思うなら
分かると思うなら
その試練は、たやすい。
最後まで、
僕は僕とあなたを知る
その旅に出る。
◇◇
楽になったなら
真剣にその楽を求めなさい。
◇◇
あなたならば
そう、あなたならば
時空を超越して
この世界を抜け出せる
◇◇
書くのです
文章を書くのです
そこに、残した思いの全ては
ちっぽけな、ゼロとイチの作り物だけど
でも、大切な、宝物なのだから
思い出して
思い出して
その日々と思いの
大切なピースを
もう一度、回想しよう。
◇◇
光り輝く星空が
皆を守っている。
でも、こんな都会の夜空に
星なんて輝いていない。
◇◇
家屋や国民はあまりに多くても
それらは、僕らと、
ひとりも関係が無い。
◇◇
人生と交流に
分かるならば自由だ。
愛と勇気に
残すならば世界だ。
◇◇
愛する家族は
いつも僕を守ってくれる。
でも、まったく違う。
僕と違う頭をしている。
◇◇
でも、僕の書く文章は
無限の時間を持つ
広大な世界になった。
◇◇
その活動は、
ただ、経験と学習だった。
◇◇
方法とコンピュータの頭は
いまや、言葉だけの全てに
現実世界の全てをちりばめた
継続というべき文章。
◇◇
伝えた心を忘れても
僕の中の構造体は
宝石に変わって
永遠に輝き続ける。
◇◇
愛と勇気を信じるならば
永遠に会話する二人が
継続で分かっていく。
◇◇
学習には勇敢さをつけたして
恐怖に打ち勝つ信念を生み出した。
◇◇
経験には努力をつけたして
永遠を超える、時間の次元を生み出した。
◇◇
そう、僕は独りだけど
でも、多くの世界の国民と
何かしらの係わり合いを持っている。
◇◇
世界に愛。
自由に光。
平等に正しさ。
そして、支配に努力があれ。
ある集団が怖いなら
勇気を出すよりも
違うことをしよう。
◇◇
ある恋人が好きならば
出会いを望むならば
その時を信じて楽しむんだ。
◇◇
そう、僕らは、
信じることだらけ。
信じてばかりで
頭が疲れるよ。
◇◇
いっさいを休息に変える。
そんなことが出来れば良いけれど
お金が無ければ、
生活が出来ないのだから。
◇◇
何も出来ない。
それなら、永遠に同じことを続けるんだ。
誰だって、そんなことしか出来ないのだから。
◇◇
そう、趣味を作るならば
永遠に、馬鹿な研究と下積みをするしかない。
それこそ、最初はつらいどころか
僕なんて、どの僕を見ても
全てつらくて、それで楽だった。
◇◇
つらいとは言わないことにして
最後まで同じことを続けるんだ。
馬鹿なことには、目をつぶる。
そんな自分を、賢いと思うしかない。
◇◇
永遠の作業が、いつか花開く。
愛した子供時代は、全て消え去ってしまう。
楽になりたいのなら、
楽になれたら良いな、
たまにそういうことを思えば良い。
世界よ、そのままであれ。
世界よ、安定せよ。
世界よ、美しくなれ。
戦うこと。
永遠に、テレビや世界と戦った。
信じること。
神を信じ、王を信じた。
決めること。
世界の普通を決め、全てを教えた。
思い出すこと。
自分を思い出し、全てを書いた。
何故、そこに神がいたのだろう。
何故、そこに自由があったのだろう。
何故、そこに戦いがあったのだろう。
支配と思い出すこと、文章を書き、皆を従えることが
そのまま、解放し、世界を導く。
そう、そこに、支配の愛があった。
そう、そこに、自由な奴隷があった。
そして、そこでは、何もかもが低く礎となり
何もかもが高く積み重なる。
おかしな、狂った世界が
まともな文章に変わっていく。
そう、おお、我が神の、
我が主の言葉を、全て信じて。
