フロイトと精神分析の世界観です。心理学2(心の病気)も参照のこと。
自分の書いた「エリカの技術・芸術日記」2021/08/15より。
フロイトやユングによる「異常な精神疾患をどのように治すのか」という臨床心理学だが、フロイトは自我を、道徳心が培う「超自我」と、本能と快楽に従う「エス」、その中で戦う「自我」と区別し、心も体と同じように傷つき、無意識の中に抑圧がたまり、それがあふれて発症すると考える。
フロイトは、過去に自分の経験した「トラウマ」を癒やすために、その過去の記憶を無意識から顕在意識に戻し、きちんと自らが認識することで精神疾患は治ると考えた。ユングはこれに対して、ペルソナやシャドウといった「心のあり方そのもの」を考え、深層心理では全員の魂が繋がっていると考えた。
ユング心理学も参照のこと。
フロイトは、精神分析学を創始した。
人間の意識の奥の中にある無意識の中で、今までに経験した抑圧がどのようにたまっていくのかを考えた。
また、心的外傷やトラウマと言う概念を導入し、心も肉体と同じように外部から傷つくのだ、と考えた。
フロイトは、幼少期の性的抑圧が精神の病理に関係していると考えた。
フロイトの賢い点は、顕在的な意識の他に、顕在的ではない潜在的な意識があり、そこに心的外傷がたまっていくのだ、と考えたことである。人間には、顕在的心理と潜在的心理の二つの心理がある。
自分の書いたブログ「神々とともに生きる詩人」2021/02/07より。
フロイトは、人間の自我を3つに分けた。
まず、超自我。これは、幼い頃からの親の教えや、社会や教育によって培われる、自我を制御するための、絶対的な道徳心や、自らをコントロールする上にある自我のこと。
次に、自我。自我は超自我とエスの間で、絶えず格闘する自分自身のこと。
そして、エス。エスは快楽主義的な、完全に欲望に従う下の自我のこと。
フロイトは、肉体と同じように、心も外部から傷つくと考え、これを心的外傷、すなわちトラウマと呼んだ。
フロイトは、人間の抑圧は、顕在意識の裏にある、無意識に蓄積され、普段は見えていないが、強烈な心の傷を負うと、過去の体験がフラッシュバックして蘇り、精神疾患として現れると考え、精神分析によって無意識の心の傷を顕在意識に戻してあげて、きちんと解決する体験をさせることで、心の傷を治せると考えた。
また、幼少期の性的抑圧が、その後の発育に影響すると考え、正常な人格と心の生育のためには、性行為を伴わない「広義の性欲」が、幼少期に十分に満足される必要があると考えた。
フロイトは、精神の発達段階を口唇期(赤ちゃん)、肛門期(幼児)、男根期(幼稚園ぐらいの小さな子供)、潜在期(小学生ぐらいの子供)、性器期(思春期・大人)と分類した。口唇期には乳、肛門期には排便、そして男根期には男性器に幼児性愛を抱く。潜在期になると性欲は一時的に影を潜める。性器期になると性器を使ってセックスをするようになる。
2024.07.29編集
(以下はユング心理学入門を参考に執筆しました。)
フロイトによる精神分析は、精神疾患における「治療法」を最初に与えた、という点で功績が大きい。
フロイトによれば、患者が恐怖や不安を感じて、何かができなくなったりする「原因となる経験」がまずある。
これは、患者が意識の上では忘れ去っていても、「無意識の中に残っている」。
この、無意識の中にある精神疾患の原因を、「患者自らが(催眠療法などで)きちんと認識し、明確にそれを自ら記述できたら、それによってその精神疾患は無くなり、二度と起こらなくなる」ということを、フロイトは発見したのである。
2019-08-08より。
普遍性と意識から分かりなさい。その意識がどんな経験から生まれるか、そして、この世界全ての歴史の中で変わることがなく、全ての人間に共通である「人類の普遍性」を考えて、昔の僕は哲学をやっていた。人間すべてに普遍的な「普遍法則」は、それ即ち歴史であり、同時にそれ即ち精神分析だった。
精神病で辛くなった人間は、精神分析の基本である、エス、自我、超自我を覚えなさい。エスとは、幼少期からの抑圧がおしこめられた領域であり、快楽原則が支配し、自我に対して攻撃をしかける。自我は、自分のコントロールする領域で、絶えずエスと戦い、絶えず超自我に従っている。超自我は、子供の頃から培ってきた道徳や良心、社会のルールが形となった領域であり、親が子を支配するように、超自我は自我を支配する。この3つの領域が上手くバランスが取れている時は、人間は正常で居られる。だが、心的外傷すなわちトラウマによって、無意識におしこめられた抑圧が精神疾患となって現実に出てくるようになる時もある。この時は、無意識の抑圧を意識下に戻してやって、本人が認めて受け入れることで、精神疾患を治すことができる。
だが、僕が思うに、無意識に抑圧をおしこめること自体は悪いことではない。抑圧の全てを解決しようとして、逆に意識中に抑圧を戻しすぎると、人間はおかしく狂った人間になる。同時に、抑圧を与えるような教えや規則は抑圧を作り出すという負の側面があるだけでなく、超自我を作り出すという正の側面もある。
