ピアノの世界観2(コツ・練習)です。
以下の内容は、僕自身がピアノ教室で練習し経験したことに基づきます。書いている当時がとても未熟であったため、誤解や勘違いが多くあります。
特に、ピアノ教室の先生に多くのことを教えていただきました。
自分の書いた「エリカの技術・芸術日記」2021/08/15より。
五線譜とピアノ鍵盤について考えてみよう。五線譜を弾くコツは、「今指のある鍵盤の位置関係」を考えることだが、ここで黒鍵と白鍵の2・3・2・3という関係を頭で想像すれば、位置をイメージして弾きやすくなる。
また、五線譜を読むコツは、今そこにある音符から、どれくらい音階が離れているか、いわば「上にあるか下にあるか」ということである。また、右手と左手は和音のようなものである。一小節をいっぺんに読む必要はなく、半小節ごとに読んでも構わない。
ピアノのコツは、「五線譜を見たらすぐに弾く」ということを繰り返すことです。
この時、しっかりとゆっくり見るのではなく、見たらすぐに弾きます。なぜなら、右手や左手だけを弾く時には、しっかりと見る余裕がありますが、両手で弾く時にはそのような余裕がありません。そのため、見てすぐに弾く、即座に弾く、ということを繰り返すしかありません。
何度も何度もこの特訓をすることで、ピアノだけではなく、どんな楽器でも、多くの曲を初見で弾けるようになります。
もちろん、右手を覚えて、左手を覚えて、その上で両手を弾くこともできます。ですが、プロの人は、そのように弾いていません。プロのピアニストは、五線譜を見れば即座にその音階の位置が分かります。よって、プロになりたいのであれば、野球選手が千本ノックをするのと同じように、そのような「見てすぐに弾く」練習を行いましょう。
実際のところ、ピアノ教室で弾くのと家で練習して弾くのは、どちらも大切で、どちらも異なる練習ができる場所です。
ピアノ教室では、先生に教わりながら、「読んで弾く」練習ができます。
そして、その曲を家で繰り返し自分だけで弾くことで、「覚えて磨き上げる」練習ができます。
最初のうちは、家での練習をしなくても構いません。ピアノ教室で、いつも先生と一緒に「楽譜を読む」練習をし続けることで、一瞬で音を読むスキルがつくからです。
この読むスキルが十分ついてから、家で同じ曲を弾くと、先生が居なくてもひとりで鍵盤を弾くことができます。
この時、家で練習する際に、ピアノ教室で培った「読む技術」が役に立ちます。先生が居なくてもひとりで練習する際に、「読む技術」があれば、難なく自分だけで次から次へと譜面を進めることができるからです。
なので、最初はまず「読む技術」をつけるためにピアノ教室に長く通いましょう。そして、瞬時に読むことができるようになってきたら、家で練習して覚えましょう。
家で何度も繰り返し弾いて練習すれば、どんな曲でもすらすらと弾けるようになります。そして、練習しなければできない「覚えて弾く」ということもできます。覚えれば、譜面を見る必要もありません。暗譜をして、記憶だけで弾けるようになります。
ただし、僕の個人的な経験を言うと、僕は子供時代、ピアノ教室ではなく、家庭教師のピアノの先生に習っていました。今でこそピアノ教室に通っていますが、昔から僕は最初から「読む技術」をつけようとせず、最初から「すべて暗譜して弾く」ことを目指していました。
なので、僕は今でも、読む技術が今ひとつなところがあります。読むために時間がかかります。ですが、子供時代から、僕は覚えてしまえばパーフェクトに弾くことができました。その結果記憶力と学習の力がつき、中学生の頃にはピアノのおかげで試験勉強ができて、テストでオールAの成績表を誇っていました。
ピアノ教室と家の違いは、ピアノ教室では、きちんと音を読まないと新しい曲は弾けません。ですが、家で弾く時は、何度も繰り返し弾いているため、何も考えず適当に弾いても上手く弾けることがあります(これは僕の経験的な発見です)。なので、僕は今でも、子供時代に何も考えず適当に弾いていた癖が残っていて、そのせいで、よく音を間違えて適当に弾いてしまいます。ですが、ピアノ教室で弾く時は、何も考えずに弾くとほとんどの場合必ず間違えます。この「子供時代からの癖」を直すことができたら、僕もピアノをすらすらと弾けるようになるでしょう。
