WindowsなどのOS向けのサードパーティ製ソフトウェアの世界観です。
GIMPやLibreOfficeなど、クロスプラットフォームなもの(UNIXやLinuxでも動くもの)も含まれています。
Webサービスも参照のこと。
僕は、昔のWindows 2000/XPの時代のフリーソフトが好きでした。
たとえば、SleipnirやDonut Pのようなタブブラウザや、2ちゃんねるブラウザ、テキストエディタ、ユーティリティを入れて、使いもしないのに、実用性など考えず、面白がってたくさんインストールしていました。
それから、当時はフリーソフトのレビューサイトのようなものがあり、テキストエディタやWebブラウザなどのレビューや機能紹介などをされているホームページがたくさんありました。
タブブラウザや2ちゃんねる専用ブラウザはネットに比較表のようなページもありました。オープンソースで開発されている2ちゃんねる専用ブラウザや、Perlで公開されているネットゲームなどを見て、「自分もこういうネットで知られている有名ソフトウェアを開発してみたい」と思って、プログラミングやLinuxの勉強を自分の家だけでしました。
当時は本当にインターネットが面白かったです。特に、Mozilla FirefoxやFedora Core 2のようなオープンソースプロジェクトに活気がありました。今のITは、そうした前時代的なものは下火になり、ツイッターやSNSをAndroidから投稿する「モバイルコミュニケーション」ばかりが増えて、面白い技術やサイトが少なくなっていると感じます。今のネットはネットではない(昔ほど面白いネットではなくなった)と言えるかもしれません。当時はX51のような有名な面白いサイトもありましたし、はてなブックマークのような新しいWebサービスもありました。とても活気があり、一時期はウェブ進化論などとも言われましたが、SNSのような「大量にメッセージが送信されるネット」はもう中学校の学校でのコミュニケーションと同レベルです。部外者が見ても、全く面白くありません。
また、AndroidやLinuxなどでは最新のソフトウェアが自動的に更新されますが、Windowsにはそういうシステムがありません。そのため、ネットにはレビューサイト以外に、「バージョンアップ確認サイト」というものがあり、ソフトウェアがバージョンアップされるとそうしたサイトがニュース速報のように教えてくれました。あるいは、2ちゃんねるのスレッドを見るという方法もありました。
昔のネットが面白かったのは、色んなやり方がまだ確立されていなかったからです。ブログやSNSやWordPressだけの今のネットではなく、テキストサイトのようにHTML直打ちでテキストを書いているサイトもあれば、Perl/CGIで小さなスクリプトを書いた掲示板やゲーム、自社で独自開発したブログサイトなどがたくさんありました。
今のネットは、標準的なやり方が確立されていて、大手のサイトやサービスも決まりきったサイトしかありません。あるいは、Amazonやヤフオクでものを購入するのが一番手っ取り早いために、自分で通販サイトを作ったりすることも少なくなりました。多くの品物は、そうした大手サービスの中で自分の店を作る、というレベルになり、またサービスがこれでもかというぐらいに増えてしまい、小さなサイトまですべてを見ることができなくなりました。
ネットで知られているカリスマや追従者のような立場はなくなり、全てのブログが同列に、それもまったく目立たないただの日記とコミュニケーションのツイートになりました。
ネットは進歩したように見えて、大衆化したせいで退化したのではないかと思います。
もちろん今でもフリーソフトはありますが、技術が高度化し、Atomのようなプロジェクトはオープンソースで作るのが当たり前になり、アメリカの大規模なプロジェクトが勝ち、ひとりの日本人が全部作るソフトのようなものは少なくなりました。イラストや写真のような個人ページも、pixivやInstagramやツイッターに押され、もう一般的ではなくなりました。そもそも、社会が均一化し、どこの国も同じようになってしまったため、面白い旅の写真のようなものはあまり多くなくなり、あるのは自分で食べた夕食など、どうでもいい写真であふれています。アメリカ産のSNSの流行で、日本のはてなブックマークのようなサービスは完全に負けており、完全に「Facebookとツイッターオンリー」になった今のインターネットは、「つまらない」と言わざるを得ません。
