テーマと題名は、「人間と地球」だ。
僕の書いた文章は、
既に出版している詩集で、人間が分かり、
ホームページの方で、地球が分かる。
さあ、喜ぼう。
愛する彼方に、君たちが居て
この希望の星に、僕たちが居る。
さあ、楽しもう。
さあ、自由になろう。
愛するならば、僕たちは歌を奏でる。
自由になるならば、僕たちはダンスを踊る。
喜び、楽しんで、自由になる。
その方向に、何があるというのかい。
それは、自由なのか。それとも、生命なのか。
その方向には、2つの分かれ道があって、
自由でも、支配でも構わない、楽な道と
信念と熟考の上で挑む、ハードな道がある。
答えと正しさを詰め込んで、試験に挑もう。
さあ、来る敵を、一騎当千で倒していく。
そして、正解の全てを詰め込んで、僕はこの学校を卒業する。
成功したならば、永遠に続く活動と、治癒がある。
失敗したならば、葛藤と反省、挑戦の毎日がある。
ミツバチさん。ミツバチさん。
何であなたはそんなに強いのでしょう。
その毒針にかかってしまえば、
人間でも、ヘビでもオオカミでも
強いものを、一瞬で倒してしまう。
そんなものが、大群で空を飛んで、戦う。
ああ怖い。
地上で一番強い動物は、
おそらくはミツバチでしょう。
ミツバチさん。ミツバチさん。
どうして、そんなに怖い巣を作るのでしょう。
巣を作る、集団で協力するのも強いけれど
その巣を駆除するために、
人間は防護服をつけなければならない。
人間は、ミツバチに全く負けている。
何故、そんなに怖いのに、
花から蜜を集めて、はちみつを作る。
はちみつは、甘くておいしい。
そんなものを食べようと思った、
最初の古代人がおかしいね。
僕の運命は、僕が作るもの。
神や、天使、人々が作るものではない。
戦いと狂うばかり多かった僕は
安定と信じるで、治るようになった。
愛とは何だろう?
運命を愛することだろうか?
それとも、自由や恋人を愛することだろうか?
そう、その愛には、
幾つもの未練があって、僕はそこに戻りたかった。
そこまでのバカに、戻る意味がない。
そう、狂ってしまえば、それで終わりなのだ。
自由とは、愛であり、受容の愛なのだ。
知ること、愛すること、それだけで、人は成長する。
愛する気持ちに、偽りはなかった。
しかし、言葉は悪く、
皆のことを、考えなかった。
そこが悪い。そこを、申し訳なく思う。
愛など、どうでもいいもの。
ただ、自由には何もなかった。
人生に色々とあった。
そこには、導きと支配者からの加護があった。
母、信子(のぶこ)。適当な恋愛をいくらでもして、その上で最後の恋人と結婚、二児の母である。46歳。
父、康夫(やすお)。何もなかった機械いじりの少年が、そのまま大人になった。52歳。
長女、千佳(ちか)。まだ小学生だが、結構やんちゃで、あるいは、たまにナーバスになる。9歳。
次女、愛子(あいこ)。何も考えず、たまに良いことを言う。5歳。
アパート暮らしだった4人は、新生活を体験する。
ローンを組んで、新居を構えた。
そして、新生活は、新しい地域と、友達との出会いとなった。
長女、千佳の友人。
理香(りか)。新しいクラスメイト、すぐに友人になった。
裕子(ゆうこ)。新しいクラスメイト、2人目。
次女、愛子の友人。
静香(しずか)。新しいクラスメイト。
千佳は、漫画が好きだ。
テレビも、アニメが好きだ。
自由に生きることに、あこがれる。
いつか、自分の力で、天下を取りたい。
理香と裕子と話すのが、千佳の日常。
つらいけれど、頑張っていけば、日本なんとかなる。
そんな話をしていた。
学校への途中に、千佳は思った。
「なんで、こんなに物は多いのに、
人が少ないんだろう。」
そうすると、理香が言う。
「人なんか、いくらでも多いと思うよ。