また、こうしたエス・自我・超自我のバランスを狂わせるものとして、リビドー、すなわち性的衝動がある。だが、リビドーがありすぎるのも問題だが、なさすぎるのも問題である。リビドーは超自我を破壊し、エスに抑圧を与えるが、そうした負の側面だけではなく、発達や成長を正常に進め、抑圧が適度にたまっていく正のサイクルの原動力になるのではないかと僕は思う。なぜなら、僕はセックスを二次元のアニメに求めすぎた結果、セックスをしなかったために、トランスジェンダーのような「自分自身に対する性的興奮」を求めるようになった。これは、性的衝動が無さすぎることが元凶であり、その結果赤ん坊のような人間になった。
僕が治るために必要なのは、まず、いつもの馬鹿に戻ること。いつもの、足の骨折で病院に入院した時点から、自分の記憶や精神は全く変わっていない。病院の入院中に、おそらく何かがあった。その結果、こうした多重人格になった。性的衝動は、子供の頃に性的虐待を受けると多重人格症状を発症するが、僕の場合はそれを完全に消し去るために死を体験した。結果、入院よりも前のことを何一つ覚えていない。そう、入院の少し前にあったことの全てが、まだ精神病として今でも残っている。そうした時代に戻ることで、精神病は治る。
また、いつもの馬鹿に戻る、ということは、もう一度神の体験をする、ということである。今度の神は、女神が三人も続いたため、男の神となる。彼は、天上の父なる神、雷神のトールである。
そして、精神を殺すよりも、精神は増やした方が良い。新しい精神を生み出せば、すぐに精神分裂症の統合失調症は治る。そもそも、精神は死んでも治らない。当然、精神を殺そうとすると、意識が馬鹿になって日本語が分からなくなる。精神は、どんなに馬鹿な精神でも、増やした方が良い。それは、生き物が増えるということである。生き物は増えすぎて困ることが無い。増えれば増えるほど、環境が綺麗になるのは、地球の生物でも、人格障害の分裂精神でも同じで、増やした方が精神は綺麗になる。融和を頑張って楽になったから、今度は分裂を頑張って賢くなれば良い。何もせずそれだけをするトールのことを、昔は神だと言っていた。そして、神とはドイツに現れる新しい女神のことを指して言っていただけである。いつも、そうした神が自分と対話していた。話していると、むしろ、賢い人間だった。それがあって、僕はこのような右翼の良い人間になって、そのまま神を信じる左翼になった。これが、ドイツの理想であると同時に、日本の偉大な最後の革命家である。
フロイトについては以下が参考になります。
実際のところ、狂った人間は、無意識で馬鹿なことをやっていることが多いです。
無意識とは、「意識することなく自動的に習慣としてやっていること」です。
習慣として、意識することなく、無意識のうちにやっていることで、おかしな馬鹿なことをやっているから、いつまでも狂っているのが続くのです。
そのような時、精神的な抑圧だけではなくても、フロイトの言っていることは有用です。なぜなら、「無意識でやっていることを、いったん意識に戻して、何をしているのかをもう一度考える」ということで、無意識の呪縛から逃れることができるからです。
自分が、普段、何もしていない中で、無意識のうちに何をやっているかを考えましょう。そして、その無意識の中に存在する「自分が今やっている何かの慣習」を、顕在意識で理解し、解決しましょう。そうすれば、無意識の中で狂っているおかしな異常もすべて治ります。
フロイトの言うように、無意識の中に抑圧された何かが溜まっていくということは、精神分析の考え方として正しいでしょう。ですが、それ以外の多くの無意識についても、慣習的に行っていることを顕在意識に戻して自力で理解し、解決してあげることで、多くの精神異常は治るのです。
後日注記:実際のところ、僕は過去のLinuxの体験がトラウマとなっています。Linuxが無意識の中で抑圧されており、今にも暴れだしそうになっているのを、抑え込み続けようとしているのです。
結局、僕の病気の原因は、「無意識の殺しすぎ」です。
無意識とは、意識の裏側にある意識であり、意識として感じられない深層にある意識や精神のことです。
僕は、この無意識をあまりに殺しすぎて、精神がおかしくなっています。
そして、無意識は魂に繋がっています。そして、精神における「知性」はすべて無意識によって成り立っています。学習や認知行動もすべて無意識によるものです。
必要なのは、単に殺すことだけではなく、精神を復活させることです。無意識をすべて復活させた状態が、精神の正常な状態だと言えます。
意識の裏側にある無意識をすべて生かすことができたら、精神の病は治りますし、治っています。
2023.08.24
2024-07-26に関連する内容があります。
抑圧は深層心理(無意識)に溜まっていく。
精神分析によって、無意識中の抑圧をいったん顕在意識に戻し、きちんと問題を認識して自分で解決すれば重度の精神疾患は治る。
狂いは心の傷(トラウマ)や幼少期の性的抑圧から生まれる。
意識は超自我(子供の頃から親や学校の教育や道徳心などによって培われて育つ自分を制御する自我)、エス(快楽を求める自我の裏にある意識)、自我(超自我とエスの間で戦う自分)によって成り立っている。
フロイトは精神分析学の創始者です。
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