画像生成AIに関する世界観です。AIも参照のこと。
最近の話題として、神絵を描くAI技術である「Midjourney」がSNS上で人気となっています。
Discord内でベータ版無料トライアルとして提供されており、必要なのは英語で「このような絵を描いてほしい」と指示するだけ。
あとは、AIが勝手に考えて、60秒以内でプロの画家が描いたのかと見間違えるようなクオリティの高い絵を描いてくれる。
僕が驚いたのは、人間が必要な作業が「言葉で指示を与える」ということだったこと。英語で簡単な指示を与えるだけで、あとは全自動で神絵を勝手に描いてくれる。
また、かかる時間は60秒以内。ほぼ一瞬でプロ並みの絵を描いてくれる。これはどう見ても、人間の画家では太刀打ちできない。
僕が思うに、AIには必ずしも、人間と同じ知性や意識は必要ないかもしれない。どこにでもAIロボットが立っていて、そのロボットに言葉で頼めばなんでもしてくれるような世界なら、ロボットが人間と同じ知性や意識を持っている必要は必ずしもない。
もう10年もすれば、絵は仕事で頼まれて描くものではなく、単に趣味や楽しみのために描くものになるかもしれない。趣味に毛が生えたレベルでは、このAIにはもはや画力だけでは勝てない。
最近のAI技術の進歩はコンテンツ制作の多分野にわたっており、中には小説を書くAIや作曲をするAIなどもある。文学や美術、音楽で人間がロボットに勝てないのであれば、もうどのような分野であっても勝てないだろう。将棋の世界では、完全にAIのほうが上手で、「どれだけAIの言う最善手を指すことができるか」が将棋の対局で勝つ上で、一番大きな勝利要因となる。もはや、芸術の分野すら、将棋と同じように、10年後にはAIに完全に敗北してしまうのかもしれない。
人間が勝つとしたら、「どのような人生を生きるか」とか、「どのような会社の事業を行って利益を出すか」という、人間本位のマネジメント分野だけになるような気がする。もしそれすらAIに負けてしまえば、人間は完全に敗北だ。
Discordも参照のこと。
最近は動画生成AIというのがある。一枚の写真から、その写真の登場人物が動き回るような動画を作れる。一見見ても、AIが生成したのが分からない。僕はそのうち、映画そのものをAIが作る時代になると思う。恐ろしい時代になったものである。
2024.06.18
最近ツイッターで話題になっているのが、AI絵師の問題です。
AIを使ったことで、知らない間に誰かの絵や写真のような著作権のあるコンテンツをコピーして公開してしまうという問題が、「AI絵師」にはついてまわります。
たとえば、以下のツイートにその一端が見えます。
これ以外にも、AI絵師についてはさまざまな問題があり、ツイッターで「AI絵師」で検索すれば詳しい状況が分かります。
AIによる画像作成の技術自体は素晴らしい技術ですが、それをなんにも考えずにネットで「AI絵師」としてさも自分が描いたイラストであるかのように公開するのは問題かもしれません。今後の状況に注目です。
2023.05.16
特許・知的財産権も参照のこと。
Photoshopベータ版に画像作成AIが搭載されたとのこと。
デザインの仕事のためにPhotoshopを使う僕としては気になるニュース。
見ると、言葉(英語)で指示した通りの絵をPhotoshopが描いてくれる。これはもう絵を自分で描く必要はなくなるかもしれない。
AIで絵を作成する技術は著作権上の問題が発生するが、AdobeのAI技術であるAdobe Fireflyは、著作権上問題がない画像データだけを学習させているらしい。
Photoshopも参照のこと。
2023.06.05
僕が行っているデザインの仕事では、最近よくAIを使っています。特に、お皿を写した写真などで、お皿が途中で切れていた場合などに、お皿そのものの全体を復元するような用途に使えます。
2024.06.18
最近は、音声AIという、「誰かの音声を再現できるAI」が登場し、流行ると同時に問題になっています。
たとえば、誰か歌手の音声を勝手に使って、ほかの歌手の歌(自分がその歌手に歌ってほしい歌)を勝手に歌わせる、といった事態が起きているのです。
文章や画像と異なり、音声には著作権というものがありません。そのため、権利側と自由側の間で、「ここまではOK」「ここからはNG」という線引きがとても難しくなっています。
2024.07.29
画像生成AIの仕組みは、以下の記事が参考になります。
2023.06.07