経営・マネジメントの世界観です。
経営の基本は、融資を受けることです。
すなわち、銀行や金融機関から多額のお金を借りて、それを元手に事業を行い、お金儲けをして、その儲けたお金で借金を返す、ということの繰り返しです。
ですが、「事業をしてお金儲けをする」という中で、さまざまな経営判断をしなければなりません。
経営判断とは、要するに「何の事業をするか」ということと、「どのように事業をするか」ということです。
何の事業をするかという方法では、SWOT分析やPPMを判断の指標にすることができます。
SWOT分析は、「強み」「弱み」「機会」「脅威」で企業を評価する方法です。
また、PPMは、「市場成長率」と「市場占有率」の二つの軸を使って、「花形」「問題児」「金のなる木」「負け犬」に分類することで事業を判断する手法です。
また、どのように事業をするかという方法では、PDCAサイクルを使って事業を改善することができます。
PDCAサイクルとは、Plan(計画)→Do(実行)→Check(検証)→Act(改善)というサイクルで経営を行う方法です。
また、事業は必ずしも自社だけで行うとは限りません。アウトソーシングを行うことで外部に事業の一部を委託したり、M&Aすなわち買収や合併を行うこともあります。
また、顧客のニーズを調査して市場を開拓することをマーケティングと言います。
(1回で受かる!ITパスポート合格テキストを参考に執筆しました。)
資本主義において、経営を行うということは、リスクが大きくつきまといます。
たとえば、たくさんのお金を銀行から融資されて、お金をきちんと返すために事業を黒字にするということは、少しでも達成できなければ、すなわち赤字になってしまえば、会社が倒産し、経営者は借金地獄で破産するかもしれません。
ですが、資本主義社会というのはそもそも、リスクを選ばないことが、もっとも大きなリスクであると言えます。
もし、リスクを選ばずに、負けないようにしながら安定した仕事を得ようと思うならば、努力を続けても報われないような従属的な労働者になってしまい、結果そのほうが多くの「負け組となるリスク」を伴います。
また、リスクだけの問題ではなく、「日本社会を支えるのだ」という気概を見せるならば、自分が偉大な会社を作ってやろうという「野心」は、とても日本のためになります。
たとえば、アメリカにはマイクロソフトやグーグルのような会社があり、誰でもそうした「かっこいい会社」に入りたいと思うでしょう。
そして、「日本にもマイクロソフトのような会社があれば、みんなそこに入るのではないか」と考えるかもしれません。
ですが、「マイクロソフトのような会社があれば」という発想が、まず間違っています。なぜなら、「自分でマイクロソフトのような会社を作るのだ」という気概を見せて、「自分で会社を作って起業する」という発想でなければ、真に日本のために「かっこいい会社」を作るということを意味しないからです。
みんながそのようなかっこいい会社があればいいのにと考えるのであれば、なぜ自分で作ろうとしないのでしょうか。自分で作ればいいのです。
ですが、そのためには、「必ず儲かるようなビジネスモデル」を考える必要があり、経営や商業についての深い知識や、事業のために必要となるスキルや経験、あるいは協力者を結び付けるネットワークなども必要となります。
ですが、自分で会社を作ってみようと思ったことを、諦める必要はありません。何年後になるかは分かりませんが、ビル・ゲイツのように意外にも大成功する会社を簡単に作れるかもしれません。そこにあるのは、大金持ちになった自分だけではなく、世界中に名をはせるような「日本のかっこいい会社」の姿です。そして、それがもっともリスクがあったとしても、結果的に「リスクのない人生を選ぶことのほうがはるかにリスクが高かった」ということに気付くことになるでしょう。
企業を買収するというと、日本人は否定的な感情で捉えてしまいますが、買収すること自体は悪いことではありません。
たとえば、アメリカのシリコンバレーには、ビジネスモデルを持った若い起業家を応援する、起業を支援する集団であるインキュベーターという人々が居て、ベンチャー企業を成功させ、その成功したベンチャー企業を大企業が買収する、という文化があります。
シリコンバレーにおいては、起業することそのものが美徳であり、よい大企業に買収されることがゴールです。
日本人には理解しがたいかもしれませんが、アメリカでは起業と買収はセットであり、ベンチャー企業が大企業の一部になることはいいことなのです。
注意:以下の内容は独自研究です。既存の経営学に基づくものではありません。
経営の基本は、
1.経営者が他の会社を買収すること。
2.低コストで高い付加価値の製品を作ること。
3.事業で今まで得ていた利益を使って、さらに利益が生まれるような他の事業を作り出すこと。
4.株価を上げること。
5.会社としての価値を維持すること(自分たちの持つ技術力を高めるなど)。
6.最低限、利益を赤字ではなく黒字にすること。
本当に会社の経営が立ち行かなくなった時は、良ければリストラや事業縮小、悪ければ身売りする(他の会社に買収される)ことになるか、最悪の場合、倒産になります。
僕は、昔ネットでIT系のニュースを見ていた関係から、シリコンバレーやIT企業について詳しいです。
