ウクライナとロシアの世界観です。
(以下の内容は、ロシアがウクライナに侵攻を始めて初期の頃の内容であり、既に古くなっています。注意してご覧ください。)
今、ロシアとウクライナが戦争を始めています。ウクライナの首都キエフにおいても、市街戦が始まりました。
今回は、プーチンが正当性のまったくない「力任せの制圧」をしようとして戦争が始まりました。ウクライナとロシアの戦力の違いを考えれば、ウクライナが制圧されるのは時間の問題です。
まったくこのような不当そのものの戦争は、最近はあまりありませんでしたが、NATOやアメリカは核戦争や世界大戦になるのを恐れるあまり、あまり短期的に効果はないと思われる経済制裁や遺憾表明しか、ウクライナを支援することができていません。
この戦争は、日本の対岸であるロシアが、自分勝手な言い分で起こした戦争です。ロシアと近く接する日本は警戒しなければなりません。ロシアが「なんとなく社会主義の良い国」であると考えるのを改め、かつてスターリンによって蹂躙された「無法者」であることを認識し、日本には平和憲法があるというだけでは守れないこと、核戦争になるのを恐れるアメリカが必ずしもウクライナを支援できていないように、日本のことを守ることは難しいということも踏まえた上で、専守防衛という維持することが困難な国防思想を持っているということを認識し、「日本も十分な戦力を持たなければロシアのような国からは守れないのだ」と考えなければなりません。
ですが、原爆が落ちた広島の市民である僕としては複雑な気持ちになります。なぜなら、核武装することぐらいしか、現実的にロシアのような超大国から日本を守る術はありません。ロシアにとってウクライナは兄弟国家であるため、世界の人々はこのように力任せの制圧のための戦争をロシアがウクライナに起こすとは考えませんでした。ですが、起こった結果は、「小さな蟻のウクライナが大きな象であるロシアに勝つことなどできるわけがない」という結果です。下手にロシアが核兵器を持ち、ウクライナが核兵器を持っていない(ブダペスト覚書によって撤去された)という「核保有の不平等」が仇となりました。また、ウクライナはNATOではないため、ロシアに全世界が武力行使を行うことは現実的ではありません。アメリカは核戦争や第三次世界大戦をする覚悟はないでしょう。
日本をどうやって守るのかは、核武装しかないのかもしれません。中国が台湾を制圧するためにロシアとともに戦争をしかけてきたら、日本にとってこのロシア・ウクライナ戦争はまったく対岸の火事ではありません。専守防衛の日本は、空軍や海軍で侵略を守れなかった場合、日本列島が戦場になるでしょう。そして、勝てるわけのないロシアに敗北し、アメリカや西側諸国は日本人の代わりに日本を守ることなどできない可能性が高いです。そして、このまま行くと、ロシアや中国から自国を守るため、北朝鮮のように核保有を事実上正当化する国が増えていくでしょう。そして、何かのきっかけで地球人類は滅びることになるでしょう。ロシアという第二次世界大戦の生んだ共産主義の戦勝国のせいで、すべてが駄目になってしまいました。
結局、ロシアは、スターリンが「密告逮捕型の政治」をやっていたころと、何も変わっていません。
スターリンは、自らが革命の独裁政治を行うために、人々が自分に反することができないようにしました。
スターリンは、少しでもソ連政府に反する意見を持った人間が居ると、その人間を政府に密告するように周りの人間たちを促し、密告されると、なんの罪のない人であっても逮捕し、強制収容所の監獄に送りました。
そして、計画経済を行うだけの知性のないスターリンは、兵力を増強し、核兵器で「地球が滅びるかもしれないぞ」と西側諸国に脅すことで、なんとかソ連の革命政府を延命し、ロシア革命の目指した世界革命のために近づこうとしました。
結局、今のロシアも、民主化したとはいえ、その当時の「人殺し無法者国家」から何も変わっていません。
このようなロシアを、主権を与えたまま放っておいたことがそもそもの間違いです。第二次世界大戦の独ソ戦の時点で、敗北すべきだった側はソ連側であり、その時にソ連はなくなっているべきだったのです。
今から、核戦争が始まるでしょう。ロシアはウクライナに核兵器を落とすのではないでしょうか。そうなれば、イスラエルがガザ地区に核兵器を落としたとしても、イスラエルだけを非難することはできなくなります。まず、北朝鮮が東京に核兵器を落とすでしょう。イランやパキスタンがアメリカに核兵器を落としたとしたら、もう世界はその時点でめちゃくちゃです。
すべてを、第二次世界大戦の戦勝国である、共産主義国家ソ連の末裔、プーチンが駄目にしたのです。
なぜ、プーチンがここに来て戦争を始めたのか、それは結局アメリカが弱体化したからです。中国やその他の後進国が十分に進歩し、アメリカはトランプや米中対立などの影響でかつての巨大な力を失ってしまいました。もし、ここでアメリカやNATOが何もできないようだと、いよいよロシアや中国が傲慢に世界のことに介入してくるはずです。ロシアがもし勝利すれば、中国による台湾有事が起きるでしょう。その時、台湾と中国が戦争になったとして、巻き込まれるのは他でもない日本になるでしょう。
