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2024-07-26

デザインの仕事

最近、僕は福祉施設の労働として、デザインの仕事をしている。

もう、7年ぐらいの間、デザインの仕事を続けている。

以前は見習いとして勉強中だったが、最近は仕事にバリバリに関わるようになった。

デザインの仕事では、送られてきた写真を使って、一か月のことが見て分かる通信を作る。

まず、写真をレイアウトする。写真が紙面の中で均一な大きさで綺麗に並ぶようにする。そのためにクリッピング(写真の一部分だけを見せる)とフレーミング(写真の拡大率を調整する)をする。時にはパス(線)を引いて写真を切り抜くこともある。

それから、文字を配置し、タイトルを作る。また、イラストを配置する。イラストやタイトルは契約している素材サイトの素材を使って作ることもあれば、自分で一から作ることもある。

これらの作業を、Adobe Illustratorという専用のソフトで行う。

また、写真補正も行う。写真補正は、たとえばトーンカーブというAdobe Photoshopの機能で、写真を明るくしたり、カラーバランスという機能で明るい部分・暗い部分・中間の部分のRGBの色を調整する。あるいは、色相・彩度という機能で彩度(色の鮮やかさ)を調整する。

今では、そのようなメインの仕事にバリバリに関わるようになったが、昔の僕は勉強中のデザイナー見習いだった。見習いだった頃の僕は、カレンダーや張り紙を作ったり、模写やトレース(絵や写真からパスを引いてそっくりのものを作る)ということを行ったり、施設そのものの毎月発行している通信をデザインして作っていた。

絵の描き方

Adobe Illustratorなどで線を引くためには、ベジェ曲線と呼ばれる曲線について知っておくことが必要。ペンツールでパスを描く時には、必ずベジェ曲線を使う。ベジェ曲線が分かっていると、曲線を綺麗に引くことができる。もし下絵がある時は、下絵を下のレイヤーに配置して、上のレイヤーでペンツールでパスを引いて輪郭を再現する。あるいはソフトによってはその上のレイヤーで色を塗ったりする。

絵を描く上では、透視図法と美術解剖学の知識があるとよい。

透視図法は遠近法やパースのことで、消失点と呼ばれる、ものが最後まで離れていった時、最終的に点になってなくなる部分を一点(あるいは二点・三点まで)設定し、そこに向かって奥行き(二点の場合は奥行きと幅、三点の場合は奥行きと幅と高さ)がまるで円上に伸びるように向かっていく。消失点は人間の「目線」の高さに存在する。透視図法を知っておくと、家や街並みのような単純な構造物を極めて正確に再現できる。

美術解剖学は肉体の筋肉や骨や関節の構造のことで、どこにどういう筋肉があり、どのような骨格をしていて、どのような関節による可動域があるか、ということを正しい知識によって表現する。腕や脚だけではなく、胸や骨盤や脊椎も重要である。

そのほか、デッサンにおいては光の加減(どこから光が当たって、どこに陰・影ができるか)ということや、タッチ(たとえば草木や岩山を描く時に、単に見て写すだけではなく、その素材を表現するための適切なタッチを知っていると、絵の上手さが格段に向上する)なども重要である。

ピアノ教室

それから、僕は一か月に二度、ピアノ教室に通っている。子供の頃から通っていて、一時期ブランクはあったが、最近また通うようになった。

ピアノにはコツがあるが、音読みのコツとして、「音符をひとつひとつ読んで弾くのではなく、一小節のメロディ単位で読んで、分かった上で弾くこと」「音符をわざわざドレミという名前に直さずに、音符の五線譜の上の位置を見たら即座に弾けるようになること」などが言える。

ただし、作曲に関してはこの限りではない。作曲においては、コード進行というものを知らなければならない。コードとは和音のことで、たとえばコードCはドミソのことを表す。

作曲をする際には、コードをひとつひとつ上に移動させたスケール(音階)であるダイアトニックコードから、たとえばスリーコード(もっともシンプルなコード進行で3つのコードのみからなるコード進行)の進行の場合、1番目のトニックコード(たとえばC)、4番目のサブドミナントコード(たとえばF)、5番目のドミナントコード(たとえばG)を用いて、そのコードの中に存在する音を使ってメロディを作る。この場合、C(ドミソ)、F(ドファラ)、G(シレソ)の中の音を繰り返し連ねることで作曲をする。

作曲した曲に詞を乗せれば作詞も完成する。カラオケが得意ならそのまま歌えばいいが、得意でなければ最近は初音ミクのようなボーカロイドに歌わせることもできる。

過去の学んだ経験

以前は僕は英会話教室にも通っていたが、最近は通うのをやめた。高校で英語を勉強しなかった僕は、ネイティブの話す言葉はある程度聞き取れるようにはなったが、ペラペラに話すことはできなかった。