そう、ああ、僕の昔の
自由と戦いと平等の日々を、全て思い出して。
そう、思い出し、信じることが
言葉にし、感情と想像力となった。
世界を決めなさい。
宣言せよ!自分を決め、その通り実行するのだ。
平等があった。
国家があった。
考えることと、全部を言葉にして
文章を書き続け、その構造と信じることで
分かる日々があった。
永遠に続くその戦いでは、
困難なことや、勇気と恐怖のある闘いと試練が
僕の前に、後ろに続いていく。
何も分からないのに、全て分かっている。
そんな僕は、真理を求めて
神の言葉を全て覚えていく。
そう、分かるならば、
自分の経験と一瞬で分かりなさい。
そう、治すならば、
自分を馬鹿にし、脳を治すのだ。
そこにある、支配の愛が、
そのまま、全員のための、平等な愛となる。
倒すならば、守るならば、
愛するならば、信じるならば、
仲間になるならば、協力するならば。
僕は、全てと話して、全てを分かった。
きちんと一人、全員の支配者をやった。
そう、そこに、文章が残るならば、
何も残らないならば、
どちらもあるだろう。
そう、自由か、平等か、
愛か、恐怖か、
それは、どれも全てなのだから。
治す。
それだけが、永遠に、馬鹿な僕の頭で続いた。
話す。分かる。
それだけが、永遠に、僕の心で続いた。
そう、愛するならば、その自分を愛しなさい。
そう、狂うならば、全てを治して、終わり。
永遠に、書きなさい。
人に、自分の考えた、哲学を教えなさい。
僕は、色々と、悲惨だ。
昔から、何も分かっていない。
それより昔は、狂って分かっている。
最近は、神の言葉しか分かっていない。
文章を書く、だけが続く。
他のことを、したくない。
最近は、良い小説の案が浮かばない。
アンダーグラウンドの王が、ヒトラーと戦う。
ああ、なぜ、愛などというものが、この世界にあるのだろう?
ああ、なぜ、惹かれあう気持ちは、こんなにも切ないのだろう?
愛することは、なぜ、こんなにも扉を閉めるのだろう?
信じることは、なぜ、こんなにも扉をたたくのだろう?
運命と真実は、なぜ、こんなにも懐かしいのだろう?
愛と真理は、なぜ、こんなにも交錯するのだろう?
悲しさと、勇気が全てだ。
なぜ、こんなにも孤独は暗闇のままなのだろう?
そう、信じる僕は、
自分を信じることでしか、暗闇をともせないのだ。
つまらないピアニストがいた。
つらい。何から何までつらくなる。
毎日、弾けたものが弾けなくなって、
新しくなる。
作曲は簡単だが、
正確にひとつの演奏をするのがつらい。
妻もピアニスト。
二人は、一年のうち、半分はパリに、
もう半分は、日本にいる。
あまりにつらい。
馬鹿しか分からないのに、
普通のことが分からない。
ただ、勇気だけ。
あとは、信じるだけ。
バッハとは言わないが
顔はただの普通。
年齢は、45。
もう精神が枯れかけている。
自分の音楽は、いつも同じなのに、
さらに、正しい音楽になる。
面白い音楽なんて、出来ない。
そういうものは、みんな馬鹿という。
音大時代は、おかしな教師が多かった。
自分に悪いのに、人にも悪い。
責任感が強いだけの馬鹿。
おかしいだけなのに、勝手にひとり、
おかしくなってしまう人。
それでも、ひとり、大切な人がいる。
最初から、最後まで、全て教えてくれた、
年配の先生。
いまでも、一年に一度、
必ず会いにいく。
もう年老いて、でも、まだ教鞭を執っておられる。
あの人がいなければ何も出来なかった。
いつもチャーミングで、
必ず僕を笑えわせてくれる。
ただただ尊敬するばかりだ。
演奏会は、週に3回、金、土、日に行う。