ウクライナにロシアが侵略戦争をしかけてから、もう一週間になりますが、ウクライナは必死で抵抗し続けています。
僕がこの戦争で思ったのは、戦力など現代の戦争には関係ないということです。
どうやら、プーチンはウクライナとの圧倒的な戦力の違いを過信し、NATOやアメリカが核への脅しによって武力行使できないと見ると、48時間以内に決着はつくだろうと思い込んで、ウクライナ人の愛国心と自由を思い違えて戦争に踏み切ったようです。
ここで、アメリカは強くはありませんが、さすがはIT技術の盟主だけあって、情報が正確です。日本や欧州、ウクライナまでもが侵略は行われないという予想を立てながら、アメリカだけは「必ず侵略する」と予想を立てていました。
プーチンの誤算は、ウクライナ人が極めて誇り高い愛国心を持っていたということです。ソ連から独立し、民主主義の独立主権国家となって30年経ち、ウクライナはロシアと別個の素晴らしい国になったとウクライナ人は思っている、ということがプーチンには分かりませんでした。日本にとっての沖縄のようなものだと勘違いし、「ロシアに従えと言えば何の誤解もなくすんなりと従うだろう」と考えていたのです。
また、ロシア兵はあまりにミサイルなどの飛び道具を、脅しのようにキエフなどに投下していますが、脅しになっていません。「座して死ぬぐらいなら大切なキエフの一般市民と街を守りたい」と、全体の兵力では劣っていても、ウクライナでは志願兵が相次いで発生しています。キエフだけを守るのであれば、プーチンの目論見の「48時間以内に制圧」を大きく超過して、一週間経った今でもウクライナの抵抗は続いています。
それから、ウクライナの大統領、ゼレンスキーがあまりに誇り高くウクライナ人を守っています。コメディアン出身の大統領として、コメディアンであると国民から偏見を持たれ、低迷していたらしい支持率の回復と思っていたかどうかは知りませんが、劇場型の政治に長けていることもあって、SNSなどを通じてネット上に積極的にキエフの現状を伝え、全世界にウクライナ支持を呼びかけています。ウクライナ人にとって、自国を侵略者から守るゼレンスキーか、あるいは身勝手な理由で併合を求める侵略者であるプーチンか、どちらの言っていることを信じるべきか、プーチンよりもゼレンスキーを信じるのは当然です。
ですが、はっきり言って、ウクライナ兵の士気が極めて高いというだけではなく、ロシア兵の士気が極めて低すぎます。
ロシア兵は、7年前の食料を持たされて、何も教えられずウクライナに連れてこられて「銃を使って人を殺せ」と言われているようです。訓練だと勘違いして戦争に参加したロシア兵も居るなどの情報もネットでは飛び交っています。
このため、たとえば銃を捨ててウクライナ人にパンと紅茶をもらい、家族に電話を繋いでもらって、母の顔を見て泣く、ロシア兵の姿などもネットでは拡散しています。
これは、士気の違いだけではなく、情報戦が重要なことの別の側面を持っています。独裁者による「嘘」が通じないのです。確かにロシア国内では多くの情報がプーチンの制限下にあるでしょうが、ほかの国やウクライナでは違います。一歩ほかの国に出れば、嫌でも悪いのは大統領であるプーチンであることが分かります。自らの祖国ロシアが、大義名分のない侵略のための戦争に自分を置いたことを知り、「なんのための戦争なのか分からない」と言って兵器を捨てるのです。
このようなことが今、ロシア兵とウクライナ兵の間で、起きていると僕は思います。たとえば、戦車に対して何の武器も持たず戦車に立ちはだかるウクライナ人の民間人に対して、ロシア兵は銃を撃つこともひき殺すこともなく、停止したり別の方向に進むことで対応しているようです。
そして、経済政策があまりに強力になりつつあります。国際経済や輸入・輸出といった貿易だけではなく、文化、スポーツ、社会の面で、ロシアを国際社会は一致団結して排除しようとしています。かつての戦争のように、どこかの国が利益を狙って露骨に参戦するのではなく、国際社会全体が一致団結して「プーチンにNO」を突きつけています。現に、「大統領を信頼する」と言ったフィギアスケートの元ロシア代表のプルシェンコ選手のインスタグラムには英語やロシア語など多言語で批判が殺到しています。
また、ロシアとウクライナは、かつて同じ国だった兄弟国家です。遠縁であれば親戚にあたるような、見た目も文化もまったく同じ人々、同じ言語が通じる人々を、自分と同じ人間であるとしてしか感じられません。どんなに凶悪な犯罪者であっても、人を殺さなければならない状況に置かれれば躊躇します。ロシア兵は軍人ですが、銃や兵器の使い方は教わっていても、戦争を自分で経験などしていません。「いつもの訓練のようにウクライナ人を殺せ」と言われても、守る側であれば銃を撃つでしょうが、殺す側であれば銃を撃つでしょうか。自らが軍人となった理由は、そんなことのためではなかったはずです。