昔のフリーソフトは、新しいバージョンのリリース、すなわちバージョンアップが面白かったです。
Windows向けのフリーソフトは、さまざまなWebサイトで配布されており、新しいバージョンがリリースされると、ソフトアンテナのようなバージョンアップ情報の提供サイトが、新しいバージョンがリリースされたことを教えてくれます。
その情報を見て、新しいバージョンをインストールし、どのような新機能が加わったのかを実際に使って試してみる、ということが、フリーソフトを楽しむ醍醐味でした。
また、2ちゃんねる専用ブラウザのように、2ちゃんねると関係が深いフリーソフトは、2ちゃんねるに専用のスレッドが必ずあり、そのスレッドを見てバージョンアップのお知らせを確認します。僕は、そのようなスレッドを2ちゃんねる専用ブラウザの更新チェック機能を使って、常時確認していました。
最近は時代が変わり、GitHubやツイッターの時代になりました。また、Linuxを使っている人は、ローリングリリースモデルのディストリビューションの場合、そのような手作業の確認をしなくても、パッケージ管理システムの更新によってパッケージが自動的にアップデートされます。これはWindows Updateと同じです。
そのように、昔はフリーソフトのバージョンアップは、とても楽しい出来事でした。
ですが、今の時代、バージョンアップは必ずしも楽しい出来事とは限りません。バージョンアップしたことで、互換性がなくなったり、システムが不安定になったり、今までのアプリケーションの使い方と変わってしまったりします。そのような、「バージョンアップによる弊害」というものが起きるように時代が変わってしまったのです。
ですが、特に僕が好きだったタブブラウザや2ちゃんねる専用ブラウザなどは、オープンソースのものであってもそうでないものであっても、「みんなで一緒に作っている」というところがありました。もちろん、オープンソースのソフトウェアはみんなで共同でプロジェクトを運営していますが、そうでない個人開発のソフトウェアであっても、その作者がじきじきに2ちゃんねるで発言する(Sleipnirなど)こともあり、みんなでその作者を応援しながら新しいリリースを待つのが、とても面白かった記憶があります。
2023.08.24
アプリケーションにも、さまざまな種類がある。プログラミングは主にこのようなアプリケーションを開発するために行う。
分野 | 説明 |
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OS | OSは、プログラムを実行するためのプログラム。 もともとは特定の専門分野に専門化されて構築されていたコンピュータ・アーキテクチャを、 「どんな用途にでも使える」ようにするために作られた。 |
コンパイラ・インタプリタ | コンパイラはプログラミング言語で書かれたコードを一度に機械語に翻訳する。 インタプリタは、逐次的に一文一文読みながらコードを機械語に翻訳する。 |
コマンドとシェル・端末 | 前時代的ではあるが、DOSやUNIXなどのOSではアプリケーションをコマンドとして動かしていた。 CUIなプログラムはGUIに比べて古いが、 劣っているわけではなく、自動的な処理を何度もしたい時には優れた威力を発揮する。 シェルや端末はコマンドにおけるターミナル環境を実現し、スクリプトの実行なども行える。 |
ウィンドウシステム | ウィンドウシステムは、GUIの実行環境。 グラフィックスを表示するサーバーとアプリケーションが担当するクライアントに分かれて、 ハードウェアとアプリケーションの間でマウスのクリックなどの「メッセージ」をやり取りする。 |
GUIツールキット | GUIツールキットは、ボタンやメニュー、フォームなどのGUI部品を構築する。 |
ファイルマネージャ | GUIでファイルやフォルダを作成、編集するファイルマネージャ。 |
デスクトップ環境 | デスクトップ環境は、アプリケーションの実行やウィンドウの管理などを担当する。 |
分野 | 説明 |
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テキストエディタとワードプロセッサ | テキストエディタは、テキストを編集する。 ワードプロセッサは、 色やサイズのようなものをインタラクティブに画面上で変更でき、 画面上で変更が即座に反映され、 印刷結果と画面の結果が同等の仕上がりになるような、 文字を編集するプログラムである。 |
