中学時代にやった剣道の入門書(になる予定)。
基本的に、「ヤー」と言いながら竹刀を振って、相手の「小手(手首)」か「面(頭)」か「胴(右か左のおなかの部分)」を取れば勝ちです。
華麗に取らないと、勝ったことにならないことがあります。特に、掛け声が小さかったりすると駄目です。
それ以外は、しきたりや方法がやけに多いです。
まず、胴着をきちんと着てください。胴と袴だけではなく、面などもきちんと試合前にかぶります。
竹刀は、特に左手で竹刀の一番下を持って、右手はそえるように持ち、軽く、強く、速く、ふってください。
待っている時は、正座。礼儀正しくないと駄目です。
試合になって動く時は、裸足になってすり足をするようにしましょう。すり足とは、普通に歩くのではなく、裸足を上手く「する」ようにして歩く方法です。
初級や初段の試験に受かるためには、技を見せるための「型」と言うものや、試合に勝つことも必要ですが、きちんと礼儀正しいことも必要です。
団体戦では、5人対5人(うろ覚えなので間違っていると申し訳ない)の中で3人勝てば勝ちです。
また、個人戦では、トーナメント戦になることや、そうでないこと(総当たり戦などになること)もあります。
剣道には、さまざまな練習法があります。
名前が何なのか分からないので自分で「10本稽古(10回稽古)」と名付けましたが、全員と一人一人順番に10回ずつ交互に竹刀をふる練習です。
右、左、右、左と振りながら、相手もそれに対応して動き、最後に面を取ります。
総当たり戦で、それぞれがそれぞれと戦います。時間が終わるまで行い、次の人間と戦います。
みんなの円陣の中で2人が戦い、負けた方が後退し、次にやりたいものが勝ったものと戦います。
素振りは基本です。何十回から何百回ぐらいのペースで素振りを行います。
筋トレやマラソンは、通常のコースを行います。
他にも、持久力でどれくらい息が続く中で戦う持久戦など、さまざまな練習法があります。
学校の部活でやっている人間が多いです。中学高校では、柔道部の隣で一緒にやっていることがありますが、柔道部は畳で、剣道部はフローリングです。
特に、辛いのが夏と冬です。夏は胴着が暑く、胴着の色がシャツにつくので、毎日風呂に入らなければなりません。冬は、裸足でフローリングでやるのは辛いです。
また、重い胴着を専用の袋に入れて持ち帰らなければなりません。
剣道部や柔道部は、性質上、一番長い間稽古を行うので、時間的に夕方の遅く、真っ暗になって帰ることが多かったです。
また、小学生や大人と一緒になって、地域の道場に通うこともあります。
この場合も、夜遅い時間帯になることが多いです。
大会では、トーナメント戦、総当たり戦、団体戦を行います。別の中学校のレベルを見ると、強い中学校は強いです。
たまに、別の中学校と一緒に合同で練習をすることもあります。それから、みんなで合宿のようなことをすることもたまにあります。
進級審査は緊張しますが、頑張って通りましょう。
基本は心技体です。心(精神で勝つ力)、技(技術で勝つ力)、体(肉体で勝つ力)がないといけません。
他にも色々とあると思いますが、基本は心技体だと思います。
どんな分野にも言えることですが、なかなか強くなれない時、自分になくて他人にあるものを見ていると、見失ってしまいます。
僕は小学生時代に駅伝の大会に出ていたこともあって、技の力が無くても、持久力の体の力がありました。
そういうわけで、持久走ではいつも剣道部のトップ(たまに部長に負ける)を走っていました。
ただ、僕の言っていることが参考になるかと言うと、分かりません。僕は途中から剣道部に行かなくなった幽霊部員なので、みんなから嫌われていると思います。
今になって思えば、あの時代が僕の人生のピークで、テスト勉強から部活まで、全てが出来ていました。友人関係などが辛かった時代ですが、剣道が僕を育ててくれました。
あの時代の成績表を見ると、ほとんどがAです(音楽や美術も含む)。ただ、保健体育ぐらいが出来ない人間でした。
剣道で勝つコツは、攻め方ではなく守り方を考えることです。
自分のことを守る術を考えて試合をします。
また、試合をしながら相手の弱点を突くようにすることで、勝てます。
剣道で勝つために重要なのは、「間合い」です。
たとえば、前に進むことで、自分も攻撃しやすくなるだけではなく、相手も自分に対して攻撃しやすくなります。
竹刀を右に傾ければ、右からの攻めには強くなりますが、左からの攻めには弱くなります。上に掲げれば、面を取りやすくなりますが、胴を取られやすくなります。
間合いを極めることで、攻めと守りに強くなることができます。あとは、どのように攻め、どのように守るかです。反射神経や体力、守るための竹刀の振り方や技のカタも重要になってきます。
剣道の基本は、「大強速軽」と「心技体」。大きく速く守り、強く軽く攻める。そして、技、力、そして精神力を持って相手を倒します。
守りのベースとなるのは「構え」であり、攻めのベースとなるのは「振り」と「間合い」です。常に構えて、素早く振ることで、相手を倒すことができます。
剣道だけではなくボクシングなど武道全般に言えることとして、「攻撃は最大の防御」というのがあります。
下手に守り構えるぐらいなら、攻撃した方がマシです。
「大きく構える」とか「相手を誘う」ということは重要ですが、そのように、攻撃と防御の駆け引きで勝てばいいのです。
剣道のコツは、竹刀をまっすぐに振ることから始めることです。
斜めに振ったり、何度も降ったり、小手先のことをやる必要はありません。ただまっすぐに一回振る。それだけがきちんとできれば、剣道はできます。
