蒸気機関の世界観です。
機械に詳しい父親の話を参考にしています。
近代イギリスの産業革命が発明した技術として、「蒸気機関」があります。
これは、熱した水が水蒸気になった時の体積の膨張による「膨張エネルギー」を利用した技術で、まず水をボイラーの中で石炭や石油を燃やすことで水蒸気にし、その水蒸気が膨張するエネルギーで巨大エネルギーを発生させます。
蒸気機関によって、交通や労働者の労働形態は様変わりしました。
蒸気機関は、水をボイラーで外部から熱するために石炭を燃やすため「外燃機関」と呼ばれます。これに対して、ガソリンエンジンのように、石油エネルギーをエンジンの中で燃やして爆発させる機関を「内燃機関」と呼びます。ドイツではガソリンエンジンを使った自動車を発明したので、自動車ではガソリンエンジンが使われています。
2024.07.07編集
発動機とは、エンジンのことです。
イギリスの産業革命以後、社会は一変しました。人間の労力によってではなく、機械的な巨大な動力によって工場などの社会施設が動くようになったのです。
外燃機関とは、蒸気機関におけるボイラーのように、エンジンの外側で石炭などを燃やすことで、巨大な動力を作り出す機関のことです。
内燃機関とは、ガソリンエンジンのように、エンジンの内側で石油やガソリンなどを燃やすことで、巨大な動力を作り出す機関のことです。
発動機はエンジンのことです。エンジンを使うことで、自動車や航空機などを作ることができます。
自動車はピストンバルブなどを用いた直列型のエンジンを使いますが、飛行機のエンジンは特殊で、エンジンが円周上についたスター型のエンジンを用います。
富士重工業は、日本で軍需産業として古くから飛行機を作っていて、戦後に飛行機の製造を禁止されると、そのスター型のエンジンを自動車に転用し、「水平対向エンジン」という独自のエンジンを開発することで、戦後、自動車のSUBARUを作りました。
SUBARUは普通の自動車のエンジンと異なり、スター型エンジンを元にした水平対向エンジンを開発して、自動車に取り入れたことで、ファンの間で好まれました。
また、ダイハツは日本の古くからの発動機の会社であり、かつては「大日本発動機」と呼ばれていました。ダイハツは現在では軽自動車のメーカーとして知られています。
2024.08.14
2018-01-05より。
蒸気機関の仕組み。水を沸かして水蒸気にすると、体積が二千数百倍(後日注記:間違い。正しくは約1,700倍)になる。これを利用して作ったのが蒸気機関であり、人々の交通のあり方を変えた。産業革命だ。
蒸気機関は蒸気でピストンを動かすが、ガソリンエンジンはガソリンを燃焼させて、その爆発でピストンを動かす。内燃機関と呼ばれる。蒸気機関は、ピストンの外で石炭を燃やすため、外燃機関と呼ばれる。
蒸気機関は、湯を沸かすボイラーが大きくて重い。そして、湯を沸かすのに時間がかかる。常に動かし続ける機関車には良いが、馬車の馬の代わりには難しかった。そこから、ガソリンエンジンが生まれた。
ガソリンエンジンでは、ピストンの中にガソリンや重油などの燃料を霧吹きのように入れ、それに火をつけてピストンを動かす。
後日注記:この記述は間違いです。水を水蒸気にすると、体積は約1,700倍になります。
2022.12.10編集
2018-01-05より。
交通の進歩によって人々の生活は便利になった。山の住民が海の新鮮なものを食べ、街にはスーパーマーケットが生まれた。
蒸気船によって、海の上で大量にものを運んで輸出出来るようになった。羅針盤とともに長い航海を可能とし、ペリーが日本に開国を迫り、アメリカ大陸を発見した。世界は小さくなった。
アメリカ大陸を発見したのはコロンブスだ。ペリーが発見したかのように読めるので注意してほしい。
交通の進歩は地球に交流をもたらしたが、それは一方的だった。ヨーロッパの王は各地を占領し、植民地支配をして、奴隷にした。それと同時に工場での大量生産が可能となり、ブルジョワは豊かになったが、労働のあり方が問われるようになった。
交通の脇役として、羅針盤と火薬がある。羅針盤はコンパスのことで、何もあてのない海洋上で目的地の方角を知ることが出来た。これが新大陸発見に繋がった。
自動車を参照のこと。
世界史(近世・近代)や工場やイギリスも参照のこと。
衣類も参照のこと。
熱力学も参照のこと。