だって、テレビにたくさん映っている」
そうすると、裕子は
「なんだか、世知辛い世の中になったね」
と言った。千佳は思う。
(なんでだろう。人は多いけれど、私の周辺に、良い人は居ないから)
千佳は思う。
(私は、何を求めているのかなあ。)
そして、言った。
「私、皆に良いことをしたいと、いつも思っている。
でも、そんな友人なんか、居ないのね。」
そうすると、理香と裕子は、
「私たちで、悪い?」
という。千佳は思う。
(悪くは無いけれど、恋人ぐらい欲しいし)
千佳は言った。
「いつか、白馬の王子様みたいな、良い男が現れたら、なあ、って思うの。」
理香は言う。
「白馬の王子様。ああ、そういうの、あるね。
それ、良いと思う。」
裕子は言った。
「つまらないけれど、まあ、良いと思う。」
そのまま、話は弾んで、一行は学校に向かった。
学校の子供は、子供っぽいバカな男子しかいない。
そのうち、良い男、いや、そんなものいらないわね。
つまらないだけよ。と思って、千佳は今日も一日過ごした。
家に帰るときに、千佳は言った。
「男なんていらない。
そう決めた。」
理香と裕子は言った。
「それ、良いけれど、まだ決めるの、早すぎると思う。」
家に帰ると、千佳は、子供部屋で一人思う。
(ああ、何で私、こんなに何もないのだろう。
漫画みたいなことって、あるわけない。
悲惨な女には、なりたくないわ)
そして、また思う。
(でも、誰かに話しかけてみたらどう?
そんなこと、出来ない。)
千佳は、夕飯の時、テレビを見ながら思った。
(自由って、何もないわ。)
そのあとで、信子に言った。
「お母さん、恋愛って何?」
信子は言った。
「人間の心を、1つ1つ集めていく、
ジグソーパズルね。」
千佳が言った。
「ジグソーパズル?どういうこと?」
信子が言った。
「高校生ぐらいになれば、分かると思うわよ。」
それで、ひとまずその日の会話は終わった。
千佳は、次の日の登校中に、理香や裕子に言った。
「なんで、世界には学校があるのに、
恋愛の学校は無いんだろう。
恋人役が居ると、悪いのかしら。」
理香は言う。
「それ、ダメ。絶対ダメ。」
裕子が言う。
「なんで?」
理香が言う。
「そういう発想、一番悪いと思う。
学校なんて、そもそもある理由、無いって。」
学校で、千佳は思う。
(早く大人になれたらいいな、って、これ以上ないほど思う。
そう、そういう日があったと思って、日記でも記そうかしら。)
千佳はこの日から、日記をつけたのだった。
千佳は、その後、思うことを毎日、1行だけ、日記として残していた。
12日。「愛って何なのか、分かった気がする」
13日。「人生って、軽いものね。」
14日。「愛情には、自由には無い、何かがある。」
そのうち、1行だけが永遠に続くようになった。
千佳は、そのうち、誰かと恋愛は、したかったのが、
ようやく実った。
クラスメイトの五十嵐(いがらし)君と知り合い、
適当に色々と付き合った。
そこで、キスまでは行った。
結構、色んな事があった。
そこらへんが、日記に残っている。
1日。「五十嵐君と、付き合うことに決まりそう。」
2日。「この日記には書けない。色々とあった。」
3日は空白。
4日。「今度は、色んなところへ連れていく。」
5日。「映画館にすることになった。」
6日。「いよいよ明日。」
7日。「嬉しいことを言ってくれた。『世界で一番、君が好きだ。』」
そして、2人のラブストーリーは、始まるはずなのに…
五十嵐良平(りょうへい)。
良平は、いつも気さくて、かっこをつけるが、結構面白い男子。
いつも、ズバッと、本質を見抜いたことを言う。
良平は、色んな事を言う。
「世界って、最近、軽すぎて、つまらない。」
