IoT・ユビキタスに関する世界観です。機械に詳しい父親の話を参考にしています。
IoTは「モノのインターネット」と呼ばれ、家電製品などの「モノ」をインターネットに接続する試み。
最近はFedoraやUbuntuなどのLinuxディストリビューションがIoTに対応するなど、少しずつ一般的になってきている。たとえば外出先からクーラーをつけたり消したりできる。
そのうち、ロボット技術などと組み合わせて、「遠隔地からさまざまな仕事をする」とか、たとえば外出先からペットに餌をやったりできるようになるのかもしれない。
Wikipedia
IoTという言葉が盛んになるはるかに以前から、「ユビキタス」という新しいコンピュータの形態についてIT業界では大きく言われていた。
ユビキタス社会では、世界のさまざまなところにコンピュータが点在して存在し、コンピュータがそこにあるということやコンピュータを操作するということを意識せず、「社会における隠れた存在」としてコンピュータを利用する。
つまり、今までのような、コマンドラインやGUIの端末からコンピュータを操作するのではなく、さまざまな場所にある機械や施設に組み込まれた形で、コンピュータがあることを意識することなくコンピュータを使う。
たとえば、自動車などにはたくさんのICチップが搭載されており、Windowsパソコン以上に「コンピュータ」という技術を大きく導入しているが、そこにコンピュータを操作するという感覚はなく、自動車が複雑なコンピュータの集合体であることを意識せずに車を運転することができる。
IoTは、これを発展させて、モノにインターネット接続を導入し、モノがインターネットと繋がるという発想をしたものであると言える。
(放送大学「情報学へのとびら ('16)」を参考に執筆しました。)
IoTは、家電製品の消費者だけではなく、さまざまな人にメリットがある。
まず、消費者から見ると、家に帰らなくても家電製品が操作できる。このため、家に帰る五分前に遠隔地からエアコンをスマホでONにすることで、家に帰る前に家の中を涼しい気温にしたりできる。
IoTは、消費者以外にもメリットがある。たとえば電力会社。家電製品の電力の消費状態をリアルタイムで知ることができるため、どこの世帯や地域で電力が足りなくなっているかがすぐに分かる。
ほかにも、災害が起きた時に、停電した時、どこが今停電しているかをリアルタイムにはっきりと知ることができるため、災害の復旧が簡単になる。今どこの電線が切れているのかが、わざわざ現地に赴かなくても、インターネットですぐに分かる。停電だけでなく、水道などが止まった時も同様に、各家庭の水道の状況からどこで水道管破裂が起きたのかがすぐに分かる。
IoTは、自動車のような交通にもメリットがある。どこの自動車が今どこにいるのかが分かるため、渋滞や混雑の状態を知ることができる。GoogleマップなどのWebサービスに、渋滞や災害のような情報をリアルタイムで掲載できるようになる。また、タクシーを呼び出すことも簡単になり、宅配トラックが今どこで誰に向かって荷物を運んでいるのかも分かるようになる。
自動車も参照のこと。
2025.07.13
何も知らない僕が言うべきことではないかもしれませんが、IoTの問題はセキュリティと自由ではないでしょうか。
まず、モノがインターネットに接続されるということは、インターネットを通じてモノをハッキングできる可能性があると僕は思います。
それから、モノを組み込みデバイスとして扱う際に、OSが必要となると思いますが、このOSはオープンソースで公開されるのでしょうか。もし、公開されないのであれば、そのモノのソフトウェア的な仕組みを変更・改変できるのは、そのモノを作った会社の社員に独占されてしまいます。ソフトウェアが非公開にされるのであれば、その機械の仕組みやプログラムについて、自由に改変が許されるという「自由な権利」はおざなりになってしまいます。
できるなら、僕はセキュリティについては、Windowsが常にアップデートされるように、遠隔でセキュリティパッチが当てられ、脆弱性のある古いソフトウェアは更新されるような「アップデートの仕組み」が必要だと思いますし、自由については、GPLなどのライセンスでソースコードが公開されることも重要だと思います。
IoTの関連機器として、小型のシングルボードコンピュータであるRaspberry Piを使うこともある。Raspberry Piを参照のこと。
キオスク端末はコンビニなどにある端末で、タッチパネルなどの簡単なインターフェースで、客が誰でも端末操作を行うことができる。
このような極小の機能しか持たないネットワークを用いた端末はシンクライアントと呼ばれることも多い。
シンクライアントではアプリケーションやデータをすべてサーバー側で保管し、クライアント側には操作する端末を提供するだけでほとんど何も保存しない。
2024.10.14
店舗も参照のこと。
ICタグやRFタグ(RFIDタグ)は、電波でそのものを識別することのできることのできるタグ。輸送や在庫管理などの現場で使われている。従来のバーコードに代わる技術。
2024.12.04
ICカードはクレジットカードや電子マネーなどの売買や交通機関などの利用に使われる、偽造の難しいカードのこと。最近急速に使われている。
2024.12.04
QRコードはスマホなどで識別できる二次元のコード。主にスマホを使ったさまざまなシステムで使われている。読み取りにはQRコードリーダーのアプリが必要。
スマホも参照のこと。
2024.12.04