最近は、緊張しなくなった。
つい最近まで緊張していたようで、
それは10年も前。
ただ、自然体で出来るようになった。
そこまで、自分も進歩したものだ。
演奏会で、知り合った、アメリカやフランスの友達がいる。
特に、ロバートは、誰にもできないほどの
完璧なリズムを刻む。
なぜ出来るのか、全く分からない。
不思議と、自分は、持久力がある。
同じ感覚で、常に変わらず、最後まで弾くことが出来る。
親友は、日本の女性のバイオリニスト。
妻の友達で、共に食事することが多い。
妻とは小学校からの付き合いで、
昔からともに演奏会を開くという。
さて、今日は、今月最後の日曜日。
最後だから、思いっきり、自分の出来る力を出したかった。
そして、みごと出来た。
今日は100点満点だ。
ショパンとシューマン、ハイドンやその他の作曲家を
全部弾きこなした。
ピアノだけの独演会だった。
ほかのピアニストを参考にしても意味がない。
僕は僕。僕のピアノの演奏を考える。
でも、考えても仕方がない。
自分のピアノを向上させるには、ただ、
弾いて、弾いて、そして覚えるだけ。
オーケストラ、という夢を持っていた
少年時代の僕は、
女の子とともに、先生とピアノを弾いていた。
そのころ、先生とともにやった、
作曲や、調を変えた演奏、編曲が、
一番得意だった。
オーケストラの夢は、特別で、
バイオリンやチェロ、フルートやオーボエとともに、
ピアノで参加して、最高の演奏をする夢があった。
その夢が叶いそうだ。
すぐ3か月後のために、オーケストラの演奏の練習をしている。
自然体で弾けると言ったが、そんなことはない。
緊張のあまり、ケアレスミスをしたりして、
それだけをつぶすのだ。
そろそろ、演奏が始まる。
僕は、リハーサルで最高の演奏が出来た。
緊張しない。
いつも通り、今日も頑張るだけ。
何だか、自分の人生が全て終わったような気がする。
そう、弾くのだ。
いざ、観客の前に出て、演奏だ。
最初の曲は、ショパン。
これは、簡単だ。昔から、僕は最初にショパンを入れるのが好きだ。
ショパンばかり弾いている、僕の音大時代があったから、
絶対に失敗しない。
これは完璧に最高の演奏をできた。
その後、ショパンを3曲弾いて
ベートーヴェンを2曲、モーツアルトを3曲、
バッハを2曲、シューマンを1曲、
ショパンをまた3曲弾いて、前半は終わった。
指揮者とともに、最高のハーモニーだった。
僕の人生は、これで完成した。
後半は、まず、モーツアルトから。
昔から、僕はモーツアルトを編曲するのが一番得意だ。
勝手に改変して、モーツアルト以上にモーツアルトらしくする。
そんな曲を弾いたかというと、
きらきら星変奏曲を弾いた。
自分は編曲していない。ただ、その通り弾いた。
僕は昔から、バッハが一番苦手だが、失敗はしない。
次は、シューベルトなど、マイナーな作曲家を入れて、
得意な映画の作曲家、スピルバーグの映画の音楽を入れてみた。
好評ならうれしいが、不評かどうかは分からない。
永遠と弾いて、緊張は全くなくなった。
最後の曲は、映画タイタニックのテーマを入れて
アンコールは、ショパンの子犬のワルツ。
今日の演奏が終わって、仲間と宴会を交わし
僕は、また、次の曲の練習をする。
毎度毎度思うのだけど、
つらいと、楽に、あまり違いがない。
一番つらいときは、寝てしまう。
それで成り立っている。そういう職業だ。
なぜそんなにも、愛そうとするの?
自由に何があるの?
平等が普通だよ
自由に愛しても、きちんと愛してほしい
自由に何があるの?