「愛情って何なんだろう。僕、愛情は、友情でも情愛でもない、本当の愛を知りたい。」
「君みたいな女の人って、重い。」
そうすると、千佳は、適当に合わせているだけ。
「でも、愛情は、愛情でしょ。友情と何も変わらないわ。」
良平は、良く本質という。
「本質的に考えると、世界は、人間と愛だと思う。」
「本質が分かっていない。そのことを、本当に知った人しか、分からない。」
良平は、良く概念と言う。
「概念的に考えると、神なんか、居なくても居ても変わらない。」
「概念で捉えるためには、言葉の裏にある現実を、きちんと考えるべきだ。」
そして、良平は、良く知という。
「知の集積は、正しい。でも、知を広めることまで、正しいとは思わない。何故なら、それはただ、ロボットになっているだけだ。」
「知に何かあるとするならば、知よりも、現実の方に目を定めるために、知がある。」
千佳は、それに合わせているだけで、結構いろいろと分かる。
「でも、愛と人間なら、それは、女は、子供を産んで育てる。それは、世界というよりも、女だと思う。」
良平の口癖は、
「2度あることは、3度ある。そして、3度目の正直。どちらもあるって。」
千佳は、思う。(良平みたいな賢さって、何なんだろう。)
そして、さらに思う。(人間と人格って、私と良平と同じなのね。)
映画を見るときに、千佳は言った。
「賢い人より、賢いのは、五十嵐君だと思う。」
良平は言った。「どういう意味?」
千佳は言った。「ううん、良く分からないんだけど、
五十嵐君は、何かを教えたりしなくても、自分で分かる、
そういう人格を持っているんだと思う。」
千佳は言う。「五十嵐君って、自由な人だと思う。」
良平は言う。「そんなことは、無い。
僕は、自由というよりも、人を助けたりとか、
人と関わったりだとか、そういうことの方が好きだね。」
千佳は言う。「じゃあ、私のこと、どう思う?」
良平は言う。「僕なんかより、断然大人だと思うよ。」
千佳は、良平の言葉を聞いていると、頭の中でそれがぐるぐる回ってしまう。
何でなのか、良く分からないけれど、言い負かされてしまうようで、
なぜか、いい方向に持っていく。
そういう話を良平がするのが、良く分からない。
千佳は言う。「なんで、そんなに言葉術が巧みなのか、分からないけれど・・・」
そうすると、良平が言う。
「僕は、言葉なんて考えていない。
感じるまま、信じるままに、人と話すだけだ。」
花よ。咲け。
鳥よ。飛べ。
天使というならば、そこに奇跡があり、
宇宙というならば、遠い遠い空間の世界がある。
僕たちの奇跡、僕たちの世界には、
永遠で、一瞬である、自由と愛の物語があった。
悲しいと言うな。
さびしいと言うな。
そこには、君と僕の永遠の絆、
神に愛された、ここまでの歴史があるのだから。
この歴史は、誰も見なかった。
でも、この宇宙に確かに存在していた。
永遠と一瞬の哲学の歴史には、
全ての存在、全ての真理、
そう、全てが全てであるならば、
何もかも全てがあったのだ。
そこにいるネコのように。
そこにいるネコのように。
ああ、雲であれば、雲となって。
そう、晴れの日であれば、その晴れとなって。
そのまま、寝転んで、続く明日の天気を教えて。
そう、僕はここにいる。
君がそこに居るように。
愛とは、人生とは、自由とは何ですか。
そんなもの、ただの普通だよ。
それでは、運命とは、自然とは、宇宙とは何ですか。
そんなもの、ただの普通だよ。
それでは、普通とは何ですか。
それは、ただの普通さ。
そこらへんにある、何もないと同じものだよ。
何もかも、過去に未練があった。
自分の過去を愛するのは良いけれど、
自分の今の方を、見てあげて。
まだ、何もしていないけれど、
可能性は、無限大なのさ。