この戦争はウクライナが勝利します。ロシアはいくら圧倒的な軍事力があっても、絶対に「心」で勝てません。
むしろ、そもそもロシア軍の兵器は、それほど優れていません。古くなった旧式の戦車を使っており、対戦車兵器という新しい近代兵器を欧米から送られているウクライナに対して、かつての最強兵器であった戦車は効力を発揮していません。また、いくら軍事力が勝っていても、市街戦やゲリラ戦になってしまえば、相手の補給隊とのパイプを切断することで長期戦にできます。その時には、地の利のあるウクライナが有利となります。今のロシアができるのはミサイルによって市街地を破壊することぐらいです。そして、それが多くのウクライナ人の「民間人の死者」、すなわち何の落ち度もない一般市民の死者を出し、ウクライナ兵の士気とロシア兵の士気は天と地となっていくでしょう。この戦争は、ウクライナが勝利するでしょう。
しかしながら、プーチンがここまでおかしな「なんのためか分からない戦争」をはじめたのには、プーチン個人がおかしな妄想に取りつかれたのだと思います。
おそらく、この世界すべてを制圧し、ソ連の目指すユートピアを実現するために、「そろそろ実現できるかもしれないような確かな可能性」が見えてきたのでしょう。
かつての合理的判断にあふれるプーチンが、このような非合理的な侵略戦争を、なんの企てなしに実行するとは考えられません。
プーチンは何かを企んでいます。ウクライナで失敗すれば、スウェーデン、フィンランド、そして日本が敵視されるでしょう。
しかしながら、日本はロシアには負けません。なぜなら「日本には僕が居る」からです。どんなに戦力がかけ離れていても、正義を貫いて持ちこたえれば、必ず局面は打開できます。大丈夫、日本には、僕という「サイバー世界を支配する裏の統治者」が存在します。共産主義者などの掲げるユートピアは、僕に比べれば1,000年遅れた楽園のモデルです。必ず、日本が勝利するでしょう。
しかしながら、このような一方的で自分勝手な戦争を、プーチンという有能な指導者が行うのが正しい判断とは思えません。
僕が思うに、核戦争の第三次世界大戦の可能性も、プーチンは見越しているのではないでしょうか。
ウクライナだけではなく、イギリス、フランス、ドイツ、アメリカなどと、中国などとともに戦うため、その準備段階としてウクライナが欲しかったのではないでしょうか。
形だけでは、「モスクワの近くにNATOがあると危ない」とは言えますが、僕はそんなに簡単な理由でプーチンが最悪の戦争を始めるとは思えません。
どこの国に核兵器を落とすのか、どのようにNATOに勝利するのか、そうしたところが「絶対に勝つことができるぐらい確かな可能性になった」、そのような「絶対に勝つという確信」が、僕はプーチンをこのような戦争へと突き進めたのだと思います。
なので、プーチンにとっては、ウクライナなどどうでもいいのです。単なるNATOやアメリカに中国と連携して戦うための「持ち駒」となればそれでいいと考えているのです。
また、ロシアとの戦力格差が激しいウクライナ相手に、明らかに自分のほうが間違った戦争を始めたのは、何も正当性を信じているわけではなく、「戦争実験」をやっています。すなわち、どれだけ弱い相手なら、どれだけいいかげんな戦い方でも圧倒的に勝利できるのか、どうすれば勝てるのか、どうすれば負けるのか、ということを「トライ」している、それが今のプーチンの考えていることではないでしょうか。
この戦争でプーチンの「強硬戦略」が終わることはありません。核戦争の第三次世界大戦を起こし、それに勝利するまで、プーチンは既に「詰み手順」を見つけてしまったのです。
ただ、僕は、今のプーチンが、たとえ中国が台頭しているにせよ、アメリカやNATOやEUに勝利することができる場所に居るとは思えません。
推測になりますが、プーチンは自らが大統領職を失脚する口実が欲しかったのではないでしょうか。
いつまでも戦争を拒むのではなく、あえて戦争を選ぶことで、たとえ負けて自らが死んだとしてもそれが本望であり、かつて栄華を誇った武将が戦力の違いを正しく認識しながら、あえて自ら死ぬために戦場に赴いて一騎打ちで散っていくのと同じように、プーチンも最後に戦争という「本当に自分がしたかったこと」をして、それで死にたいと思っているのではないかと思います。
このようなことを言うのは、プーチンの支配するロシアは、権力者が権力の座から落ちてしまえば、絶対に未来のない権力闘争の国であることが言えます。プーチンの後任の大統領は、真っ先にプーチンの子や兄弟が自分のことを狙ってくるのを警戒します。プーチン本人はそれまでの政治犯罪を問われて投獄されるかもしれません。プーチンも、権力の座から落ちてしまえばただの人です。ですから、今までは権力の座を死守しなければなりませんでした。
ですが、プーチンはもう高齢の老人です。かつてのように、戦々恐々と支配し続けるのは、限界があります。
