PowerPCの世界観です。CPUアーキテクチャも参照のこと。
IBMのPOWERはRISCプロセッサとして良く知られている。プレステ3に搭載されたCellチップはPOWERがベース。Intelになる以前のMacでもPowerPCが使われていた。
以下はPowerPCの命令セット。
Yellow Dog LinuxはPowerPC向けLinuxとしては老舗で、FedoraベースのPowerPC向けLinuxディストリビューション。一時期プレステ3のCellにも対応していた。YumというFedoraのパッケージ管理ツールはYellow Dogが開発したものである。
また、DebianなどもPowerPCに対応している。
DebianはMIPSやIBM System zなど対応するアーキテクチャが多いので要チェック。
だが、そのせいでリリースが遅れがちになったり、要らぬ手間や負担がかかることもあるが、それはコミュニティでやっているため何とかなっている。本当にきちんと動くことは少ないため期待しない方が良い。
Debianも参照のこと。
Gentoo Linuxはソースベースのパッケージ管理を行うことで、Debian並みの移植性を達成している。だが、コンパイルに長い時間がかかり、またきちんとチェックされているとは言えない部分もある。
Gentooも参照のこと。
PowerPC向けのクロスコンパイラをビルドする方法については、GNUツールチェインを参照のこと。