郵便・配達の世界観です。
社会制度に詳しい父親の話を参考にしています。
生活する上で、郵便物のチェックは重要です。
本当に大事な書類や、本当に大事な連絡は、郵便物として届く場合が多いからです。
もし、郵便物をきちんとチェックしていなかったら、なんらかの重要な通知を見落とす可能性があります。
確かに個人個人の連絡に郵便を使うこともありますが、電話やメールやインターネットがある現代では、あまり個人個人で手紙をやり取りすることは少なくなりました。
それでも、郵便物は重要です。たとえば大学などからの重要な連絡や、面接を受けた会社からの重要な通知は、郵便で届く場合が多いです。
郵便物を自分で出す場合には、切手を貼る必要があります。
切手を貼る際に重要なのは、必要な切手の価格が変わることがある、ということです。たとえば普通郵便は今84円ですが、今後110円に変わる可能性があります。
切手を貼って手紙を出す際に、切手の額が低すぎると戻ってきます。逆に、高すぎた時は戻ってくることはありません。
期日までに出さなければならない郵便物の場合、切手の額が低すぎると、期日までに出せたと思っていても戻ってくることがあるので注意が必要です。
役所から届く通知などの場合、既に切手が貼ってある郵便袋が送られてくる場合がありますが、その場合は切手を貼る必要はなく、そのまま出せばいいです。
注意点として、既に切手が貼ってある手紙などで、その手紙を使わなかった場合、手紙と一緒に切手を捨てるともったいないです。切手の部分だけを切り取って別の郵便物に使えます。また、年賀状などで失敗したはがきなどがあった場合は、郵便局に持っていけば新品と変えてくれるので、この場合も捨てるともったいないです。
2024.06.10
郵便配達は、はがきや封筒などの手紙をポストに投函すると、それを郵便局員が集めて郵便局で仕分けをし、それを全国の手紙の住所に書かれたお宅に配達する。郵便配達員がバイクで行っている。
また、私書箱とは、郵便局に手紙を受け取るための専用の箱があり、その箱に郵便物を投函し、そこから郵便物を受け取ることができる。
2024.12.23
郵便配達員が配達するものは、はがきや封筒などの手紙と、ゆうパックなどの荷物。
このうち、はがきや封筒は「信書」と呼ばれ、郵便法で郵便局しか取り扱ってはいけないことになっている。
なぜ、郵便局しか取り扱えないのか、それは信書は情報のやり取りであり、間違った宛先に送られると大変なことになってしまうからだ。
信書がきちんと送られないと困ることは二つある。ひとつは、送られるべき場所に送られなくなってしまうこと。たとえば契約書のような大切な封筒が、きちんと送られないと契約ができなくなってしまう。もうひとつは、送られるべきでない場所に送られてしまうこと。送られるべき人にしか知り得ない情報が誰かに知られてしまい、秘密の情報の漏洩になってしまう。
これ以外にも、ゆうパックなどの荷物を届けることもある。昔は郵便小包といって、小さな荷物専用の配達を行っていたが、最近ではヤマトや佐川のような運送業者が発展しているため、郵便局は対抗するためにゆうパックなどの運送事業を始めている。
基本的に、はがきや封筒は郵便配達員がバイクで届けるが、ゆうパックなどの荷物は赤い色をした郵便配達の車が届ける。
2024.12.23
郵便局は、昔は郵政省という政府の省の管轄だった。これは明治時代に「逓信省」という前身があり、明治の昔の頃から存在するとても大切な省だった。
昔は電話やラジオ・テレビのようなものがなかったので、逓信省ははがきや封筒のような「手紙の配達」が主な仕事だった。
だが、次第に電話やラジオ・テレビが普及すると、そのような通信や放送事業も、逓信省や郵政省の管轄となった。
だが、最近になって郵便局は小泉元首相によって郵政民営化し、そのような通信や放送の事業は総務省の管轄となった。
郵便局が国営であることのメリットは、全国どこにでも郵便局があること。小さな郵便局はどんな田舎にあっても存在する。商店がなかったとしても、町役場と学校と一緒に郵便局が作られる。同じような位置づけに鉄道(昔は国鉄だった)や農協(国の機関ではなく組合)などがある。