表計算ソフト | 表計算ソフトは、表にデータを入力して簡単に計算ができるソフト。 関数やマクロを使うことで簡単に数学的計算ができる。 |
プレゼンテーション | プレゼンテーションソフトは、 プレゼンに使う簡単なグラフィックを何枚も編集できるソフト。 |
分野 | 説明 |
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Webブラウザ | Webブラウザは特定のWebサイトからHTMLページをダウンロードし、 HTMLを整形してグラフィックスを表示したり、 リンクを辿って別のページに移動できるようにする。 |
Webサーバー | Webサーバーは特定のWebサイトやWebサービスをブラウザと送受信する。 |
メール | インターネットで、自分の住所と誰かの住所の間でメッセージを送受信する。 |
ネットワーク・クラウド | ネットワークソフトは、ネットワークを用いたソフト。 たとえばダウンロードをしたりファイル共有をしたりすることが考えられる。 違法ソフトも中にはあるが、ファイルサーバーのようなまともなソフトも多い。 最近は「クラウド」という新しいネットワークを介したプログラムの行い方が普及している。 |
掲示板・CGIスクリプト | 掲示板やチャットなどのCGIスクリプトは、昔はPerlで書くことが多かったが、 今ではPHPで書くことが多い。 後述するWebサービスと重なるところもある。 |
Webサービス(通販・SNSなど) | 通販サイトやSNSなどのWebサービス。 |
分野 | 説明 |
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ペイント・ドローソフト | ペイントソフトは、グラフィックスをラスター形式で操作・表現できるソフト。 ドローソフトは、グラフィックスをベクター形式で操作・表現できるソフト。 ペイントソフトはお絵描きの他写真のレタッチに使うことができる。 ドローソフトは拡大・縮小しても劣化しない質の高いイラストレーションを行うことができる。 |
メディアプレイヤー | メディアプレイヤーは、動画や音声を再生するソフト。 ビデオや音楽の視聴に使うことができる。 |
iTunes風音楽ソフト | iTunes風の音楽ソフトは、 簡単にプレイリストを作ったりシャッフルすることで大量の音楽再生と管理ができ、 オンラインストアで音楽を購入したり、 iPodなどの携帯音楽デバイスと同期することができる。 |
動画編集ソフト | 動画編集ソフトは、動画を編集するためのソフト。 |
音楽制作ソフト | 音楽制作ソフトは、音楽を制作するためのソフト。 |
分野 | 説明 |
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開発環境 | 開発環境は、コンパイラと同時に使い、 プログラムの開発のためのさまざまな便利機能、 たとえばブレークポイントを設定して 特定の場所までのコードを実行する「デバッグ」などの機能を持ったソフト。 |
データベース管理システム | データベース管理システムを使うことで、大量のデータを入力した上で、 そのデータを効率的に抽出・検索したり、データ全体を管理したりできる。 SQLという専用の言語を用いる。 |
分野 | 説明 |
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事務処理ソフト | 一昔前はCOBOLで書かれていたが、 今でも事務処理用のソフトウェアは多く存在する。 会計などの計算をしたり、端末からデータベースにアクセスしたりする。 |
医療・工場などの専門ソフト | 医療のカルテ管理や工場のライン処理などを行なうために、 高度なデータベースやネットワークの技術を応用したソフト。 |
以下のページを参照してください。
フリーソフト紹介サイト。
フリーソフト紹介サイト。
フリーソフトのバージョンアップ情報サイト。
パソコンを入れ直した時なんかに、インストールするフリーソフト。
FFFTP
WinSCP(FFFTPは大量のファイルをアップロードする時にエラーが出るので、今はこちらを使っています。)
RealSync
xyzzy
サクラエディタ
7-Zip
git/TortoiseGit
Inkscape
iTunes
MuseScore
ApowerEdit
AviUtl
Google Chrome
Google Drive
Cygwin(特にdiffが使いたい)。
Authy(二段階認証アプリ)。