リトグリのMAYUが、YouTubeのライブ配信で、「回数を重ねることは裏切らない」と言っていました。
どんなことであっても、繰り返し練習やリハーサルをすることで、ひとつのものがブラッシュアップされていき、必ずよいものへと磨き上げられます。
絵を描くのであっても、ピアノを弾くのであっても、繰り返しは絶対に裏切りません。
なんであっても、何かを習得したければ、繰り返しを恐れないことです。繰り返しをどれだけ多くできたかということが、自分の価値を決めるのです。(これは僕の言葉であり、MAYUの言葉ではありません。)
回数を重ねることが重要なのは、音楽だけではありません。デザインにおいても回数を重ねることは重要です。僕は今通っているデザインの作業所で、千本ノックのように毎月DTPの仕事をしています。その結果、難しいレイアウトが送られてきても写真を綺麗に素早くレイアウトできるようになりましたし、色使いやデザインのセンスも身に付きました。今の作業所に入ってからもう5年半ぐらいになりますが(僕がデザインの勉強を始めたのもそれくらいからです)、この仕事をして本当に良かったと思っています。
また、僕はもう15年以上に渡って文章を書き続けています。その結果、素晴らしい文章を書くスキルが身に付きました。
何もできないと嘆いている人は、何か特別なことをする必要はありません。必要なのは回数を重ねることです。繰り返し行うことで、必ずスキルとセンスが身に付き、ひとつの作品はブラッシュアップされて一流の作品になるでしょう。
僕は、小学生の頃ピアノを習ってから、大人になってもう一度ピアノを習い始めるまでの、ちょうど中間の時代に、家の電子ピアノでピアノ曲をいくらか練習して習得しました。
その中でも、僕が好きだったのは、ベートーヴェンの「エリーゼのために」と、「スターウォーズのテーマ」でした。
この二つの曲を、誰から教えてもらうわけでもなく、自分ひとりだけで習得し、覚えました。
今でこそ、僕はたくさんの曲を教室で練習して弾けるようになりましたが、いつも家でひとりで弾いていたのはこの二曲を中心に、ショパンの「革命のエチュード」などでした。
なので、僕はこの二曲にとても思い入れがあります。高校生と同じ年齢だった僕は、この二曲を弾くだけでやっとでした。特に、「エリーゼのために」だけは、今でも楽譜を見なくても間違いなく弾けます。
2023.05.04
2024.09.03編集
楽器のマスターのためには、まず、楽器の使い方を覚えて、五線譜を見ながら繰り返し、一つ一つのパートを覚えていくことです。
ピアノには、覚えて弾く人と、五線譜を見て弾く人の2パターンがあります。
子供の頃は、覚えて弾くのが良いでしょう。覚えて弾くと、絶対に弾けない高度な旋律なども指を動かすだけで簡単に弾けます。
ただ、そのためには、集中力、記憶力、忍耐力と根気が必要です。
大人になってしまえば、もっと賢いことが分かりますし、長い間続けることで、指の動かし方が慣れていきます。
その結果、簡単なメロディであれば、見て、すぐに弾けるようになります。それも、良いでしょう。
音の高低を見て、上がっていくか下がっていくかを見ることで、初見でメロディを掴みやすくなります。
鍵盤の下までしっかりと弾くことで、失敗や間違いを減らすことが出来ます。
作曲をした後で、作詞をしましょう。楽にメロディに歌を乗せることが出来ます。
僕は、子供の頃からピアノをやっている経験で、毎年夏休みにピアノの発表会を行っていました。
年少の人(女の子が多い)から順に自分の練習したピアノ曲を弾いていき、最後の人まで弾くと、最後に先生がピアノを弾きます。
僕は、自分の番になるのがとても緊張したことを覚えています。緊張して上手く弾けないわけではなく、逆に間違いなく弾くための適度な緊張感になりました。
昔はそれが、半分怖いのと同時に、半分楽しみでした。僕は昔からピアノは上手い方ではなく、みんなと比べて簡単な曲しか弾けませんでしたが、それでも、発表会は好きでした。
