CPUアーキテクチャの世界観です。CPUも参照のこと。
CISCは複雑な命令セットを持つプロセッサだが、これを単純化してパイプライン処理などを効率的にしたのがRISCプロセッサ。
RISCプロセッサの例として、ARM、MIPS、POWER、SPARCなどが知られる。
DEC VAX 11は、RISCコンピュータとは真反対の考え方をした多種多様な命令セットを持つコンピュータ。
古いコンピュータ(1.メインフレーム・ミニコン)も参照のこと。
2023.03.30
現行の主要なパソコンのマイクロプロセッサはIntelのx86やAMD x86-64(x64)。
Intelによる64bitのCPUアーキテクチャだったが、互換性などの面からAMDのx86-64に負け、IntelはAMD互換のEM64Tを採用するに至った。
SunによるSolarisなどのUNIXワークステーション向けのRISCプロセッサ。Sunのワークステーション以外に、提携している富士通などのシステムで用いられる。
Sunを参照のこと。
ARMはモバイル向けに良く使われるARM社のプロセッサ。Android搭載の各種スマートフォンでも使われおり、Fedoraなども対応している。
ARMを参照のこと。
MIPS社によるMIPSはRISCプロセッサの先駆者。
後日注記:MIPSはRISCプロセッサの代表格として知られる。パイプライン処理による高速化が特徴で、パイプラインのひとつひとつのステージにかかる時間が短い。
2023.03.30編集
DEC AlphaはDECによる64ビットのRISCプロセッサ。
DEC VAXはRISCプロセッサの登場によって衰退した。DECは自社のRISCプロセッサとしてAlphaを生み出し、OpenVMSがAlpha上で動作した。
OpenVMSも参照のこと。
2023.03.30
IBMのRISCプロセッサ。かつてのApple社のMacで使われていたが、最近はIntelやARMに押され気味。
PowerPCを参照のこと。
2023.03.30編集
他にも、AVR32, SH, S390, MC68000などのプロセッサがある。
Intelを参照のこと。
ヘテロジニアスとは「異種の」という意味で、複数の異なるアーキテクチャのプロセッサを使って作ったシステムのこと。
プレステ3に搭載されたCellチップなどが代表例である。
単にヘテロジニアスと言った場合、異種のアーキテクチャを複数使うことを指す。たとえばプロセッサだけではなくデータベースなどでも、異種のKVSデータベースを組み合わせたり、MySQLと独自開発のデータベースを組み合わせたり、などといったヘテロジニアス構成を使うこともある。
移植性を参照のこと。