警察の世界観です。
社会制度に詳しい父親の話を参考にしています。
日本社会のもっとも優れた点として言えるのは、「治安がいい」ということです。
この理由には、日本人はみんな豊かであるということ、すなわち、富の格差が少ないということが言えます。
日本では、夜に女性がひとりで歩いていたとしても、多くの場合犯罪などの被害に遭うことはありません。
確かに、夜の公園などでひとりで女性が寝ていたら、何があるかは分かりませんが、多くの場合被害には遭いません。
なぜここまで治安がいいのか、それは日本がみんな豊かで、格差がないということです。
貧困層がそもそも少ないため、犯罪が起きません。ものを盗んだり、人を殺したりという行為は、得られるメリットよりもリスクやデメリットのほうが大きく、犯罪をすることを選ばないのです。
外国では、「犯罪をしなければ生きられないような治安の悪い地域」という場所が必ずあります。海外旅行をする時は、絶対にそのような地域には入らないよう、事前に現地の人に確認しておかなければなりません。
日本にもホームレスのような人は確かに居ますが、そのような犯罪地区やスラム街があまり存在しません。犯罪をしなくても、貧しい人であっても生活保護などでなんとか生きられるのです。
ですが、安倍元首相の銃撃事件で分かったのは、銃をいくら禁止しても、自分の手で作ってしまえば関係ないということです。
ネットなどを見ていると、今回の銃撃事件のような銃を手製で作ることは誰でもできます。銃を作るのは難しく見えて、はっきり言ってとても簡単です。
銃だけではありません。オウム真理教がかつて使ったような、化学兵器のサリンなどは比較的簡単に作れます。
このような、ネットで調べれば簡単に銃やサリンを作れるような現代社会で、治安を守ることは非常に難しくなってくるでしょう。
警察になるために必要な資格とはなんでしょうか。
それは、町の人々を守る「優しい警察官」であるというだけではなく、犯罪者が警察を恐れるような「威圧感」が必要であるということです。
警察は、優しいだけでは駄目です。優しいだけでは、犯罪者予備軍のような人々になめられてしまいます。
犯罪者が警察を恐れて自ら自首するようにするためには、「威圧感」が必要なのです。
なので、「警察が怖い」という状況は間違っていません。警察は怖いべきなのです。
武器・兵器を参照のこと。
また、犯罪を犯す前に、「刑務所の暮らしはとても辛い」ということを知っておきましょう。
たとえば、椅子に座るということは、便所に座るということと同じです。なぜなら、椅子は便器を兼ねているからです。
朝起きるのも、食べるのも、寝るのも、すべて時間を守ります。食事は決まった時間内に食べなければいけません。
刑務所の労働は、刑期の長い受刑者は基本の勉強や習得を経て労働に当たりますが、刑期の短い受刑者は単純かつ辛い労働を繰り返しやらされます。
食べることができるのは刑務所の「くさい飯」です。テレビなどは多くの場合見れません。もちろんインターネットなどは絶対にできません。そのため、外の世界で何が起きているかは分からなくなります。
以下は参考になる書籍。
実際のところ、この世界は犯罪との戦いです。
テレビのニュースでも、凶悪な犯罪事件が多数報道されていますが、この世界の治安を守るためには、犯罪者を逮捕して処罰しなければなりません。
犯罪には、たとえば人を殺した(殺人罪)とか、ものを盗んだ(窃盗罪)とか、金を騙し取った(詐欺罪)などがあります。ほかにも、法律で決められたさまざまなルールを破った時が犯罪になります。
警察は、犯罪をした証拠や、今犯罪をしている最中の現行犯や、あるいは犯罪者自身による自首などで、犯罪者を逮捕し、起訴します。そして、裁判所で刑罰が言い渡され、刑務所で服役します。
犯罪以外に、「事故」というのがあります。これは自分がしようと思ってしたのではなく、また自分自身に対しても損害があるような、たとえば自動車が追突する交通事故のような場合です。
犯罪について、逮捕されて刑罰を言い渡されるのは、主に刑法です。それに対して民法は、複数の人々の争い事を調停する手段です。民事裁判においては、刑事裁判のように被告に「罪」を問いただすのではなく、それぞれの言い争いで、どちらの言い分が正しいのか、ということを法律において審判します。
この世界の治安を守るには、犯罪を取り締まらなければいけません。日本は法治国家であり、法律が明文化されていて、法律で決まっている以上の罪を罰することはできません。
2024.12.14
犯罪には時効というものがある。時効とは、犯罪をもし犯したとしても、ある程度の一定の年月が既に経っていれば、その後に罪が判明しても処罰されることがないような期日のこと。
たとえば、以前は殺人事件の時効は25年だった。なので、人を殺したとしても、25年間逃げていれば、その後に処罰されることはなかった。
ただし、今では殺人の重大性と遺族などからの訴えもあり、殺人事件のような人を殺した罪において、上限として死刑が求刑される場合(たとえば殺人罪や強盗殺人罪)は、「時効なし」となった。
2024.09.22
執行猶予とは、刑罰が執行されるかどうか、まだ猶予がある段階のこと。
執行猶予の期間中、悪いことをしなければ、刑が執行されずに無効になる。だが、執行猶予の期間中にもし再犯を犯した時は刑が執行される。
2025.01.04
特殊詐欺とは、家族や親族、警察、弁護士などの信頼できる人間であるかのように被害者を騙し、電話や対面によって信頼させ、銀行から振り込みをさせたり、キャッシュカードを奪うなどして現金を盗み取る詐欺のこと。
