メールの世界観。
メールとは、実際に手紙を郵送するのと同じように、インターネット上でメッセージをやり取りする手段。
それぞれのユーザーはメールアドレスという「住所」を持ち、どこかのメールアドレスに向けてメールを書いて送信することができ、それを受信したユーザーは自らのメールアドレスに対応するメールボックスから受信したメールを読むことができる。
メールは古くからあるシステムだが、インターネットや掲示板と異なり、「不特定多数にメッセージが公開される」ということがなく、自分が受信したメールは自分しか読むことができない。そのため、「特定の誰かにしか知られてほしくない情報」をメールとして送信することができる。
メールは主に、サービスなどの最新の必要情報をユーザー向けに送信したり、あるいは友達や会社の同僚や関係者とメッセージをやり取りするために使う。また、その人間しか知ることのできない情報(たとえば忘れてしまったサービスのパスワードなどの再設定をするためのリンク)を提供するためにも使う。
仕事をする上で必要な連絡をするためにメールを使うこともできるが、その際に添付ファイルとして「参考情報としてのデータを添付する」こともできる。添付ファイルはメールで仕事の連絡をする上で必須の機能だ。
最近はツイッターやLINEなどが普及しているため、仕事をしたり友達と連絡を取ったりするだけでは、必ずしもメールを使う必要はなくなったが、メールによる最新情報の通知はほとんどすべてのサービスで提供されているため、インターネットにおける最新情報はツイッターやLINEだけではなくメールからも確認する人が多い。メールをまったく見ないで生活することは難しい世の中になった。
メールは、ユーザーにメッセージを伝達する手段。
メール送信プロトコルをSMTP、受信プロトコルをPOP3と言う。
パソコンが起動していない時でもメッセージを受け入れられるように、メールサーバと呼ばれる専用のサーバにメッセージが保管される。
実際にはSMTPサーバとPOP3サーバがある。
SMTPサーバはメールを転送するためのサーバであり、ポストと郵便局員に喩えられることが多い。ユーザーは自分のドメインのSMTPサーバにメールを送信(近くの郵便ポストに手紙を投函)し、宛先を確認して、宛先のSMTPサーバにメールが転送(郵便局員が手紙を配達)される。
POP3サーバはメールを保管するサーバであり、私書箱に喩えられることが多い。POP3サーバでは、それぞれのメールアドレスごとにメールボックスが存在し、その中にメールが保管される。メールはローカルにダウンロードして読むことができる。ダウンロードした時点で、サーバからメールは削除される。
POP3では、メッセージを受信した後、もう一度別のパソコンからメッセージを受信して見たりすることができない。メールをサーバに保管したままで、その場で読むことのできるIMAPと呼ばれるプロトコルもある。
(おうちで学べるネットワークのきほんを参考に執筆しました。)
詳しくは以下が参考になる。
メッセージを共有するシステムで、電子メールと同じインターネットの初期に開発された。
2ちゃんねるなどの電子掲示板と同じだが、サーバーによって保管するメッセージが異なる。
メーリングリスト・ネットニュースも参照のこと。
メールを送受信する際に、そのメールを本人以外が見ることができないように暗号化する技術がいくつかある。
まず、暗号化技術として、SSLを利用する。SSLは電子署名を用いた暗号化技術で、公開鍵暗号方式を使い、メールの本文や通信を暗号化し、本人の正当性を確認し、改竄されていないことを証明する。
通信を暗号化する場合、SMTP over SSL(SMTPs)やPOP3 over SSL(POP3s)を用いる。
また、メールサーバ間の通信において、通常のSMTPやPOP3通信が用いられる場合もある。このような時、メール本文の暗号化にはPGPやS/MIMEを用いる。
PGPは信頼できるグループ間で信頼関係を構築し、公開鍵を共有するのに対して、S/MIMEは公開された認証局(CA)で信頼性を保証する。
また、POP3の場合、APOPを用いることで、パスワードを平文で送らないようにできる。
暗号化技術以外に、迷惑メールやスパムメールのネットワーク上での送信を防ぐ目的として、ISPの外部へのSMTP通信をブロックするOP25BがISPによって使われている。
また、SMTPサーバを不正に利用されないため、SMTP Authを用いてユーザー認証することができる。
