極右・ポピュリスト・陰謀論の世界観です。
今、国際社会は「人種的な危機」を迎えています。前提にあるのは、シリアなどの難民と、国際的な経済格差による移民の問題です。
欧米などの白人社会が、ナチの時代のように人種差別を言うようになったのは、大量の移民や難民を受け入れ、それらが生活に困窮して犯罪者になろうとしているからです。
また、それと並行して、テロの問題もあります。イスラム社会は、白人への抵抗としてテロリストを多く生んでいます。
それらによって、人種差別の問題が再熱しています。人々はイスラムを排斥するようになったのです。この問題は、反ユダヤ人問題と本質的に同じです。イスラムとアメリカ・ヨーロッパは、仲が悪すぎるのです。ここで、日本にできることはあるかもしれません。日本が世界を平和にする可能性は、あるでしょう。ですが、日本に難民や移民が来れば、今までのような平和な社会ではなくなるかもしれません。
公人の大統領とは言え、個人を名指しするようになりますが、悪いのはシリアのアサド大統領です。アサド大統領がいつまでも反体制勢力と戦っているせいで、移民や難民がどんどんアメリカやヨーロッパに押し寄せています。彼らは貧困と犯罪をもたらし、麻薬の密売をし、国家の税金を大量にむさぼっています。アメリカは、そこにオバマ大統領です。シェールガス・シェールオイルを推し進め、TPPなどの自由貿易を推進するオバマ大統領は、国民の経済、TPPによって打撃を受ける畜産や農業のような職種や、シェールガス・シェールオイルによって打撃を受ける石炭や石油などの鉄鉱業者に対して、過剰な変革を求めました。国民の治安は悪くなり、財政や経済も最悪になっています。これ以上、アメリカの国民にはどうすることもできません。本当は、アサド大統領だけが悪いわけではなく、中国などの台頭もあります。中国を為替操作と言っているのは、今までのグレートなアメリカが中国によって追いやられた形になったからです。アメリカの国産の技術者やエンジニアは中国が嫌いです。中国製と聞くと日本を思い出し、日本の軍事主義の記憶と重なって、「中国=日本」のような形になってしまったのです。
悪いのは確かにアサド大統領かもしれませんが、裏に居るのはロシアです。アメリカがシリアの反体制勢力についているのと同じように、ロシアはシリアのアサド大統領についています。これは、「アサド大統領を裏切るのは簡単だが、その条件としてロシアに有利な中東の世界情勢を作りたい」というロシアの思惑が働いています。ロシアは、アサド大統領を守りたいのではなく、交渉のカードに使いたいのです。
ナチス・ドイツやスペイン・中南米やイスラム教や中国や軍事と左翼・右翼も参照のこと。
僕はトランプ米大統領は、過度な近代化による弊害の象徴だと思います。
そもそも、過激な人種差別発言や幼稚なフェイクニュース発言ばかりがクローズアップされるトランプ米大統領ですが、その発言の本質は「過去のアメリカの偉大さへの回帰」だと思います。
今までのグレートだったアメリカが、移民やテロリスト、グローバル化、中国の為替操作、そして自由経済とシェールオイル化などによる「過去の産業の没落」に対して、トランプはある意味での「解決策」を提示しようとしたのです。
移民による犯罪が増えて治安が悪くなったことを危惧する人々や、グローバル化や産業の没落化によって廃業せざるを得ない石炭・石油の鉄鋼業の人々、TPPで外国から輸入される自動車や農産物に危機感を抱く人々などを、「壁を作れ、その資金はメキシコが払え」などという人種差別的なパフォーマンスを支持する保守派の人々と結びつけて、トランプは大統領になりました。
トランプは、いじめ的な制裁(自分の敵をアメリカの力で制裁し、敵とつるむ国全てを制裁の対象にする)やフェイク発言(自分の気に入らない報道は全てフェイクニュース)が取り上げられますが、本当の本質は、「アメリカは近代化によって逆に没落しつつある」ということです。
IT産業は確かにアメリカが一番上です。ですが、それによってアメリカが本当に良い社会になっているかというと、そうではありません。ソーシャルメディアなどによって、アメリカでもネット依存症の引き篭もりや、あるいはSNSいじめなどが増えています。トランプによるツイッターの発言も、そうしたひとつであると言えるかもしれません。
アメリカは近代化の弊害を一番に受けて、経済的かつ社会的に崩壊しようとしている、それをトランプが救ってくれる、とトランプ支持者は知らずしらずの間に祈っているのです。
必要なのは、トランプではありません。みんなが一緒になって、近代化の弊害から、少し前の偉大な地球の時代に戻ること、それが必要とされているのです。
僕は、バノンには絶対に負けない。彼は白人至上主義者で、トランプ政権を裏で操っている。僕はバノンのやっていることが良く分かる。インターネットで人々を扇動し、自らが勝つように宣伝活動をしている。僕は必ずバノンに勝つだろう。
僕が思うに、バノンは良い人間で、普通にアメリカのことを「賢い国」だと思っている。そして、インターネットのみんなの意見がある意味、正しいのではないかと感じている。だから、アメリカを誇張しているだけで、それが転じて大統領の裏の支配者となった。
僕の頭を治すためではあるが、バノンが頭から消えていくと、楽になる。クソみたいな頭になっているのは、全部バノンが悪い。僕は決してバノンを殺したいわけではなく、むしろ日本としては良い友人だと思う。だが、決してバノンに負けてしまうようではいけない。アメリカは、クソのような人間になっている。そのアメリカを浄化すれば、そこに居るのは天才少年、すなわち僕である。僕はアメリカのクソの中で頑張って生きている。水でそれを綺麗にしてやると、そこに居るのは絶世の美少女である、僕である。