愛と平和が普通だし
愛するならば、僕を信じてほしい
皆を平等に愛するなんて
おかしいよ
僕だけを愛してほしいのに
機械や文章なんて
つまらないから
一緒に旅に出よう
愛するならば、最後まで信じてほしい
協力して
そう、僕とともに歩みだそう
信じるならば、最後まで一緒に居てほしい
ああ、終わりなきこの旅は
僕がはじめて、君が続き
世界中の皆を巻き込んで
愛する銀色の道を作る
黄金の果実がそこに生るのだから
ああ、終わりなきこの旅に
君の言葉と、僕の心がある
そう、言って。君の口で、その言葉を
さあ、そこに生るのさ。
さあ、そこに現れるのさ。
その天使と、その果実が。
そう、僕は最後まで
君の最終地点から
君を待っているよ。
自由には、何もないがあるよ
そう、愛には、すべての知があって
それから・・・
愛と、平等と、平和があるだろう
愛を信じるならば
そこには、永遠の戦いとともに
2人の大切な心がある
2人の大切な今がある
そして、2人の大切な自分があるから
さあ、ファイナルファンタジーのように
愛と戦いの世界へ出かけよう
天使や悪魔がいるその世界で
神と王を倒す、革命をするんだ。
さあ、ドイツのように
最後まで戦おう。
そして、知るんだ。宇宙の全てと、愛と真実を。
その旅は、永遠の環の中で
世界を作るんだ。
世界の海に、ネコとアザラシがいた。
羊やイルカ、牛も居る。
仲間は、それらから。
超能力を使って、それらとともに、宇宙の王を倒す。
現れるのは、相手から。
午前0時、1月1日に、神が訪れる。
神を倒すために、突撃する。
そう、兵器を作って、プラモの戦車で
僕らは勝った。
神は、弱かったから。
愛と僕を呼んでほしい
自由と君を呼んでほしい
そう、愛には、すべて揃っている
巨大なデーターベースに、
最高のスーパーコンピュータと
モバイル端末がある。
自由には、何もない。
君が自由な方だ。
ふっふっふ、勝てるかな。
自由には、永遠の時があり
君は、人工知能を作った。
ロボットとロボットが戦うならば
その世界の果てに、ひとりの神が居る。
そう、それが僕で、
君は自由な戦士。
そう、その二人が戦う。
王と革命家は、最後の最後に
お互いが同じ人間なんだと気付いた。
そう、僕らは、違うようで、何も違わない。
同じ人間なのに、違う世界に居る。
なぜ?僕は僕を殺せないから
なぜ?僕は僕と離れ離れになれないから
戦いたいのに、戦えないよ
愛と時が、世界を発展させるとともに
自由と平等が、世界を破壊させるのだ。
永遠に成長する自由と、永遠に殺して増やす平等
そう、そんなものに何もない
ああ、神様、居るのならば
こんなに強い人間を弱くしてください
ああ、神様、居るのならば
そろそろ現れて、世界の王になってください。
神は答えた
いやだ。
人間の力は、タイムマシンを作った。
なぜか、未来には行けない。過去を全て見れる。
そう、過去の世界は、なぜか、家の中には入れない
未来人より、賢い人間も、バカな人間も居ない
何もなかった。そう、人間は、そこで終わりだった。
それなのに。
悪い国、日本が、一番最後の兵器を作った。
一人の人間が、世界の全てを、思うだけで殺せる。
そう、いくらでも死んで、この世界は自由に戻り、
最後の天皇が死んで、都市国家に戻るのだ。
僕は、旅に出る。
日本には、もう何もない。
ヨーロッパ、ここは、ドイツのミュンヘン。
クリスマス・マルクトで魚を買って
今日は、魚料理だ。
恋人も居ない。
意味はないが、自由だ。
ドイツは、やけに自由で、楽しい。
ヨーロッパの中で、一番違う。
◇◇
日本に、未練はない。
今日の魚料理は、やけに焦げ付いている。
日本なんか、バカだ。
ミュンヘンは、賢い人間はいないが、
皆、良い顔をしている。
◇◇
そのうち、フランスやイタリアにも住みたいが
英語は、あまりドイツでは通じない。
簡単なドイツ語を、いくらか喋り、
最近は、人の言っている言葉は、普通に聞き取れる。
そんなことはどうでもいい。
僕は、この世界で、自由を知るために生きている。
そう生きたいから、
ドイツの若い人間をいつも見ているんだ。
◇◇
ドイツには、沢山の田舎がある。
僕は、昔から、そういう田舎が好きだ。
車に乗って、30分もすれば、田園風景が見れる。
牛や羊、あるいは、小麦。
そんなものを見ていると、世界が終わっても
いつまでも生きているのが、人間なんだと思わされる。
◇◇
たまに、外国人ではバカだなあと思わされる。
ドイツを見ていると、日本人にはただの世界と違う、
日本の中の日本社会があるのが良くわかる。