詳しくは以下の書籍が参考になります。
暗号も参照のこと。
TO, CC, BCCには、メールを送りたい相手の宛先のメールアドレスを書きます。
送り先が一人だけの場合は、TOに送りたい相手のメールアドレスを書きます。
送り先が一人だけではなく、複数の相手に送りたい時(複写)は、CCやBCCに連名で送り先を書きます。
CCとBCCの違いは、CCは誰に送ったのかを送り先全員に公開しますが、BCCは秘密にできます。受信側は、ほかに誰にCCで送ったのかを知ることはできますが、ほかに誰にBCCで送ったのかを知ることはできません。
メールの件名には要件を簡潔に記述します。件名にRE:がついている場合は、その件名のメールに対する返信(リプライ)を意味しています。
また、メールの中で、灰色の縦線を左側に装飾してインデントされた場合、それは引用を表します。このような装飾が使えない場合(HTMLメールではない場合など)には>の記号を用いることがあります。
メールを送りたい時に社交辞令や挨拶はいろいろあると思いますが、僕が注意しているのは相手と自分の名前を書くことです。
挨拶を書かない場合でも、名前を書くことで、挨拶の代わりになるでしょう。
仕事でメールを送る場合、単にメッセージだけをやり取りするのではなく、ファイルの転送にメールを使うことがある。
このような場合に、メールにファイルを添付する機能のことを添付ファイルと呼ぶ。
添付ファイルの注意点は、大きすぎるファイルを送らないこと。Webメールなどを使う場合、大きすぎるサイズのファイルは添付できないことがある。
デザインの仕事をする場合、JPGファイルを送る際に、画質を高画質にしすぎると添付できなくなることがある。なので、「中」ぐらいの画質で送るのがよい。
また、Windowsでは添付ファイルを使ったウイルスが送られることが多い。
不特定多数に大量に送り付けられる宣伝やリンクの閲覧などを目的としたメールのことを「スパム」と呼ぶが、このようなスパムメールなどに添付されたファイルを開くと、ウイルスに感染することがある。
なので、不要なメールや添付ファイルは開かないようにしよう。またWindowsにはアンチウイルスソフトもきちんと入れておこう。
メールには、テキストメールとHTMLメールの二種類がある。
テキストメールは、テキストすなわち文字列だけのメール。これに対してHTMLメールは、HTMLのタグを使うことができるメール。
HTMLメールは、メッセージをやり取りする場合には嫌われることがある。特に事前の了解がない場合はテキストメールを送るようにしよう。
インターネットでメールを転送するプロトコル。
ユーザーがメールサーバーからメールをクライアントにダウンロードするプロトコル。
メールサーバ上のメールにアクセスして、メールをサーバ上に保存したまま操作・管理するプロトコル。
Linux メールを参照のこと。
Windows メールを参照のこと。
Webメールを参照のこと。
メールサーバーを参照のこと。
メーリングリスト・ネットニュースを参照のこと。
電子メールは、パソコンで行うこともできますが、特に日本の学生などの間では、携帯電話で行われることが多かったです。
当時のメールは、「音声で直接話すのではなく、テキストで連絡する」というもので、文字に残ることや、その時電話に出れなくても後になって確認することができて、とても便利でした。
携帯電話の機能としてもうひとつ大きな地位を占めていたのは、カメラです。デジカメ並みのカメラがついていて、写真をすぐに撮ることができ、写真は写メールとしてメールに添付することができました。
現在のパソコンやIT技術で、メールは欠かせないものになっています。特に、仕事の連絡や指示に使うことも多く、その際に画像ファイルやMS-Officeのファイルを添付することも多いです。
また、メールはその内容を第三者が見ることを意図していません。基本的に、送信側と受信側で秘匿されます。
このため、Webサービスのアカウントを新規登録したり、パスワードを忘れたりした場合は、しばしば、メールを使ってその内容を送受信します。
メールは他にも、最新機能を知るという「通知機能」として使うことが多いです。メールが送られたら、その受信を感知することができるからです。このため、ブログにコメントがつきました、といった最新の通知は、メールを使って受け取ることができることが多いです。