自分がそのような電話などを受けて不安に感じた時は、家族あるいは警察などにまず相談しましょう。特に電話だけでお金の話を信じてはいけません。銀行の暗証番号を正規の職員が聞くことも、キャッシュカードを預かることもありません。
後日注記:最近は警察を騙る詐欺が急増しています。電話番号の最後が「0110」で終わる番号は警察であるということが一般的であることを悪用して、そのような番号を不正に入手して「わたしは警察です、あなたには逮捕状が請求されています」といった嘘を言って騙します。なので、電話番号が警察でも本当の警察であると信じないようにしましょう。
2024.04.03
2025.04.04編集
最近は詐欺もどんどん巧妙化しており、有名人の顔写真を勝手に使った詐欺広告で釣り、嘘の投資話を持ち掛けて、架空の投資アプリをスマホにインストールさせてお金を騙し取るなんて詐欺もある。
Facebookを運営するメタは詐欺広告に対する公式表明は出したものの謝罪はなく、メタに対する提訴が起きるなど、公的企業としての対応を求められている。
2024.05.05
詐欺やその他の消費者取引で、「これは怪しいな」と思った時は、消費者ホットラインの電話番号「188」に相談することもできるので覚えておこう。
2024.05.05
消防署に努める消防士は、火事が起きていない時は訓練などをしますが、普段はやることがなく、暇をしています。そのため、消防士はオーケストラを演奏する音楽隊などを結成し、クラシック音楽を演奏したりします。消防士だけではなく自衛隊も同様であり、消防署や自衛隊はアマチュアに比べて優れた音楽演奏を行うため、よくアマチュアを含めたコンクールなどで入賞しています。
後日注記:警察に繋がる電話番号は110番ですが、火事や救急の場合に消防車や救急車を呼ぶ電話番号は119番です。何かあった時はこれらの番号に電話しましょう。
保険・年金も参照のこと。
2025.01.04-05
2025.04.09編集
昔は「火の見櫓」といって、火事が起きていないかどうかを高い場所から確認する見張り台がありました。この見張り台に上って、火事が起きている場所を確認して消防団員に連絡し、消火を行います。
後日注記:田舎の町には、昔は「青年団」という若者による組織がありました。青年団の大きな目的は、まず、消防団員になること、そして、祭りの実行役員になることでした。
2025.01.04-05
2025.03.30編集
火事になった時、火を消すために用いられる装置は、消火器やスプリンクラー。
消火器の仕組みは、消火器の中には粉の消火剤が入っている。そして、消火器の中の小さなボンベに、炭酸ガス(二酸化炭素)が圧縮されて入っている。レバーのグリップを握ると、このボンベに穴が開き、消火器の中で炭酸ガスが出る。そして、この炭酸ガスの圧力によって、消火剤が噴出する。
注意点として、消火器は10~20秒ぐらいの短時間しか出てこない。なので、火事になった時に、火から離れた場所で消火器を発動させてしまうと、離れた場所ですぐに噴出が終わってしまう。だから、火に近づいた上で消火器のレバーを握る必要がある。
それから、消火器の容器は、野外に置いてあったりすると、錆びて朽ちることがある。そうすると、ノズルから出ると思っていても、レバーを握った時に底が開いてしまい、底から出てしまうことがある。それによって怪我をすることもあるので、消火器が錆びていないかを日頃からよく確認する必要がある。
それから、消火器には、誤作動を防ぐための安全ピンが入っている。この安全ピンを外さない限り、消火器を使うことはできない。戦争に使う手榴弾や銃にも、同様の安全ピンがある。
これに対して、火事になった時に、天井などから水をシャワーのように噴射させる、自動的な消火器のことをスプリンクラーという。
スプリンクラーは、タンクに水が溜まっていて、普通は出ないように栓がしてあるが、その栓をしてある部分が、高熱になると溶けるようになっている。なので、火事で部屋が熱くなると、自動的に栓が溶けて、タンクの水が全部出るようになっている。
スプリンクラーでは、溜めてある水が全部出るので、火事においてはとても効果的だが、欠点として、火を消したとしてもタンクの水が全部出るまで出てしまうので、部屋が水浸しになってしまう。
一般的な家庭なら問題がないかもしれないが、高級な商品を扱っている商店(たとえばブランド品を扱うブティック)とか、大事な資料を保存する博物館などでは、水浸しになってしまっては困る。
そのような場合、水を出すスプリンクラーではなく、二酸化炭素やハロンのような消火ガスを出すようなボンベを使うことがある。
火は酸素がなければ燃えないため、部屋を二酸化炭素などの燃えないガスで充満させれば火は必ず消える。水浸しになることもない。だが、人間の呼吸もできなくなってしまうので、危険性がある。サイレンが鳴り響いて、人間がいないことを確認して、消火ガスを出すボタンを押すようになっている。
このほか、今の法律では、一般家庭にも火災報知器を付けることが義務付けられている。火災報知機は熱や煙に対するセンサーを使って、火事になった時に「早く逃げてください」と人間に警報を出す装置のこと。ただし、台所で魚を焼いていたり、湯気が出ていたりすると、誤作動することがある。一般的な火災報知器では、紐を引っ張ればそのような誤作動を停止させられるようになっているものが多い。
最後に、火事などの災害が起きた時には、その場から速やかに逃げることが大切。階段やハシゴなどの避難経路をよく確認し、職場や学校や施設などでは、日頃から避難訓練をして正しい避難経路で素早く逃げることができるように準備しておこう。
2025.04.09
緊急車両については自動車も参照のこと。
国会・法律・行政を参照のこと。