後日注記:ピアノの発表会は、コンサートホールを借りて、みんなの前(同じ先生に学んでいる子供たちとその家族)で、舞台に設置されたピアノで順番に練習した曲を弾くというものであり、とても緊張します。特に、自分の番が近づくと舞台の横の小さな部屋で待ちますが、待っている間、自分よりも前の人がピアノを弾いていて、それを映像で見ながら、ひとりひとりが出ていきながら次を待っている際に、自分の前の人が終わって、自分が舞台に出ていかなければならない瞬間は緊張がピークに達します。しかしながら、いざ、舞台の真ん中に出て行って、礼をし、グランドピアノの前に座ったら、もうあとは弾くだけしかありません。ここでは、もはや恐れるものは何もなく、単に弾くだけです。僕は、練習していた時よりも発表会で弾いたほうが上手く弾けるような気がしていました。きちんと一曲弾いたら、礼をして舞台から楽屋へと戻ります。この時の安堵感は言葉にしがたいものがあります。
後日注記:ピアノの発表会の経験は、大勢の聴衆の前で堂々とピアノを演奏するという、希少で得難い経験でした。僕はこの「ミニコンサート」とも言えるような発表会のピアノ演奏の経験で、「勇気」や「勇敢さ」を得ることができました。また、発表会のためにピアノ曲を練習するという「準備」や「計画」の方法も学びました。このピアノ発表会の経験は、その後の人生を生きる上で、僕のために大きな「力」をくれた、よい経験だったと思います。
僕は、もともとは先生が家庭に来てくれる家庭訪問型のピアノをやっていました。小学校の頃から習っていて、中学の時に不登校になってから一度中断しました。
不登校になってからも家に電子ピアノがあったため、自分独自に独りでスターウォーズのテーマなどを習得して弾いていました。ほかにもベートーヴェンのエリーゼのためにとか、ショパンの革命のエチュードとか、いろいろ、自分だけで弾いていました。
そして、最近、またピアノ教室に通っています。家での練習ができない僕ですが、ピアノ教室では手取り足取りピアノを教えてもらって、またとない息抜きの時間になっています。
ピアニストにはなれないかもしれません。ですが、僕がまともにできることといったら、ピアノしかありません。ピアノ以外のことが人並みにできることはきっとないでしょう。ほとんどが中途半端で、初心者レベルですが、ピアノだけは僕の特技だと思います。
ピアノの演奏のコツとして
・五線譜の音符の位置と長さはたくさんの曲を弾いて覚える。
・初見で弾く時は、音の上がり下がりを見て、どんどん次の音符がどうなっていくかを先読みして読んでいく。
・鍵盤は、見なくても弾けるように、鍵盤と鍵盤の距離と感覚を指で覚える。特に、一度覚えたことは考えなくても弾けるようになるため、一小節ずつ、どんどん覚えていく。
・最初は楽譜を見て弾くが、練習しながら覚えて弾くようになる。覚えて弾いていると、覚える力がつく。覚えながら弾くのと楽譜の音を読んで弾くのは、両方大切で、バランスである。
と言える。
失敗せずに弾くことが一番大切ですが、慎重になりすぎて臆病になった方が間違えます。二音以上飛ばす音は大胆に弾きましょう。和音は弾く前に指を用意して弾きましょう。
ピアノやデザインについて言えるのは、教えてくれる先生は、自分の進歩状況に合わせて指導してくれる。
先生は自分に合わせて指導してくれるだけで、自分がどれだけ出来るのかは、自分がどれだけ先生の見ていないところで練習するかにかかっている。
だから、決まった通りやるのではなく、自分で進めるだけ進もう。それに対して先生は伸びる自分に合わせて教えてくれる。
そして、先生に合わせようとするのではなく、自分が練習するだけ練習して、その自分に周りを合わせるようにしていこう。
電子ピアノの選び方について。出来るだけ、グランドピアノと同じ弾く感覚を目指した電子ピアノを買いましょう。
僕の経験から言って、グランドピアノは「ポーン」とハンマーを叩いて軽やかに音を出してくれますが、下手な電子ピアノを使っていると、とても弾きづらく、弾いたあとで疲れてしまいます。
僕は詳しくありませんが、ウェイテッド鍵盤やセミウェイテッド鍵盤が良いようです。ただ、僕は全く用語を知らないので、おかしなことを言っているかもしれません。