それならば、プーチンはあえてNATOへの敵対心を取り、ウクライナだけではなくポーランドやスウェーデンに勝って、自らが掲げる「強いロシア」を再構築し、あわよくばアメリカやEUにも勝利できるかもしれない道を、自分が生きていられる残りの時間の中で模索したいと考えるのは、国家元首の「本能」ではないでしょうか。
結局、プーチンがもう、最後にロシア人を全員巻き添えにして、自分が死にたかったのです。真実は単にそれだけだと思います。
今日は非常に恐ろしいニュースが入ってきました。ロシア軍がウクライナにある原子力発電所を攻撃して火災したとのこと。
もしメルトダウンが起きればチェルノブイリの時の10倍の規模の放射能汚染が起きるとのこと。
これは、まさしく、福島、広島、長崎の「反戦争・反核兵器・平和・左翼主義的地域」をも、ロシアは敵に回したということを意味します。
ですが、この情報はウクライナ側による情報です。原発事故につながるかもしれないとロシアが国際的非難は受けるでしょうが、少ない兵力の中戦うウクライナ政府が、なんとかしてNATOやEUなどの応援が欲しいと考え、ウクライナが自作自演したのではないかと少し勘繰りたくなります。
ですが、そうは言っても、原子力発電所で火災が起きたのは事実です。原発を攻撃するのは正気の沙汰であるとは思えません。これ以上、プーチンを助ける義理は、僕たち広島人にはなくなりました。
今のところ放射線の値は上がっておらず、汚染は起きていませんし、火災は鎮火したようです。
プーチンにはNATOが西側からロシアに接近してくることに対する、どうしようもない不安感があるのでしょう。プーチンは歴史的に、NATOの地理的な接近に対して抵抗し続ける、という終わりのない戦いを永遠にやっているようです。今のプーチンは専門家が見ても「完全に狂っている」と言われますが、いつもNATOに恐怖を感じて、西側諸国からいじめられ続けたのですから、怒りに怒っているのでしょう。ですが、その怒りに任せて、地球上で最悪の放射能汚染地域を新しく作り出してはいけません。原発事故による放射能汚染は、一時的な死者は核兵器よりも少ないかもしれませんが、すぐに放射能が拡散して消え去る率の高い核兵器に比べて、より長く広範囲に、何百年もの間放射能汚染を作り出します。
もはや、これはプーチンによる、「核兵器と同等の世界に対する犯罪」であると言えます。わたしたちは、ようやくプーチンの「なんとなくかっこいい」という幻想から覚めました。絶対にロシアを許してはいけません。
ロシアが、先ほどのウクライナの原発を制圧しました。
このニュースを聞いて分かったのは、やはりロシアは賢いということ。
この原発(ザポリージャ原発)はソ連時代にソ連が建設したもので、ウクライナの電力はザポリージャ原発とロシアの天然ガスに大きく依存した状態らしいです。
まず放射能汚染の危険性をウクライナにちらつかせることで、この原発を簡単にロシア側に引き渡すように心理的に脅し、簡単にこの原発の制御権を奪い、これによってウクライナでの電力は大きく削がれることになりました。
また、NATOに「何かあればわたしたちは本当に核兵器や原発事故すらもくろんでいるのだ」と提示したため、これではNATOは安易にこの原発を取り戻すための作戦を組むことができません。
要するに、いくら市街戦でゲリラ的に抵抗しても、社会インフラの権限を握っている状態にすることで、早々とウクライナ人の「諦めと絶望感」を押し付ける形です。
むしろ、これはそろそろ戦争は終わるかもしれません。残念ながら、ここまでされてしまえば、ウクライナの降伏が起きると思います。極寒のウクライナで電力なしに夜を過ごし続けられるでしょうか。プーチンは48時間以内の制圧ができなくても、この原発をドラマチックに奪うことで、ウクライナにできるだけ早急に勝つつもりです。まさに、「プーチン恐るべし」です。また、ウクライナ人はよく頑張りました。ですが、戦いは終わっていません。今からプーチンをロシアから排除するための、「本当の闘争」が始まるでしょう。
このように、プーチンの賢さを賛美するような文章を書きましたが、ここから分かることは、まさにロシアは無法者であるということです。
国際秩序やルールすら、「自分の存在を誇示するために」存在し、言わば「自らが破るために存在する」とプーチンは考えています。
このような大国ロシアに、日本のような小さな島国は勝つことはできないと思われるかもしれません。
ですが、待ってください。本当は、ロシアを倒すために一番いいところに居るのは日本です。
プーチンは、KGBの元東ドイツスパイです。なので、ドイツやヨーロッパのことは完全に知り尽くしています。特に、メルケルは東ドイツ出身で、プーチンとは蜜月関係にあります。
ほかのEU諸国などは、メルケルと密接に結びつきがあります。また、EUはそもそもアメリカ対抗のために作った同盟です。なので、アメリカとの仲はそんなによくありません。ヨーロッパには社会主義だった東欧諸国の極左勢力もたくさんいます。彼らはすべてプーチンに手出しすることができません。