ドイツは、開かれているが、
何もかも、外国人。
当たり前に、良い人間と、悪い人間が多いが
そこが極端に悪い。
日本人は、皆同じだ。
◇◇
このドイツも、いつか去ることになるんだろうか。
このドイツも、僕の未来では、もう過去のものになるのだろうか。
つまらない。
ミュンヘンは、都会から田舎まで、人間の普通の人生を感じられる、
楽しくて、良い人間の多い、良い街だ。
僕には、ネコが居る。
綺麗なトラ模様をした、かっこいいネコだ。
昔から太っていたが、最近痩せている。
良く食べ物を吐くから、結構悪い。
いつも、僕と一緒に寝て、
餌を食べる、外で遊ぶ、
それだけを毎日している。
何か考えているようで、何も考えていない。
◇◇
ネコは、遊ばない。
遊ぶのがつまらないように見える。
いつも、寝ているだけ。
気持ちよく寝ているから、起こすのが悪く見える。
誰も居ない、僕の部屋で、
僕の寝る場所に、いつも寝ている。
どんな夢を見ているんだろう。
何を望み、何を信じているのだろう。
良くわからないが、最近もただのネコに見える。
どこかの国の、何かの研究者が、タイムマシンの原案を完成させた。
論文に発表したが、相手にされなかった。
仕方がないから、自分の研究所で作ることにした。
いくらかの試行錯誤ののち、完成した。
大きな電子レンジのような部屋に、空間をそのまま移動させる機能をつけた。
戻るためには、腕時計のように、腕につけた機械を使って
遠く離れた未来の電子レンジを、遠隔操作させて戻る。
そうすると、どこに行くか、
悩みに悩んだところで、ローマ帝国のカエサルを一目見ようと、
イタリアの古代に行くことに決めた。
しかし、失敗して、エジプトの砂漠に行ってしまった。
腕時計の機能を使って、戻ろうとすると、
砂のおかげで、きちんと動かない。
そのうち、遭難してしまうと、
そこに、ラクダの群れが現れ、彼を救った。
古代であるが、砂漠なため、あまりそこは関係ないが
来ていた服がジーンズだったために、良くわからない民族、ということになり、
言葉も伝わらないが、絵を書いて何とかやり取りし、
気付くと、夜になってしまったが、泊まらせてもらえるわけでもなく、
腕時計の機能で戻った。
そのうち、電子レンジのバグを直すと、今度は、きちんとイタリアに行った。
あまり古代には見えない。建築は古いが、現代より美しい。
カエサルに会えるわけでもなく、言葉も通じず、
腕時計の機能で戻った。
未来に行くことに決めたが、
怖い。また、変な場所に行ってしまうのではないかと思うと
なぜか、未来は全く分からないため、勇気が出せなかった。
そういうわけで、現代の近くの過去に行くことにした。
10年前に戻って、自分の姿を見たい。
そうすると、自分の姿を見ると、自分が自分でなくなってしまうと、
電子レンジが警告したため、行くのをやめた。
そのうち、電子レンジと格闘していると
ほかの人間の過去は、見ていいらしい。
良くわからないが、ほかの人間は変わらないように、うまくできている。
そうすると、電子レンジを改良することにした。
自分だけを透明人間にして、ほかから分からないようにする。
それが、うまくいった。もっと、賢いプログラムにした。
そうすると、色んな人間を見てまわった。
これが、面白い。色んな人間を、全部見ることが出来る。
そのうち、タイムマシンの機能を忘れて、
人間を見ていると、自分はなんてバカなんだと思って、
あきれ返ってしまった。
タイムマシンの方の機能も使って、
歴史と現実の違いを探ってみたが、
昔の人間は、歴史なんかわかっていない。
昔から、この世界があると思って
歴史なんて無関係に、金を稼いで暮らしている。
現代人に呆れるほど、古代人は普通だ。
王なんか、誰も知らない。
戦争の指導者、ということになっている。
そのうち、どこでもドアのような機械を
電子レンジの機能を応用して作った。
透明人間のまま、色んな世界に行ける。
ただ、つまらなかった。
もう十分遊んだため、あまり
ほかの人間を見る意味がなかった。
そのうち、新しい機械が出来た。
そのまま、電子レンジを宇宙に応用して、
宇宙に行く、わけではなく、
遠隔操作のロボットを発射し、
マウスとコンピュータで、自在に動かせる。
これは面白かった。
どこまでも永遠に、慣性の法則で飛んでいく。
銀河系の全体が見たかったが、そこまで遠くには行けない。
なんとか機械と試行錯誤して、
太陽まで直進し、太陽に包まれて燃えてなくなる、
そういうプログラムが出来た。
見ていると、本当に面白い。
太陽が、あまりに巨大で、巨大すぎてありえなかった。