剣道の上達には、体幹のトレーニングが効果的です。
体幹とは、体から首や腕や脚を取り除いた部分にあたる、体の幹となる部分や肩・腰まわりを含めた体の中心部分です。
素振りや10本稽古や実戦形式での取り組みも必要ですが、体幹を整えることで、体全体が安定し、俊敏に動けるようになります。また、体力や基本となる体の力がつきます。
剣道だけではなく、体幹のトレーニングは統合失調症などの心の病や精神障害にも効果を発揮すると僕は思います。精神全体が統一され、分裂した精神の統合に繋がるからです。少なくとも、僕自身は体幹のトレーニングによって、精神が楽になりました。
剣道のコツは、いつまでも習ったしきたりの通りにやろうとしないことです。
たとえば、一対一ではなく、一対二で戦う場合を考えてみます。
このような場合、必要なのはスピードと注意力です。
このような時に、しきたりを守って、やれ姿勢だの、間合いだのを考えていると、それを調整している少しの時間のスキに負けてしまいます。
習ったしきたりなどどうでもよく、臨機応変に立ち振る舞いを変えて、スピード最優先に戦うべきなのです。
このように、いつまでも習った通りのしきたりを守ろうとせず、状況に応じて臨機応変に戦うことができる人間が、剣士に向いています。
また、僕は剣道のコツとは、「構え」を考えることではないかと思います。
特に、上にも横にも対応するには、斜めに構えます。
構えを考えることで、守りながら攻め込むことができます。
剣道部は、叫び声をあげないと勝ったことにならないので、怒号の連発のようになってしまいます。
特に、「コテエ!」とか「ドウ!」とか「メン!」などと叫びます。
見ていると異様ですが、自分でやっていると楽しいものです。
この時代、僕は同じ部活の仲間と「サバイバルゲーム」と言う戦争ごっこをやっていました。
ゴーグルを被った上でエアガンを使って、BB弾で荒くれた中を戦うと言う、子供らしからぬ戦争のような遊びです。
なぜか、つまらないのにやっていました。面白くは無かったですが、銃の扱いのようなものが分かったような気がします。
やっていた場所は河川敷などの場所で、そういう危ないものをやりたかった時期だったのだと思います。
また、ネットゲームをクラスメイトの間に広めたりなど、いじめられるだけではない、強い子供だったのに、その強さを隠していたところがあります。
サバイバルも参照のこと。
たぶん、あの何でもかんでもやっている中学生時代の背景にあるのは、小学生時代に書道、英会話、ピアノなどを習っていた、習い事の経験があると思う。
僕は昔からリーダー格で、責任感のある優しい人間だったから、子供たちをまとめて、自分の家に呼んだりして、いつも自分の家でみんなとゲームをしていた。
一人だけになると、きまっていつまでもミニ四駆をいじっている。姉と一緒にテレビゲームをどんどんクリアしたりすることも多かった。
中学校になって、僕は引っ込み事案になり、子供たちと仲良く出来なくなった。それが辛かったから、逆に勉強を頑張った。
誰よりも勉強して、クラスで一番のような人間になっていたが、それにも満足出来ず、結局剣道部に行かなくなり、そのまま不登校になったのが自分だ。
あれ以降良い点がないが、いつも書いているように経験や思索をして、適当にLinuxをやっていたが、ほとんど何もしていないに等しかった。
文章をいつまでも書いていたのは、何となくでもあったし、絶対にしなければならないと言う思いもあったりして、放送大学の勉強なんか全く出来なかった。
今考えると、学校なんかで勉強しない方が良い。馬鹿になる。学校なんか、どうでも良いほど無意味な施設だ。
教育を参照のこと。
剣道について言うと、世界中に剣道をしたい人、している人はたくさんいるようです。
元剣道部員から言うと、まず、剣道をしている国のレベルが、日本と同等のレベル、あるいは日本以上のレベルになってほしいと思います。
世界大会の国別対抗戦をするのであっても、最強の日本が弱小イタリアを倒して、連覇したところで、面白くありません。
最強イタリアが祖国日本を準決勝で打ち倒して、最強ドイツと決勝でぶつかり、一位イタリア、二位ドイツ、三位日本のようになれば、面白いでしょう。
そもそも、剣道とは、実際の二人の剣客が戦争や一対一の一騎打ちで行う、剣術による斬り合いを元に作られた武道です。
そして、ドイツやイタリアは、そのような剣術による斬り合いが、どこよりも得意な国ではありませんか。
なので、「最強のローマ人やゲルマン人の剣術の遺伝子に、日本の剣客が勝てるわけがない」と言われた時が、まさに、剣道の国際化に成功した時だと思います。
このYahoo!ニュースのコメント欄には、「柔道がJUDOという別の競技になってしまったように、剣道もKENDOという別の競技にならないでほしい」というコメントや意見が多く見られますが、それは剣道の未来にとって、保守的すぎると思います。
イタリアに、剣道を始めようと思う子供がいるのに、なぜ伝統や習慣を守るために普及を諦めるのか。まさに、鎖国時代の発想をしていると思います。
確かに、剣道自身、鎖国のガラパゴスな江戸時代(確かそうだったはず)発祥のスポーツですが、そんなことでは剣道の未来はないでしょう。
ただし、剣道は本当に殺し合いの暴力的なスポーツなので、イタリアやドイツと戦うと、「国家を跨いだ戦争にしか見えない」と思われるかもしれません。
それでも、剣道の未来を考えれば、そのような世界線を見てみたいものだと、そう思いました。
2024.08.05
武器・兵器も参照のこと。
日本史(武士の時代)も参照のこと。