パソコン・GUI操作入門に関する世界観(1.マウス操作)です。
マウスは、ポインティングデバイスと呼ばれ、動かすことでカーソルを移動し、左ボタンと右ボタンを指で押すことで機能を実行する。単純にクリックと言った時は左ボタン。ダブルクリックは左ボタンを連続で二回押す。
マウスは基本的に机の上で前に移動させるとマウスポインターが上へと移動する。マウスを手で握って動かすことで、二次元空間としてポインタを移動できる。マウスポインタを所定の部分に移動させ、所定の部分でクリック(マウス全面にあるボタンを指で押して離す)することで、Windowsを操作することが出来る。
キーボードは、ローマ字入力と漢字変換の方法(ローマ字入力してスペース)を覚える必要がある。ブラインドタッチを習得すると、思考と同じ速度で文字を入力できる。
アイコンやボタンをクリック(時にダブルクリック)することで、機能を実行したり、ファイルを選択したり開いたりすることが出来る。
通常は、アイコンをクリックで選択、ダブルクリックで開く、ボタンやメニューをクリックで機能を実行、右クリックで状況別のメニューを開く。
また、ドラッグ(マウスボタンを押したまま移動して別の場所でマウスボタンを離す)することで移動したり、範囲選択で複数選択することができる。
選択して開くだけではなく、さまざまな機能を使うために、右クリックすることでコンテキストメニューが開く。コンテキストメニューは、状況別のメニューという意味である。
また、メインメニュー(ファイルとか編集とかいうアプリケーションの一番上にあるバー)を選択して開き、実行することで、アプリケーションに備わっている機能をジャンル別に一覧・実行できる。
メインメニューの中で良く使う機能はボタンをクリックすることでも実行出来る。操作方法はアプリケーションによって異なる。
ドラッグして文字を選択することで、範囲が青色になる。この状態で右クリックメニューを開き、コピーを選択し、別の場所で貼り付けを選択することで、文字をコピー・ペーストして別の場所にコピーできる。
ファイルは、アイコンをクリックで選択したりダブルクリックで開いたり右クリックメニューから操作することができる。ファイルには拡張子(.txtなど)があり、これがファイル形式を表している。
ダブルクリックした時は、ファイル形式に関連付けられたアプリケーションが開く。たとえば、.txtならメモ帳かテキストエディタが開く。
ファイルには固有の名前をつける。フォルダを使って階層的に管理することが出来る。フォルダは複数のファイルを格納するものである。
最近は、誤った操作をしてファイルを削除などした時に、Ctrl+Zで元に戻すことが出来るようになった。誤って削除されたファイルは、通常のフォルダであれば一度ゴミ箱に保存されるため、ゴミ箱を空にするまでは元に戻して復旧することが出来る。だがUSBデバイスの特殊な場合で誤って削除した場合などは、ゴミ箱に保管されず完全に削除されることもあるため、注意が必要だ。
アプリケーションを実行する時は、スタートメニューからプログラムを実行する。
タスクバーを選択することで、開いているウィンドウを切り替えることが出来る。
システムトレイには、常駐しているアプリケーション(常に実行されているアプリケーション)が存在する。
最近(Windows 7以降)は、旧来のWindowsで見られた「タスクバー」は無くなり、代わりに「Dock」が標準になりました。DockはmacOSと同様の新しいタスクバーで、アプリケーション別にウィンドウがまとめられ、タスクバーを操作する時はアプリケーションのアイコンにマウスを重ねて、その上で表示される小さなウィンドウ一覧を操作します。必ずしも不便ではありませんが、少し癖のあるインターフェースになりました。従来のタスクバーよりも分かりやすくはなったのかなと思います。
後日注記:正確にはタスクバーが無くなったわけではなく、ウィンドウ一覧をボタンにした従来のタスクバーから、アプリケーション別にウィンドウを管理する新しいタスクバーになった。新しいタスクバーでは、ウィンドウを切り替える時は、アプリケーションのボタンアイコンをクリックするか、複数ウィンドウが開いている時はボタンをポイント(上にマウスポインタを重ねる)してクリックする。複雑になったように見えて、分かりやすく、使いやすくなっている。これは既にUbuntuなどのLinuxでも同様になっている。Dockとはこの新しいタスクバーの元になったMacのインターフェースを指しており、WindowsのタスクバーはDockとは呼ばない。
ウィンドウの右上にある3つのボタンで、ウィンドウ操作を行う。最小化は、タスクバーに格納して表示を隠す。最大化と元のサイズに戻すは、ウィンドウを全画面に表示したり、元に戻したりする。閉じるボタンは、アプリケーションを閉じる。アプリケーションの実行を終了する時は、閉じるボタンをクリックする。
また、ウィンドウタイトルあるいはウィンドウの一部をクリックすることで、ウィンドウが重なっていた時などにそのウィンドウを最前面に出来る。これを「フォーカスの移動」と言う。あるフォーカスが当たっている時にキーボードを入力すると、フォーカスされているコントロールにそれが入力される。また、ウィンドウタイトルをドラッグすることでウィンドウを移動できる。
ウィンドウは最大化ボタンの他、ウィンドウタイトルを画面上部にドラッグすることでも最大化出来る。あまり一般的ではないが、LinuxのGNOME 3などではなぜかこれが標準である。
Windowsやシステムの設定は、コントロールパネルから行う。