僕が思うに、トランプ米大統領は「やっちまったなあ」レベルです。
なんでもかんでも、誰もやらない愚かで馬鹿なことを「やっちまう」、あるいは支持者が「やっちまえ」と言う、それがトランプ大統領です。
ですから、やっちまえば良いのです。中国と香港にも、イランとイスラエルにも、難しい問題を何も考えずに「やっちまえ」と思ってやっちまうのです。
そういうわけで、アメリカの寿命はもう長くないと思います。難しい問題で、絶対に解決できないことを、トランプは軽んじる、それだけを分かっていれば、日本のような国でも、アメリカと仲良くできるでしょう。
まさに、トランプを陰から操っているバノンが賢いのです。トランプは馬鹿ですが、バノンは利口な人間です。トランプを倒すには、バノンを上手く倒さなければならないため、中国やイランはバノンに勝てないはずです。アメリカは、もう終わりですが、中国やイランも終わりです。勝つのは日本です。
ただし、トランプには良い点もあります。それは、「トランプ以外の政治家は何もやってくれない」からです。
既存の、特権階級出身の政治家は、ただ正しいやるべき政策をやるだけで、社会に疎外された層に対して、何もしてくれないのです。
だから、アメリカ人は真面目にトランプを支持します。トランプだけが、アメリカ政治にとってイレギュラーな存在で、「今までしてくれなかったことをやってくれる」、それがトランプ支持者がトランプを支持する理由です。単純な「石炭や自動車などの旧来の産業」を復興してアメリカを立て直す、というだけではなく、「絶対にしないことをしてくれる」という点が、トランプ現象の原因です。
アメリカは今、大きな問題を抱えている。それは陰謀論の問題。Qアノンや反ワクチン派をはじめとする陰謀論者が、どんどん増えている。特に、「ワクチンは人間の持つDNAや正常な免疫機能を破壊する」といった論調。
彼らはアメリカだけではなく、日本にも増えている。ツイッターやYahooコメント欄などでは、新型コロナウイルスのニュースに対して陰謀論めいた投稿がわんさかと集まる。単にフェイクを流すだけではなく、ビル・ゲイツのようなまともな意見をもった著名人をみんなで攻撃する。
ある意味、「健全なインターネットなど、どこにも存在しなくなった」と言える。インターネットは、昔のような穏やかで楽しい世界ではない。最悪の世界である。
最近(2022年12月)、トランプの熱はもう下火になってきたと思います。
みんな、トランプやポピュリストの極右勢力などから離れ、トランプに期待しなくなってきつつあります。
トランプが面白かったとか、何かをやってくれそうだったとかいうのは最初の数年だけだったと思います。
トランプによって変わったこと、それがあるとするなら、なぜか人種差別の主張を行うことが普通になってしまったということがあると思います。
トランプは、イスラム教徒を差別し、中国とも関税争いをしました。トランプやポピュリストの極右勢力は、イスラム教徒をテロリスト予備軍であると認識し、中国はアメリカの脅威であり仲間ではないとしたのです。
その結果、僕が思うに、どこの国でも人種差別が増えました。アメリカでは昔からあったのかもしれませんが、ヨーロッパ諸国などでも、アジア人差別を公然とするような人が増えたと思います。
ですが、トランプによって何かいいことがあったかというと、実際は何もなかったように思います。トランプが支援したはずの白人の労働者層などは、結局なんらかの意味で救われたのでしょうか。メキシコとの国境に壁を作るとした主張は、どうなったのでしょうか。どうやらフェンスのようなものを作ったらしいですが、アメリカと外国との国境が以前よりも強固に守られているとは僕は思いません。
結局、みんなトランプのセンセーショナルな主張に騙されたのではないでしょうか。
トランプ以後のこの世界には、はっきり言って絶望ばかりです。温暖化や異常気象の解決はほとんど不可能に近いものであり、ロシアはプーチンによるウクライナ戦争を起こし、新型コロナウイルスの収束もまだ見通せていません。もはや地球は「終焉」へと移っていると言う人も居ます。ロシアが本当に核兵器を使ったら、世界はどうなるのでしょうか。ウクライナは極寒の冬を電気などのインフラなしでどう過ごすのでしょうか。もしかしたら、人類はもはや滅亡へと近づいているのではないでしょうか。そう思えてなりません。
2022.12.09
最近(2024年)のアメリカ情勢について言えることは、またトランプが勝ったということでしょう。
僕自身、このニュースをあまり見ていませんが、言えるのは、「度を過ぎた多様性は嫌われる」ということだと思います。
カマラ・ハリスは、多様性という自分が信じる理想を掲げるあまり、LGBTや移民に寛容的な政策を打ち出すなど、言ってしまえば「度を過ぎた多様性」を人々に押し付けてしまい、それがアメリカ社会から反発を招いたのだと思います。
多様性という考え方は確かに理想的ですが、「そんなに度を過ぎた多様性を人々は望んでいない」という気持ちが、ハリスを有権者から嫌わせたのだと思います。
多様性よりも、今の社会の労働者層を救ってほしい、そんな願いがトランプを勝たせたのではないでしょうか。
2024.12.11-12
工場も参照のこと。