イギリスやフランスなどは、一握りのアメリカのお仲間ですが、核戦争になりたくないから戦争に参加できないのであれば、ロシアを倒すためのまったくの戦力外であると言わざるを得ません。
そして、中国やインドなどはロシアと関係が深いです。中国やインドは、いわば「新しいロシア帝国の植民地」であると言えます。
そう、完全にロシアとまったく独立して動くことができる先進国は、アメリカと日本ぐらいしかないのです。
アメリカが日本に攻めてこない理由は、日本が好きだからです。それは、日本人のためではありません。ロシアとアメリカが本当に勢力争いをした時、本当にアメリカと仲良く付き合ってくれて、同時にロシアを倒してくれるだろうと期待できるのは日本ぐらいなのです。
日本は平和憲法があり、自分から戦争を起こすことはできません。それはアメリカが日米安保などで頑張って日本をアメリカの同盟国として民主主義化したからです。ですが、なぜアメリカはそんなに日本を大切にするのでしょうか。それは日本がロシア側につくことだけは絶対に嫌なのです。その時点で世界のパワーバランスは一気にロシア側に動き、アメリカは日本がロシアについたことで負けてしまうのです。
日本は、経済規模やGDPが高いだけの技術先進国であり、科学技術しか取り柄がないと日本人はみんな思っています。ですが、ある意味でひとつの特技として、「反ロシアとして一番いいところに存在している」ということが僕はあると思います。
日本のもうひとつ良い点は、理想的な民主主義の法治国家であることです。日本にはネオナチも極右も極左も社会主義の過激派も居ませんし、イスラムのような過激なテロリストも、キリスト教やユダヤ教の狂信者もいません。スラムもなく、治安は保たれ、麻薬もなく、銃もありません。極めて平和的な「まともで勤勉な大人の労働者」しかいないのです。
外国人は「日本人は勤勉に働く」と言いますが、なぜそのようなことを言うのか、それは外国人にはそのような「勤勉な労働者」がひとりもいないのです。貧しいものは富めるものを憎み、権力者はテロリストを憎み、過激派は権威を憎み、権威は王と神に従い弱者をくじくのは、ドイツやアメリカのような一部の国だと思ったら間違いです。なぜなら、日本以外のすべての外国はそういう国です。
日本人にだけできることが、必ずあるはずです。平和憲法を憎み、日本を「弱い国」だと思っているのは、日本人だけです。アメリカやロシアにとって日本は脅威です。あるいは、脅威どころではありません。なぜなら、日本には明らかに歌舞伎や芸者といった日本独自の、「ヨーロッパよりもはるかに完成度の高い熟練した文化」が存在します。日本人は宇宙人です。アメリカやヨーロッパのほとんどの国は、日本の存在している理由や根拠が分かりません。
ロシアやアメリカにとって、「ほかのすべての国は自分よりも下だと言えるのに、日本だけはそう言えない」、それが日本です。「日本は不可思議な存在であり、絶対に日本と同じことをすることが不可能」なのです。これが、「戦後の経済成長がドイツと同様にできた理由」です。戦後の左翼は悪いことばかりではありません。日本のような品質が高く精巧な製品を安価で大量に安定供給できる国はありません。
このように、日本がおかしな国でないことは、プーチンを倒すための好材料となると思います。それは付け入るスキがないからです。共産主義者やタリバン派がいないせいで、内戦やテロを起こしてロシアやアメリカが支配することができません。
「現にアメリカが支配している」とは言えますが、そもそもそのアメリカに支配されていながら日本人は「アメリカのおかげで平和だ」と考え、「アメリカに対してテロを起こそう」とは思いません。なぜか、植民地と同じ状況なのに、「実質的に平和だからいいや」と日本人は考えるのです。
これでは、反米勢力を社会主義に洗脳して内戦を起こさせることができません。日本人にとって、「アメリカの植民地であるか否か」はどうでもいいことであり、「日本人同士争いなく平和に暮らせること」が優先事項なのです。このような考え方をする国は、江戸時代の徳川将軍に逆らわない遺伝子を持った、島国という「相手国との争いがそもそも存在しない」というありえない日本の国民だけです。ここまで日本人が右翼になっても、その右翼はアメリカを支持します。騙されたいのではありません。日本人なりに、平和で国民が和やかに暮らせることを優先した結果なのです。
ただし、これほど戦況がロシア有利であっても、まだ戦争は続く。
プーチンよ、本当にここらへんで終わりにしないか。このまま行くと、第三次世界大戦が起きてしまう。
このまま戦争を続けると、プーチンよ、あなたの評価は、第二次世界大戦を犯したヒトラーよりもはるかに異常なほど凶悪な、人類文明を滅ぼす核戦争を起こした独裁者という評価にしかならない。
プーチンよ、あなたが憎んでいた、嘘の帝国、悪党、ネオナチ、すべてみんな、今のあなたそのものだ。
あなたが憎んでいた悪党はあなただ。あなたが嫌いだった独裁者はあなただ。