また、もうひとつのメリットは、全国どこに送るのであっても同じ料金しか取らないこと。近くの家に送るのであっても、北海道のような遠く離れた場所に送るのであっても、一律で同じ料金を取る。これがヤマトや佐川だった場合、遠く離れた田舎なら高い料金を取られることもある。
だが、小泉元首相によって、郵便局は民営化されたため、国鉄がJRに民営化されたのと同じように、全国どこでも郵便局があって、同じサービスを同じ料金で使えるというメリットはなくなってしまうかもしれないことが危惧されている。
2024.12.23
そもそも、昔は、遠いところに荷物を運ぶということが、今よりもずっと不便だった。
昔あったのは、鉄道貨物を使う場合。鉄道貨物は、鉄道によって荷物を遠くに運んでくれる。だが、家までの宅配はしてくれない。荷物を駅に出して、どこかの駅までは運んでくれるが、家までは運んでくれず、駅まで取りに行く必要がある。
それから、鉄道貨物はとても時間がかかる。たくさん荷物が集まらないと貨物として運んでくれないので、場合によっては一か月以上かかることがある。そのため、「今鉄道貨物で荷物を運びました、一か月後に取りにいってください」と手紙を出すこともあった。
これに対して、郵便局は、郵便小包といって、小さな荷物限定で、郵便物と同様に荷物を運んでくれるサービスをしていた。
だが、時代の進歩とともに、運輸業は進歩し、クロネコヤマトや佐川急便のような配送業者が、荷物を短時間で家まで運んでくれるようなサービスを提供するようになり、一気に便利になった。
そのため、郵便局も郵便小包から、ゆうパックといったヤマトや佐川に対抗するサービスを始めている。
2024.12.23
また、現代のインターネット社会では、Amazonなどのネット通販サイトやヤフオクなどのネットオークションで商品を購入し、それが自宅に郵送で届く場合もあります。
時間はそんなにかかりません。注文したら明日や明後日には届くこともあります。また、値段も安く、品揃えが豊富です。質の高い中古品は新品と遜色がなく、書店には置いていない「本当に欲しい本」がAmazonにはあります。
ECサイトも参照のこと。
僕は、郵政民営化などの、公的企業の民営化政策には反対です。
郵政事業のような、本当に国民に対して公平であるべきサービスは、なんでもかんでも民営化する必要はないと思います。
郵政民営化以外に、国鉄も民営化されてJRになりましたが、赤字路線が廃止されるなどの弊害が出ています。資本主義の株式会社として事業を行う以上、利益の上がらない田舎の赤字路線は廃止になってしまいます。それによって、交通の便が悪くなり、田舎はさらに過疎化して、誰も住まなくなってしまいます。これは無視していいことではありません。
僕は、自由民主主義は必ずしも政府の公的事業において万能ではないと思います。
政治家は気付くべきです。資本主義や自由民主主義は、人々にとって公平な公共サービスを行う公的事業の立場としては間違っているのです。
2024-05-30より。
トラックの運転手などは、そのような社会において抑圧されている労働者の最たる例である。トラックの運転手の過労問題は解決する方法が事実上なく、「二人の運転手で交互に休んで睡眠をとる」といった制度が作られても、「人件費が二倍になるから」といった理由で守られることがない。結果、トラックの運転手になりたい労働者はどんどんいなくなり、さらにトラックの運転手の過労が増えていく。どのような政府の政策も裏腹になっており、新しい制度が時間外労働を排除するようなトラックの運転手を守るための制度だったはずが、逆にトラックの運転手から時間外手当を奪うだけで時間外労働そのものはなくならないなどの逆効果になっている。それに対してAmazonのような「使う側」は「ほかにも代わりはたくさんいる」という立場であり、結局末端の労働者にしわ寄せがいってしまう。