数学史の世界観です。
古代エジプトのアレクサンドリアにおいて、ギリシャ系の数学者ユークリッド(エウクレイデス)により、ユークリッド幾何学として有名な「原論」が記述される。
原論は、ヨーロッパ・西洋世界においては、聖書の次に読まれた書籍として有名。
古代ギリシャでは、数学を中心とした文化が栄え、ピタゴラスやアルキメデスなどが古代ギリシャの数学者として有名である。
だが、中世に入ると、ヨーロッパは数学の中心地ではなくなる。数学の中心地は、原論を翻訳したアラビアやインド地域へと移動する。
しかしながら、ルネサンスの時代になると、アラビアの数学書をヨーロッパ人が翻訳し、ヨーロッパは再び数学の中心地となる。
17世紀、数学は大発展する。ルネサンスの新しい「経験的な観察と実験に基づく科学主義」のもと、ガリレオ、ケプラー、フェルマー、デカルト、ニュートン、ライプニッツなどが活躍する。
また、18世紀はオイラー、19世紀はガウスなどが活躍した。
詳しくは以下の書籍・ページが参考になります。
数学ではありませんが、以下の書籍がヨーロッパの時代を知るために参考になるかもしれません。
古代ギリシャも参照のこと。
古代ギリシャの数学者。数を聖なるものと見做し、ピタゴラス教団という教団を作ったことで有名。
Wikipedia
古代ギリシャ・古代エジプトの数学者。ユークリッドと言う名前でも知られる。「ユークリッドの原論」で有名で、ユークリッド幾何学の祖。幾何学の父であるとされる。
幾何学も参照のこと。
Wikipedia
古代ギリシャの数学者。比重に関する発見で有名。
Wikipedia
フランスの哲学者であり数学者。現代の子供たちが小中学校で教わるような、デカルト座標系(二つの実数によって平面上の一つの点の位置を取る)と代数学的表記法(a,b,cを定数に、x,y,zを未知数に、2xなど係数を左に、\(x^3\)など冪数を右に書く表記法)を始めたことで有名。
デカルトも参照のこと。
Wikipedia
フランスの哲学者であり数学者。パスカルの三角形で有名。三十代で死去した早熟な天才だった。著書は「パンセ」。
Wikipedia
イギリスの数学者。万有引力を発見し、物理的にこの宇宙の力学的現象(運動や天体の軌道など全て)を説明した。また、微分積分学を創始した。
ニュートンとアインシュタインも参照のこと。
Wikipedia
ドイツの哲学者であり数学者。ニュートンと同時期に微分積分学を独自に考案したことで有名。
ライプニッツも参照のこと。
Wikipedia
スイスの数学者。たくさんの業績を遺し、史上最もたくさんの数学論文を書いたことで知られる。オイラーの公式が有名。
オイラーを参照のこと。
Wikipedia
ドイツの数学者。複素数のガウス平面で有名。
ガウスも参照のこと。
Wikipedia
フランスの構造主義の数学者グループ。一人の数学者の名前ではなく、全員が一人のように活動する、まるで2ちゃんねるのような数学者グループである。
Wikipedia
数学者の一覧:
Wikipedia
2018-09-18に関連する内容があります。
書籍