プーチンよ、このまま行く先の未来は、あなたが望むような栄光の強いロシアにはならない。今はまだ、元のロシアに戻れると考えているだろう。だが、このまま行けば、戻れるように見えて、絶対に戻れない。世界が滅びたのではなく、あなたが滅びたのだ。あなたが核戦争を始めるせいで、あなたが核戦争をやめられるようなあなたではなくなる。あなたはこの世界の全人類を滅ぼそうとする。そこに存在する「巨悪」は、あなた自身である。あなたが望むような未来はない。いつでもそれが実現できるからといって、あなたはそれを実現することはできない。今やめなければ、安易で簡単な方向に流されてしまえば、神によってそうなるだろう。今戦争をやめなければ、未来永久戦争は終わらなくなる。すべてが崩壊しても、あなたはひとりこの世界を滅ぼし続ける。それは決して栄光ではない。永遠の光のない、出口の存在しない迷宮の中であなたは何億年も彷徨い続ける未来になる。どのようにもがいても必ずそうなる。脚をもがかれたバッタは、飛び上がることはできない。どんなに素晴らしい宝を手にしたくても、そのために脚を犠牲にするな。脚とは正常なあなたの理性のことだ。
ここで戦争をやめなさい。やめなければ、あなたは絶対に神に罰せられる。僕と同じ試練の地獄を望むのか。本当にそれでいいのか。僕だけがその地獄がなんなのか知っている。最後の独裁者スバルだけは生み出してはならないと、あなたもいずれ同じように神の告げるロゴスによって知ることになるだろう。
不死鳥は単にスバルを消し去るだけではない。その悪を為した人間のすべてを崩壊させ、完全な狂人となる道を選んだのだと、今、まだ正常な理性を持っている間に知っておきなさい。あなたこそ、必ず地獄に堕ちる人間だ。僕だけはその理由も、その経緯もすべて知っている。わたしは嘘つきだが、あなたに今、嘘はついていない。
後日注記:今、ウクライナに外国人志願兵が投入されていますが、これは一見ウクライナが勝つ「決定的な有効手段」に見えて、実は危ないです。アメリカやNATO諸国がウクライナに兵を送ったという「事実上の世界大戦の開戦宣言」であると、必ずプーチンが主張しだします。ロシアはそういう国です。もはや、世界もプーチンも、これで終わりです。プーチンが恐れていた「NATOとの核戦争」が、もはやここに始まってしまうでしょう。プーチンは「NATOとの絶え間ない恐怖」という地獄に堕ちるでしょう。
後日注記:プーチンは馬鹿ではない。逆に、賢い人間だからこうなる。「すべてができた人間」だけが、このような最後のアルツハイマー型認知症にかかる。だが、プーチンよ、あなたは神を信じるべきだ。わたしと同じように神を信じれば、「地獄と恐怖の先にある本当の天国の景色」を、少なくとも一度見た上で死ぬことができる。どうなるかはプーチン次第だが、できるだけ悪をするな。わたしとプーチンは、同じ神を信じている。だからこそ、その神が自らの人生を導いているのだと、いずれ、「明らかな事実」として明確に知ることになる。プーチンの人生は、まだまだこれからが本番だ。
(この内容はあくまで僕の想像であり、事実確認や調査をせずに書いたので嘘が多いです。ロシアという国を理解するための参考だと思って、事実関係を考慮せずに読み物としてお読みください。)
僕が思うに、プーチンはソ連が本当に好きだったのだと思います。
ソ連のプロバガンダ映画を見ながら、ソ連の目指すユートピアの楽園の実現を夢見て、多くのことを勉強し、身につけ、信じ、そして努力して、プーチンは子供の頃から、「スパイになりたい」と夢を信じて生きてきました。
国から与えられた仕事は、KGBのスパイとして東ドイツへ派遣すること。絶対に本性がばれないように、素顔と本心を隠し、時には喜びや笑顔についても隠しながら、慣れない土地でさも現地人であるかのように、隣人や同僚などすべての周りの人間に身分を隠すということだけを努力することは、想像を絶する困難な仕事でありながら、祖国ソ連への愛国心と子供の頃からの夢が彼を支えました。
ソ連が崩壊し、大統領になると、ソ連崩壊の混乱を収束させながら、「共産主義国家を自由主義国家として再生させる」という、とても無理難題の仕事を押し付けられます。
ですが、プーチンは、その仕事を全力でやり遂げます。そのためには、新しいロシアがソ連崩壊の影響下で滅びてしまわないように、「絶対に滅ぼさない」という決意のもとに、「大転換」を行う必要があります。
ですが、時はソ連崩壊、もはや共産主義は終わったとされる時代です。各国の首脳は、ロシアに対して自由主義側につこうとさせる意見や工作ばかりで、その多くはソ連時代の苦しみの中でのソビエト人の理想と努力を知らないものです。ソ連が間違っているということを前提として議論し、ソ連の弱体化のために付け入るスキを見つけようとしてやまない西側の指導者に対して、絶対にそうした「滅びるかもしれないスキ」だけを見せようとせず、今でもソ連が正しいと信じる唯一の国家元首たる大統領のプーチンが、どれほど苛立ちと憎しみを感じたでしょうか。「許せない」と感じて、「わたしだけが絶対に正しいのだ」と考え、「西側の意見はソ連の実態を知らない妄言だ」と決めつけ、「ロシア人はわたしの信じることだけを信じるべきだ」と考えたとしても、おかしくはないでしょう。