いつまでも間違った音を弾いてしまい、綺麗に弾けない、という方は、「不協和音にならないように留意して弾く」ということをすると良いでしょう。
自分の鍵盤が不協和音にならないようにすることで、自然に音を弾くポイントが分かります。
作曲について言えるのは、「ドレミファ~」という上がっていくパターンと、「ドシラソ~」という下がっていくパターンの2つしかない、ということ。
もちろん、「ドミソ~」という間を飛ばしていくパターンや、「ドレシド~」という変則的なパターンはある。
だが、基本的に「ド」の次は「レ」となって上がっていくか「シ」となって下がっていくかだ。そこが分かると、作曲がしやすくなる。
絶対音感を習得することで、頭の中でメロディラインを言うことができるようになる。もっと頑張れば、楽譜を見なくても脳だけでピアノの鍵盤を弾くことができるようになるだろう。
作曲をする時だけではなく、初見で弾く時も、基本的に「上がっていくか下がっていくかしかない」と考えると、メロディを弾きやすくなる。初見でメロディを右手できちんと弾けるようになる。
鍵盤をたたく前に、まず楽譜のメロディを読みましょう。それをその通り弾くだけです。「ソラシド」ならソラシドと弾きます。簡単です。
ピアノは簡単です。ただ、楽譜を読んで、そしてそれをその通り弾く。それだけなので、練習はそんなにたくさんしなくても、分かってしまえば簡単に弾けるでしょう。
コードは、まず音階がA(ラ), B(シ), C(ド), D(レ), E(ミ), F(ファ), G(ソ)とあり、この始まりの音から一音飛ばしで三音の和音を弾きます。たとえば、Cはドミソ。
弾く時に、和音の具体的な三音は、今弾いている指から近い場所に組み替えます。たとえば、ファラドはドファラにします。
また、和音が短調になる時に、m(マイナー)が付いている時は短調のままで弾き、ついていない時は、真ん中の音を半音上げて、長調に組み替えて弾きます。長調の和音にマイナーをつける時は、半音下げるなどして短調に組み替えます。
そして、7(セブン)は7音上の音、つまり最初の音から一音下の音を追加で弾きます。この時、一音追加すると4音になってしまうため、3つ目の音は無視します。
コードと鍵盤の具体的な例はネットにたくさんあるので、画像ファイルを探して印刷すると良いでしょう。
コードを覚えることで、簡単にメロディに伴奏(左手の演奏)をつけることができます。また、作曲する時にはコード進行を考えます。コードはギターの演奏などでも良く使い、楽譜には決まって五線譜の上に書いてあります。
僕のように、楽譜を見てメロディライン(右手)が弾けるピアノ中級者は、コードを覚えれば簡単に伴奏(左手)が弾けます。僕はまだコードのABCすら覚えられていませんが、頑張って練習したいと思っています。
最近、頑張ってAからGまでを覚えました。
僕の経験から言って、コードが覚えられない方は、「E(ミ)」を覚えると良いでしょう。BやDやFの音は、比較的覚えやすいAやCやGの音の隣にあると考えて、推測すれば覚えられます。
また、音をドミソの位置に組み替えるためには、「右端で折り返す」という発想をすると良いでしょう。Fであれば、ファラドの音の一番右にあるドを左に折り返して、ドファラを弾きます。鍵盤を見ながらやってみてください。
ですが、練習には修練が必要です。さまざまな楽譜を見ながら、特にマイナーやセブンの音も弾けるように、自分で鍵盤を叩きましょう。それにメロディを適当につけられるようになれば、もう既に作曲家です。メロディをつける時は、コードにある音を基本的に使うようにして、あとは気分で弾けば大丈夫です。
ピアノを弾く上で、音符を読んでいく時、「上がっていくか・下がっていくかを見る」と「絶対的にその音符を見る」というやり方があります。右手のメロディラインを弾く際などには、上がっていくか下がっていくかを見ることで、初見でもすぐに右手を弾くことができます。
メロディラインは「上がっていく・下がっていく」で読めば良いのですが、和音は違います。和音は、逆に、絶対的にその音階を読みましょう。
僕は子供のごろから、上がっていくか下がっていくかで音符を読んでいたため、間違った場所の音を弾いたり、読むのに時間がかかったりすることがとても多く、すらすらと弾くためには覚えるしかありませんでした。