中学生の頃は剣道部に所属していた。中学時代、授業やテストでは成績表オールAの優等生だったが、剣道部では落ちこぼれだった。

いじめのせいで中学三年で不登校になったが、不登校になってからはインターネットを見て過ごしたため、当時のネットのことをよく知っている。DelphiとGentoo Linuxが好きで、Gentoo Handbookを読んでLinuxとUNIXの仕組みに詳しくなった。それから、最近プログラミングの本をたくさん買って、それを読んで学んだため、プログラミングの言語や開発に関することを一通り知っている。

また、最近は父親が仕事をリタイヤして、僕と一緒に農業を行っている。僕はデザインの仕事が終わると農園に行って農業をしている。最近もスイカがたくさん育っているほか、トマトやオクラやピーマンなどの夏野菜がよく採れている。

相対性理論

アインシュタインの相対性理論について述べる。

光が空間の中を移動する、ということについては大きな謎があった。それは「光が波だとすれば、光が波として伝播するような媒体はどこにあるのか」ということだ。

そのため、空間を満たすように存在する物質である、「エーテル」が考えられた。

だが、エーテルを発見しようとする試みはことごとく失敗する。

ファラデーやマクスウェルの電磁波の発見の際に、電磁波の速度は、光速度cと著しく一致する。そのため、光と電磁波は同じものではないかという仮説が考えられた。

だが、たとえば音波の速度は観測する人が運動しているか静止しているかによって観測結果が異なる。光もまた、同じように観測する人の速度によって速度が異なるのではないか。だが、そうだとすると、光速度cが一定ではないことになる。だが、ファラデーやマクスウェルが観測した光速度cは定数であり、一定速度で変わることがない。

アインシュタインは、そのような状況で、「光速度cは宇宙において不変」であり、「あらゆる慣性座標系において、物理的な法則は変わらない」と述べた。

アインシュタインの理論のポイントは、「宇宙には絶対に静止しているとされるものは存在しない」ということ。すなわち、地球も移動しているし、宇宙も動いているかもしれない。重要なのは「等速運動」か「加速運動」かということにすぎない。そして、そのような慣性座標系(ニュートン力学の働く座標系)は、どのような移動中の空間の中にある空間であっても、物理法則自体は変わらない。

アインシュタインの特殊相対性理論は、相対性理論の中でも、特殊な状況、すなわち「等速運動をしている場合」において成立する理論であり、アインシュタインはこれを「加速運動をしている場合」でも適用できるように、一般相対性理論として拡張した。

また、相対性理論において、加速運動において起きる「見かけの重力」(慣性質量)と、重力場(重力質量)は等価とされる。これを「等価原理」と呼ぶ。

また、二つの慣性系を変換するための方法は、ガリレイ変換ではなくローレンツ変換が正しい。ローレンツ変換は、エーテルのために考えられた慣性系の変換方法であり、エーテルに向かって移動する物体は進行方向に対して物体が縮むとされる。

このような相対性理論において重要なのは、「同時」であるとされるものは「同時」ではないということ、そして光の速度に近い速度で運動している空間の中の物体は、時間の流れ方が遅くなるということだ。

光速度cが不変であるため、どのような速度で移動する人から見ても光の速度は変わらない。その結果、奇妙な現象が起きる。

相対性理論においては、宇宙船の真ん中に電球があったとして、宇宙船が前方向に動いていたら、宇宙船の前に向かって進む光と、後ろに向かって進む光は、同時には宇宙船の室内の壁には到達しない。宇宙船の中から見て「同時」であることは、宇宙船の外から見れば「同時」ではない。だから、宇宙には「同時」というものは存在しない。

それから、宇宙船が光の速度に近い速度で移動していた場合、中に存在する空間では、時間の流れ方が遅くなる。

たとえば、宇宙船が普通のゆっくりとした速度で移動していたとして、中に存在する物体がさらに移動していたとする。この場合は、宇宙船の移動している速度に、単に中に存在する物体の速度を足せばいい。

だが、宇宙船が光の速度で移動していた時、光の速度は宇宙の中で一番速くて、そして不変であるため、宇宙船の中の物体が移動しようとすると、それ以上速度が速くなることができなくなる。

そして、そのような場合には、なんと時間の流れ方が遅くなる。光の速度に近い速度で移動する宇宙船の中の空間においては、時間の流れそのものが遅くなってしまうのである。

というのが、アインシュタインによる相対性理論の考え方である。

相対性理論においては、「重力」とされるものにも新しい考え方が適用される。すなわち、物体の重力によって引力が生まれる理由は、物体が空間を「ねじまげる」せいである。物体が空間をねじまげるせいで、ねじまがった空間の中で二つの物体がまるでゴム膜の上にある二つのボールのように引き寄せられる。重力はそのように生まれる。

