BASICに関する世界観です。
昔のコンピュータ技術に詳しい父親の話を参考にしています。
そもそも、BASICは小さくて誰でも使える高級言語として、ワンボードマイコンのようなものに付けられて売られたことで普及した。
BASICのポリシーは、「コンピュータは誰でも扱え、使え、持てるもの」といった感じ。
まだ若かったアップルのスティーブ・ジョブズやマイクロソフトのビル・ゲイツなどが、半ばお遊びのような感じで、だがとても大真面目に、BASICのインタープリタをつけたパソコンを売り出した。
当時のハードウェアは、AppleによるApple IIなどで、マイクロソフトはAppleなど向けに数キロバイトの「極小のBASIC」を開発して提供した。
極小ということもあって、関数などは少なかったが、基本的なことはできた。これを使って、大人からガキンチョまで、みんなで遊んだり、ゲームやユーティリティ系のツールやバッチ処理コマンド、あるいは有益なサブルーチンなどを作って雑誌に掲載したり、などということをしていた。
そのうち、マイクロソフトはIBM PC向けにMS-DOSを開発・販売したが、ここらへんからマイクロソフトは「これは儲かる」と気付いた。IBMの「オマケ」としてMS-DOSを売り出し、そのうちWindowsなんてものを作って、ビル・ゲイツは億万長者になったが、ビルゲイツも最初から金儲けがしたかったわけではない。本当は、純粋な趣味と情熱の延長線上にあったのである。
ホビーパソコンや古いコンピュータ(パソコン)やDOSやMacやビル・ゲイツやIntelも参照のこと。
2023.02.05編集
BASICはインタープリタで、コードを書きながらいつでもRUN命令をすればコードを実行出来る。バグがあった場合は途中で止まる。
基本的な命令は少ないが、以下のような命令があった。
命令 | 意味 |
---|---|
RUN | プログラムの実行。 |
INPUT | 入力。INPUT Xとすると「X?」と言う画面が出て、データを変数に入力できる。 |
出力。変数の内容を書き出す。 | |
A=0 | 変数定義と代入。 |
IF | 条件分岐。 |
GOTO | ジャンプ。 |
FOR NEXT | 繰り返し。 |
コードは以下のようになる(自分で適当に書いたコード)。
10 A = 0 20 B = 0 30 C = 0 40 INPUT A 50 INPUT B 60 C = A + B 70 FOR D = 0 TO C 80 PRINT "HELLO" 90 PRINT D 100 NEXT D RUN
行番号が10ごとに並ぶのは、途中で間に数値を入れられるようにするため。90と100の間に命令を加えたい時は、「95 ...」と言う風にする。
初期のBASICマイコンは、8bitでプログラミングが体験出来る個人向けコンピュータとして始まった。
純粋なプログラミングが出来る個人向けコンピュータだった。
以下はBASICによるプログラミング解説。
オープンソースのBASICであるFreeBASICと言うプロジェクトもある。
言語仕様はQuickBASICに近い。
GNUツールチェインも参照のこと。
ゲーム開発を参照のこと。
BASIC言語はMicrosoftによってGUIの開発が手軽にできるVisual Basicに進歩しました。Visual Basicを参照のこと。