僕が知っている限りで言うと、見るべきニュースサイトは、CNET、ITmedia、gihyo.jp、@IT、マイナビニュースなどです。そして、梅田望夫氏のブログやポール・グレアム氏のエッセイが参考になります。
シリコンバレーでは、多くの人が自分のビジネスモデルを持って起業しますが、そこでは「インキュベーター」というベンチャー企業の投資に関するサポートと支援を行う会社が居て、彼らがそうしたベンチャー企業を成功させます。シリコンバレーでは「起業することが美徳」であり、そこでは「大企業による自分のベンチャー企業の買収は成功」であるという暗黙の共通事項があります。
こうしたやり方は、日本ではまだ見られませんが、アメリカでIT企業がどんどん成功していくのは、彼ら「シリコンバレーの社会風土」があるからです。
2024.05.11編集
経営者がすべきことは、事業をよく検討することです。
自らの会社が何をしているか、どこからどのように利益を得ているかを把握し、必要ならば事業を拡大・縮小・廃止・変更すること、これがまず仕事となります。
その上で、今の自分の会社の置かれた状況は何か、どのような会社に変えていくのか、あるいは何を維持して守っていくのかを考えて、同時に利益を出していくこと、これが経営者の仕事です。
大企業になってくると、経営は市場を巡った熾烈な主導権争いとなります。
弱肉強食のグローバル資本主義社会で、何をすれば自らの企業が生き残るのか、経営者は必死に考えます。
カルロス・ゴーンのように、大規模なリストラによってコスト削減をする経営者も居れば、スティーブ・ジョブズのように、革新性とイノベーションだけでカリスマ的な地位を築く経営者も居ます。
これはむしろ、経営者の「個性」だと言えます。ほかの会社に負けないような、個性のある会社、すなわち価値のある会社を築くことができれば、きっと市場における標準的なNo.1の地位を得ることもできるでしょう。
また、経営においては、市場の特性をよく見極めましょう。
IT技術産業と、自動車産業では、求められる経営のやり方が全く違います。失敗した時の信用の落ち具合も、勝利して標準を得た時の地位の絶対性も違います。
自らの会社の事業における市場の特性を、よく見極めて経営をしてください。
人生の経験がまだまだ未熟なわたしですが、次の5つの方法を、経営の際の基本的なポイントではないかと思います。
まず、1番目の大切なポイントは、信頼関係を構築することです。
商売やビジネスをやる上で、そのビジネスを成立させるために、ほかの業種のパートナーとの信頼関係を構築することはとても大切です。
たとえば、製品を作るのであれば、その製品が店舗に並んで陳列されなければなりません。そのためには卸売業者などの製品を販売してくれる業者とのパートナーシップが必要です。
また、自動車などの高度な製品を製造するためには、サプライチェーン(部品製造会社)との信頼関係が必要です。質のしっかりとしたサプライチェーンとパートナーシップを結ばなければ、質のしっかりした自動車を作ることはできません。
信頼関係を構築するには、一度築いた信頼関係を壊さないことが重要です。そして、そのためには、不正をせず、高慢な態度も取らないことが必要です。
どんな会社であっても、不正を働いたり、高圧的にやり取りをしてくる会社とは、ビジネスをしたり付き合ったりしたくありません。
また、ある程度以上の会社であっても、幹部が不正を働いて信頼が失墜する事件はたびたび起きています。
そのようなことのないように、常に信頼できるような会社であり続けることを目指していくことが、ビジネスにおいて1番目に必要です。
また、このような信頼関係は、新しいビジネスを始める時の「とっかかり」になります。たとえば、海外でビジネスを始めるのであれば、現地の住民や企業と信頼関係を築くところから、ビジネスを始めることができます。
次に、2番目の大切なポイントは、優位性あるいは差別化をはかることです。
信頼関係の話にもつながりますが、あなたの会社が、あなたと付き合うほかの会社とのやり取りをする上で、別の代わりとなる会社であっても、周りの会社は誰も困りません。「あなたの代わりはいくらでも居る」のです。
よって、そのような、代わりはいくらでも居る中であなたの会社が選ばれるためには、ほかとの優位性の維持や、差別化が必要です。
普通に考えて、作るコストや売る価格が安く、また製品の質が高く、顧客満足度が大きければ、それは優位性になります。
ですが、それ以外にも、「うちはここが違います」ということが明確にアピールできれば、ほかの会社ではなくあなたの会社を選んでくれる人も多いでしょう。
技術系の会社であれば、なんらかの主力製品があるでしょう。それが、その市場で、「圧倒的なシェアを誇っている」などということがあれば、それは大企業になるためにとても大きな力になるでしょう。この世界において、大企業と呼ばれる会社は、多くがデファクトスタンダードとなる標準的シェアを持つ製品やサービスを持っています。二番手ではなく一番手であること、それも二番手に大きく差をつけた絶対的No.1であることは、とても大きな力になるでしょう。
優越性を維持するためには、邪魔者を倒す必要がでてくることがあるかもしれません。早い段階で脅威を見つければ、相手がまだ弱い段階で叩くことができます。自らがその市場に可能性を見出した時、敵となるのはどのような企業であるか、どのような別の会社とつるめばいいのか、そうしたところでの「先見の明」は必要となるでしょう。