そして、ロシアはプーチンのもとに、「強いロシア」の再生を掲げて、ある程度の大国の維持を行いますが、共産主義でなくなったロシアの持つ影響力は激減します。頼れるのは中国ぐらいであり、東ドイツもポーランドも仲間ではなくなり、かつての仲間が敵であるNATOに加盟し、プーチンがせっかくロシアが弱体化しないように努力しても、結果ロシアは弱体化していきます。自由主義化は成功しませんでした。また、ロシアがもっとも危険だと感じる「付け入るスキ」を、NATOはロシアを揺さぶるために、露骨に対抗してくるのです。
これが、僕の思う、「ウクライナ戦争が起きる経緯の一端」です。もはや、プーチンは、NATOや西側諸国の意見などどうでもいいのです。自らの行うべきことは「強いロシアの復活」であり、そのためにどんな手段であっても行使し、NATOへの「逆襲」が始まったのです。今まで、ソ連のために多くの自分自身の利益や損得を犠牲にしながら、結果何もできなかったプーチンが、「ソ連崩壊後の国際秩序とNATOを滅亡させるため」に、この戦争にすべての自分の未来を捧げる覚悟を持ったのです。
これこそ、この世界で最後の最終戦争、すなわち「プーチンの逆襲」です。単に、プーチンを「狂った」とか「焼きが回った」と言うのは簡単ですが、それは分かっていません。プーチンのロシアは、ソ連崩壊後のこの世界自体を憎んでいます。自らのソ連に対する愛国心と正義は、西側がいくら民主主義の勝利を信じていても、絶対に自分が生きている限り失われず、残りの生きられる短い時間の中で、それを自らのことを苛立たせた「NATOへの復讐」のために捧げようとプーチンは決意し、断固たる覚悟で第三次世界大戦の核戦争を始めようとしているのです。
今の国際世論やニュース記事、特にSNSなどを見ていると、僕の「ウクライナが勝ちます」という宣言は大外れで、結局、最終的にはロシアが勝つような気がします。
反戦のデモが各地で続いていますが、ウクライナがロシアに勝つのではなく、ある程度の条件を飲んで停戦し、結局ロシアの望む通りの内容を押し付けられるだけで、ロシアにはまったく実害はなく、すべてロシアが得をして終わりであると感じます。
しかしながら、今までの長い歴史の中で、西側諸国はどれだけ頑張っても、スターリンからプーチンまで続く、ソ連とロシアの独裁者の系譜を終わらせることができなかったのですから、言ってしまえば、「アメリカやNATOはすべてをウクライナ国民に押し付けただけで、大国は何もできない無能であることを証明した」というだけの話です。
もはや、国際平和は、アメリカやNATOのような列強によって与えられるものではありません。日本は平和だけを信じるのではなく、「国際平和のために立ち上がる」という覚悟がなければいけません。今こそ、パレスチナ問題や中国・韓国・ロシアなどとの領土問題を解決するために、単に平和憲法を順守するだけではない、核兵器保有もいとわないような、「真剣な軍事増強議論」が必要であると感じます。
また、ロシア国内で反プーチンに働きかける動きは限定的でしょう。なぜなら、プーチンを倒さなくても、ウクライナを倒すことが現実的に可能に見えるからです。それ以降、ロシアは貧しくなるかもしれませんが、そもそもロシアは今でもものすごく貧しい国です。北海道の生活レベルとは雲泥の差であると言われます。
自由主義経済が破綻してもロシアには、とっておきの最強の秘策である「社会主義経済にみんなで戻る」という反撃手段があります。おそらく、今からロシアは、それに近いことになるでしょう。なぜなら実権を握っているのはプーチンです。なんでもプーチンの思うがままの国なのですから、グローバル貿易が破綻したところで、共産圏に戻るなど簡単な話です。
結局、プーチンは、ウクライナどうこうよりも、自由主義経済をやめたかったのでしょう。これ以上、どうでもいいペレストロイカの亡霊を追っていても、ロシア人には自由経済はとてもできません。なので、ウクライナにすべての責任を着せて、アメリカやNATOには負けないように細心の注意を払いながら、国際法や条約に次々に違反することを繰り返し、経済制裁しかできない西側諸国を上手く誘導し、自らの「ロシアの自由経済そのものが絶対に成り立たないようにした」のです。
ロシア人も、ソ連時代の計画経済を思い起こせば、プーチンが社会主義経済に戻ろうとするのを批判するでしょう。ですが、戦争後の経済制裁によって自由経済が成立しなくなれば、共産党全員の意見として「共産主義経済を採用すべき」であるという主張を出すことができます。これにのっとる形でプーチンはロシアをソ連に戻すでしょう。そうなれば、「今まで民主主義の政体や経済にのっとって行動しなければならなかったのに対し、はるかに自由に独裁することができる」のです。新しいソ連の書記長にプーチンが就任するのは、おそらくそんなに遠い未来ではないでしょう。