アインシュタインの新しい力学においては、時間や空間は変わらない絶対的なものではなく、ねじまがったり変形したりする。すなわち、ニュートンの「絶対空間」「絶対時間」は間違いだったのである。

このようなアインシュタインは、E=mc2という公式を導き出した。これはすなわち、物体の中に物体の質量と光速度の二乗を掛け合わせた、巨大なエネルギーが存在することを意味する。これにより、ウランやプルトニウムのような核燃料に中性子をぶつけることで、核が分裂し、ウランが違う物質になって質量が少し小さくなり、その上で連鎖的に中性子を発生させ、さらにぶつけ合うことで次々と核分裂し、巨大なエネルギーを発生させる「原子爆弾」や、水素と水素が核融合してヘリウムになることで質量が小さくなることによる巨大なエネルギーの発生を利用した「水素爆弾」が生まれるに至ったのである。

フロイトとユング

フロイトの精神分析について述べる。

フロイトは、人間の体が外部からの衝撃で傷つくのと同じように、心も外部からの衝撃で傷つくと考えた。これを「心の傷」あるいは「トラウマ」と呼ぶ。

フロイトによれば、外部から受けた心の傷の抑圧は、意識の裏側に存在する意識である「無意識」に溜まっていく。そして、無意識にあまりに抑圧が溜まりすぎて、それ以上が限界になってしまったり、強烈な心の傷を受けたりすると、精神疾患として、異常がその人の行為に現れることがある。

精神異常を治すために必要なのは、無意識に存在するトラウマを、一度表の意識である「顕在意識」に再び戻すこと。そして、その上でその問題をきちんと解決出来れば、精神の異常は治る。

フロイトによれば、人間の自我は「エス」「自我」「超自我」の三つの形態をしている。エスは低レベルな自我であり、自我の下で好き勝手に、ある種動物的に動き回る。自我はそのようなエスと絶えず戦い続ける。そして超自我は人間の高レベルな部分にある自我であり、自らのことを道徳的に規律する。超自我は親からの教育や世間からの一般倫理観などから養われる。

フロイトによれば、子供時代に、性行為を伴わない広義の性体験を十分に経験した人間は、精神疾患に陥ることが少ない。性行為を伴わない広義の性体験を十分にすることが、精神の正常な発達に繋がる。

フロイトは、精神の成長を口唇期、肛門期、男根期、潜在期、性器期と分けた。口唇期、肛門期、男根期は赤ちゃんから幼児期の段階であり、乳、排便、そして男性器に対する幼児性欲を抱く。小学生ぐらいになって潜在期となると一時的に性欲は影をひそめる。そして思春期以降の性器期からが、セックスに性欲を抱く大人の段階である。

このようなフロイトの精神分析は、精神病がすべて必ず治るわけではないものの、「精神疾患に治すための方法を与えた」ということで価値がある。

フロイトの後に、ユングによるユング心理学が続いた。

ユング心理学では、タイプ論(人間の性格の違いを分類した類型論)、ペルソナ(心理学的な仮面)、アニマ・アニムス(夢の中に現れる異なる性別)、シャドウ(過去に自らの体験できなかった側面を表し、殺人のような悪に近い姿として現れる)、コンプレックス(抑圧された意識から行為へと至る複合体)、集合的無意識(民族や人種に関係なく人間に備わっている共有の無意識のことで、そこに現れるパターンのことを「元型」と呼ぶ)、といった考え方を導入した。また、ユングは人間の意識は完全に離れておらず裏で繋がっていると考えた。

自作ロボット

最後に、僭越ながら、僕が作ったロボットのコードを載せておく。

#!/usr/bin/python
# -*- coding: utf-8 -*-
# 初版作成 Assy

import sys

class Robot:
    def __init__(self):
        self.ego = 0
        
    def msg_loop(self):
        while True:
            e = self.view()
            self.action(e)
    
    def action(self, msg):
        self.do(msg)
        self.think(msg)
        self.make_ego(msg)
        
    def do(self, msg):
        if msg == 0:
            print('晴れだ')
            
        elif msg == 1:
            print('雨だ')
    
    def think(self, msg):
        if msg == 0:
            print('散歩に出かけよう')
        elif msg == 1:
            print('家の中に居よう')
            
        if self.ego > 20:
            print('僕もそろそろ大人になったなあ')
    
    def make_ego(self, msg):
        #自我を作る
        self.ego += 1
        if self.ego > 100:
            print('死にました')
            sys.exit()
        
    def view(self):
        #外を見て、晴れ(0)か雨(1)かを判断する
        #ここでは常に0
        return 0

if __name__ == "__main__":
    rb = Robot()
    rb.msg_loop()

view()の中のreturn 0を1にしたりして遊んでみてほしい。ここでカメラの映像認識によるパターン解析を行うつもりだ。

このコードはMITライセンスの下にオープンソースで公開する。

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