福祉の世界観です。
社会制度に詳しい父親の話を参考にしています。
僕は、精神と身体の障害者手帳を持っており、今僕が通っているデザインの仕事をやっている作業所も障害者福祉施設です。
その僕の経験から、障害者施設のことを書くと、むしろ、とても良い環境でした。アットホームな雰囲気で、さまざまな軽度の障害者の方が、スタッフの優しい助言の下で、軽作業やデザイン、馬のお世話の仕事をしています。
僕が行っているのはB型の作業所であるため、仕事は5時間で終わり、給与はほんの少ししか出ません。これは、B型とは別にA型の作業所があり、そこでは最低賃金が払われる代わり、フルタイムで仕事をしなければいけません。
ですが、僕はこの作業所に、本当に救われました。デザインの勉強をしながら仕事をすることで、精神が徐々に楽になり、同時にパソコンの新しいソフトウェアの使い方を学びながら、日々の日課である文章をホームページに書くことも続けたまま、無理なく労働の経験をし、スキルをつけることができました。
引き篭もりで何もできず悩んでいる方は、障害者福祉だからといって尻込みせずに、こうした福祉施設を利用するのはひとつの手だと思います。知的障害の方もいますが、彼らもきちんとできることを頑張っていて、同じ「仲間」として共生することができます。
僕自身、身体と精神の障害者であるため、障害者手帳を持っています。障害者手帳は障害者であることを証明する手帳です。
僕は身体と精神の障害者手帳を持っています。身体のほうには、原則更新はありません。障害がよくなることが考えにくいからです。精神のほうは、今の状況を確認するために定期的な更新があります。
それから、障害年金は、障害を持つ人のための、生活を保障するための年金です。障害者手帳には級数がありますが、障害年金にも級数があり、もらえる額が変わります。
障害年金は定期的に医師の診断書を年金機構に送付して、更新する必要があります。医師の診断書が必要であるため、病院に必ず通わなければなりません。もし、病状が変わって医師の診断書の内容が変わった場合は、額が変わることがあります。障害年金は最初の申請が難しく、一度中断してもう一度再申請するのは困難であるため、できるだけ病院に通い続ける必要があります。
受給者証は、病院に通う際などに、医療費を免除してくれたりする証明書です。障害者は病院に長い間通い続ける必要があるため、お金の問題で病院に通えなくなることは望ましくありません。受給者証を持っていれば、診察に必要な医療費が免除されます。その代わり、受給者証も定期的な更新が必要となります。ほかにもさまざまな福祉サービスを利用するために受給者証が必要となります。
2024.06.10
僕の経験から言って、弱者を助けるものには、必ず良いことがあります。
弱者に寄り添うことで、本当の愛とは何であるかを知ることができます。
弱者を助けるものには、天国に行くよりも良いことがあります。
また、逆に、弱者を殺し、いじめ、陥れる人間には、必ず何かの悪いことが起きます。それは、地獄に行くよりも悪いことであり、同時に、それによって始めて、その人間は救われます。
もし、地獄に堕ちた時は、神を信じなさい。神を信じれば、どんなに悪いことばかりしていても、正しい運命と裁きが訪れます。必ずあなたは最後まで救われます。
ドストエフスキーの「白痴」という作品で知ったことですが、障碍者の治療には体操と冷水が効果的です。
障害者は、頭を使おうとしても使えません。その結果、何もすることができず、ただ何もしないままで時間を過ごしていると、体そのものが麻痺し、退化し、何も分からなくなってしまいます。
こうした障害者の治療には、「手足を動かすこと」と「皮膚に訴えかけること」が効果的です。僕の個人的な意見かもしれませんが、体操と冷水を使った治療をおすすめします。
ちなみに、僕と老人ホームはゆかりが深いです。祖母が老人ホームに入っているだけではなく、仕事の案件で老人ホームのデザインの依頼をよくこなしているからです。
障害者支援施設も、老人ホームも同じです。彼らは辛く、悪い人間に見えて、実際はとても良い人たちです。
後日注記:祖母はもう亡くなりましたが、老人ホームの通信のデザインの仕事は今でもやっています。なので、老人ホームがどのような環境かということについて、僕は少しだけ知っています。
また、年金の不足問題が言われていますが、図解まるわかり お金の基本に書かれているように、老後に1920万円程度必要だということは、僕はこの騒動の以前から知っていました。
僕は、年金という制度でも他の社会保障政策でもなく、「資本主義を超えた新しい制度」が必要だと思います。
それは、イデオロギーや保守・革新という枠組みの話ではなく、とても大きな話で、資本主義の資本制度では解決できないような、そんな話です。そうした国にならなければ、この問題は解決しないでしょう。時代は、「頑張るものと助けるべきものが異なる時代」になっています。これを解決するためには、資本主義では解決できないでしょう。
年金については保険・年金も参照のこと。
ホグウェイはオランダの高齢者ケア施設で、「認知症の街」として知られる。日本の認知症のグループホームを町全体にしたような施設。
最近の福祉の大きな対象となっているのが、働くお母さんです。
シングルマザーだったり、仕事がどうしても必要で子供を預ける場所がなかったりするような働くお母さんのために、児童の遊び場所を提供してくれます。
同時に、発達障害などの障害を持った子供たちの支援も行います。
生活保護は、憲法上の権利であり、生活困窮者に対する最後のセーフティネットです。
生活保護は、いつ、誰がお世話になるか分かりません。
会社の倒産や怪我や病気、あるいは僕のように中学校を不登校になった関係で学歴が低いなどの理由で、生活保護を必要とする「不遇な人たち」はたくさんいます。
いつ、どのようなキッカケから、そのようになるかは分かりません。なので、一部の不正受給者をやり玉にして、生活保護を「ずるい」といってみんなで叩くのは、僕は間違いだと思います。
実際は、生活保護を申請する際に、生活保護に頼らなくても生きられる手段があるように見える人、たとえば親族や兄弟関係にある人に頼ることができる人などは、生活保護がもらえない場合もあります。
人間、いつどうなるかは分かりません。僕は生活保護は社会にとって必要だと思います。
(日本国憲法 大阪おばちゃん語訳を参考に執筆しました。)
2024.05.12