次に、3番目の大切なポイントは、事業を拡大することです。
ある程度の規模に会社が育ってきたら、事業を拡大する必要がでてくるでしょう。
過小評価した市場であっても、その市場が重要となってきた時、既にそこで標準的な地位を確立しているか、そうではないかは、大きなその後の会社のビジネスの重要な分岐点となります。
ここで、経営者に求められるのは、「先見の明」と「ハングリー精神」です。その市場がまだ重要ではない段階から、その市場に進出する先見性と、どんなに小さな市場に見えても、存在する市場すべてにかじりついて力で奪っていくハングリー精神が必要とされます。
このような時に考える必要があるのは、市場の広さや技術そのものの可能性だけではなく、市民の考えている実際のこの世界の意見です。この世界の、消費者となる多くの国民が、何を求めているのか、どのような製品やサービスを作れば当たるのかということを、よく知っておくことが必要となります。
次に、4番目の大切なポイントは、従業員を考えることです。
あなたの会社の製品やサービスを作っているのは、あなたの会社の従業員です。あなたの会社の従業員次第で、あなたの会社は180度違った会社になります。
普段、社員がどのような状況で仕事をしているのか、何を考えているのか、何を目指しているのか、などという「社員の声」をよく聞きましょう。
社員が、怠けないように監視することももちろん必要ですが、社員が自分自身のためにスキルアップすることができるような勉強のための時間も与えましょう。社員のスキルアップは、会社の質をもっとも直接的に向上させられます。
また、給与を高く与え、質の良い環境を与えれば、優れた潜在的な技術者もあなたの会社に入ろうとしてくれます。環境だけではなく、ブランド的な価値を高めることでも、多くの有能な技術者があなたの会社に貢献してくれるでしょう。
最後に、5番目の大切なポイントは、お金の使い方をよく考えることです。
資本主義とは、お金を合理的に増やすゲームのようなものです。このゲームでは、もっともお金を合理的に増やすことのできた会社が勝利します。
お金の使い方を誤ることは、このゲームではもっとも大きな弱点となります。
勝つためには、すべての意味で「お金の使い方」を再考することです。もっとも正しい事業にお金を使い、もっとも正しいビジネスモデルでお金を増やすことができたら、それで、経営者であるあなたは成功したのです。
ここまで、経験の未熟な僕がどうでもいい与太話をしましたが、実際の経営には僕は責任は持てません。この話は、戯言だと思って聞いてください。あなたはとても偉い方です。僕のような人間の言葉を聞いていただき、ありがとうございます。
資本主義社会について言えるのは、「企業買収はとても普通のこと」ということです。
日本人は、「金の力で他人の会社を買う」ということに悪いイメージを持ちがちですが、海外ではそれは違います。
たとえば、最近でも、GitHubはMicrosoftに買収されました。YouTubeやAndroidはGoogleに買収されました。Twitterはイーロン・マスクに買収されました。Sun MicrosystemsはOracleに買収されました。Red HatはIBMに買収されました。
このように、アメリカの会社では、企業買収が当たり前のことのように行われています。
そもそも、アメリカのシリコンバレーのITベンチャー企業の起業家には、「最終地点として大企業に買収されることを目指す」というのがあります。自分のビジネスモデルで会社を起業して、途中で失敗することなく、ある程度の成功を収めた上で、大企業に買収されることこそが「成功」であり、ベンチャー起業家の「美徳」であるとされます。起業家を応援するインキュベーターという投資家も、最終的にベンチャー企業が買収されることを目指します。
日本でも、たとえばソフトバンクなどはよく他の企業を買収しています。ただし、ライブドアのような一部の会社は、単なる話題性を株主に提供することで一時的に株価を吊り上げ、その資金で他の企業を買収するということをしていたので、ブラックなイメージがありますが、実際は資本主義の経営において企業買収は普通のことです。あるいは、「大企業の経営として王道」ですらあると言えます。
アメリカに勝つためには、そのような企業買収の文化を真似しないといけないかもしれません。すべての事業を自分で創業している巨大テック企業はなく、ほとんどが買収によって事業を拡大しています。
IT社会も参照のこと。
2024.05.11
PoCは概念実証のことで、新しいアイディアや技術や理論が、ビジネスでどれだけの結果をもたらす効果があるかを、試作品を作ることで検証し、証明すること。
話し合いだけでは分からない、ビジネス計画の上での新技術などの効果を、さまざまな試作品などの実装によって検証する。
プログラマやエンジニアの間でも、PoCを考えることはプロジェクトの検証のために重要である。
2023.05.24
会社のプロジェクトマネジメントについて。
Wikipedia
システム開発をする時に行う考え方。
Wikipedia
ウォーターフォールも参照のこと。
グーグルの社員の働き方。
書籍
Googleも参照のこと。
株式市場を参照のこと。
会社を参照のこと。
金融・銀行を参照のこと。