しかしながら、僕はプーチンは本当に狂っていると思います。明らかに、いつもの賢いプーチンではなくなっています。このような戦略やシナリオを考えすぎて狂ってしまったのかもしれませんが、プーチンはおそらくもう手だてや策がなくなってしまったのです。すべての策を試して、その策がすべて駄目で、自分の作った側近にもよい意見はなく、もう「万策尽きた」状況ではないでしょうか。若い環境保護団体から、アメリカと同様に批判されたりするのは、かつては彼らと同じ立場だったプーチンにとっては辛いと思います。今のプーチンには、かつての威厳や賢い面影はありません。もう、この世界の「すべてのリーダーは無能になった」と考えていいでしょう。
なぜリーダーが無能になったのか、それはSNSのせいです。自分が何週間も専門知識と調査を駆使して考えた「最高の政策」が、ネット上ですぐに欠点を指摘され、炎上して血祭りにあげられる時代です。もはや「ひとりの賢い指導者がみんなを支配する」ということは不可能です。SNSが、あまりに賢すぎて、現実の民主主義や社会主義の政治体制を成り立つことがないようにしてしまったのです。プーチンだけではなく、ほとんどの国が、賢い人間が没落し、今までは考えられなかった「愚かにしか見えないリーダー」が勝っています。そうしたリーダーは、「今までのリーダーを既得権者として批判し、憎しみの対象に仕立て上げること」しかできません。今でこそウクライナが英雄扱いされていますが、調べるとウクライナではネオナチ集団による虐殺や、ロシアに対するエネルギーの強奪・未払いなど多くの「反ロシア的なやり方」をしています。プーチンは、もう諦めて絶望しているのです。
もはや、「インターネット時代に現実世界での政治はできない」と思ったほうがいいと思います。サイバー空間はどんどん悪くなり、明日が見えません。今日までよかったものが明日にはまったく逆の悪いものになり、逆に今日まで悪かったものをみんながまるで正義のように支持しだします。もはや人類という生物は、現実世界ではなく、仮想世界を主な生活の場所として生きることを選び、そこには対話も誠実さも責任もなく、ただ「嘘偽りの拡散と無責任だけ」なのです。
ロシアがウクライナで戦争をはじめてから、もう一か月以上が経ちますが、今でも戦争は終わっていません。
ロシアは、「圧倒的兵力と軍事力」を最初誇示していましたが、それが必ずしもウクライナを制圧するために十分ではなかったことが分かってきました。
まず、ロシアにはたくさんの戦車がありますが、その戦車の多くはソ連自体に作られた旧式のもので、現代的な対戦車兵器と呼ばれる、砲撃によって戦車を破壊する兵器を使えば、戦車はかつての昔の戦争のように最強の兵器ではないことが分かりました。
また、ロシアはウクライナでの制空権を早い段階で得ることができませんでした。
また、ロシアは、ウクライナの通信網やインターネットを破壊することで、自らの兵士の間でも通信ができなくなってしまい、この結果、物資が上手く届かなくなり、情報を把握することも困難になってしまったようです。
プーチンよ、あなたは偉大で賢い指導者です。なぜなら、ロシアはとても貧しい国であるにもかかわらず、「プーチンが賢い」という唯一の視点によって、アメリカやヨーロッパに比類する「西側諸国とは別の立場で世界に意見できる国」を築き上げた指導者でした。
もう一度、国民や世界人類と同じ立場で考える努力を、プーチンはすべきです。プーチンは、賢すぎるあまりに、一般的なロシア国民や世界人類と同じ考え方で考えることができなくなってしまっています。このまま、狂人の支配者になるのであれば、核戦争だけはやめなさい。核戦争に踏み切ってしまえば、どうなるかは分かりません。
もし、核戦争に踏み切ったとして、いくらかのシナリオはあります。ウクライナで戦術核兵器を使ったとして、それだけでほかの国が核兵器によって反撃しなければ、ロシアが劇的に勝利するだけで戦争は終わるでしょう。結局プーチンは、それを確信していると思います。ですが、もし、ロシアがアメリカやイギリスなどに核兵器をさらに落としたり、あるいはロシアに対してほかの国が核兵器を起こすようなことがあれば、手塚治虫が漫画「火の鳥」の世界で書いたような、核兵器投下の連鎖反応が起き、「人類すべてが滅亡し、プーチンだけが生き延びる世界」になってしまいます。プーチンは、そのパンドラの箱を開けてしまいそうになっています。
プーチンよ、理性を取り戻しなさい。この地球という星の行く末を決めることのできるひとりの指導者であることを思い出し、目を覚ましなさい。核戦争は絶対にいけないことです。もう一度、人間の正常な理性を取り戻して、そろそろ侵略戦争が間違っていたことを認め、ウクライナから撤退しなさい。絶対に、そうしなければ、もはや地球人類の未来は、完全になくなってしまうかもしれない、分岐点に居るのです。そして、その分岐点がどこに続くのかは、偉大なるロシアの指導者である、あなたの英断にかかっているのです。