ですが、最近分かったことは、上がっていくか、下がっていくかと、音階を絶対的に読むかはバランスで、弾けないうちは絶対的に読んだ方が断然読みやすい、ということです。
特に、コードが分かってしまったあとでは、音階を絶対的に読めば簡単に伴奏がつけられます。コードとは関係なくても、たとえばジュピターのような和音の多い曲は、絶対的かつ単純に音を読めば、すらすらと弾けるようになります。
大切なのは、ヘ音記号ならラドミソを頭の中に入れることです。下の音階から、ラ・シ・ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラをきちんと頭の中に入れましょう。きちんと覚えられたら、今度はさまざまな和音を読めるようになりましょう。ここに、上がっていくか下がっていくかは関係ありません。
ですが、メロディラインを弾く場合は、上がっていくか下がっていくかを考えることで、初見でもすらすらと音階とメロディを弾けるようになります。これは和音のあまり登場しない、メロディだけの曲に使えるでしょう。
譜面の音と、コードの音は関係しています。それは、譜面に書かれている音は、コードの音が使われていることが多いからです。
たとえば、Cのコードであれば、ドミソが使われていることが多いです。Fならば、ドファラが使われている可能性が多いでしょう。
それに気付くと、弾き間違いが少なくなります。また、初見で音を拾う時も、音を見つけやすくなります。
コードを左手で弾く際は、関連する音を全て弾く、という感覚で弾くと良いでしょう。Cならば、「ドとミとソをまとめて弾けば良い」と感覚的に分かることで、左手の伴奏は弾きやすくなるでしょう。
ピアノを上手く弾くコツは、二つ以上の音飛びを恐れずに弾くことです。音飛びとは、不協和音やミスと言う意味ではなく、音と指の変化のことです。今弾いている音がミなら、ここからドに飛んだ時、そういう時に、「大きな変化だ」と思って恐れていると、間違えてしまいます。
五線譜上で大きな変化であっても、鍵盤で見るとそんなに大きな変化ではないことが、良くあります。初心者の方が陥りがちなミスとして、「ドレミファ」は簡単に弾けるが、「ドミレファ」は難しい、というのが、良くあります。この例では簡単に見えますが、実際の音符を見ていると、難しいです。僕も長い間苦しみました。特に、左手を弾く際や右手でも低い音や高い音を弾く時、あるいはたくさんの回数飛ぶ時などに、間違える一番のポイントがこれです。
スラスラと弾けるコツは、大きな音飛びを恐れずに弾くことです。分かった上で恐れずに弾けば、ノーミスでメロディを弾けるようになります。頑張って練習しましょう。
メロディラインの作曲は、難しいと思われる方も多いかもしれませんが、本当は左手のコード進行をたとえばスリーコード(C - F - G7 - Cなど)に決めてしまえば、あとはそれぞれのコードの音(Cならばドミソ)を使って作曲するだけです。
言ってしまえば、コードの音が使われていたら、何でも良いのです。
その上で、曲調に合ったメロディにするために、高揚感や終止感、緊張感を考えます。Aメロ、Bメロ、サビなどの繰り返し構造は、4小節ずつ繰り返す、などとすることができます。
そして、忘れてはならないのが、曲の「モチーフ」です。モチーフとは、メロディラインの「テーマ」のようなもので、たとえば第九のようなものであれば、「ララララ・ララララ」と繰り返すところがモチーフであると言えます。Aメロ、Bメロ、サビのモチーフを考えること、そしてその上でコードの音を使ってメロディラインを構成します。そこまで分かってしまえば、あとは口ずさむだけで作曲をすることができます。
コード進行については、コード進行の世界観にまとめています。本当はCのスリーコードだけではなく、さまざまなコード進行があります。自分で作るよりも、有名な曲のコード進行を参考にして、真似て作ると良いでしょう。
作曲が出来たら、作詞をしましょう。基本的に、メロディラインに合わせて言葉をはめ込んでいくだけです。シンガーソングライターになりたいのであれば、歌声も綺麗にしましょう。ヴォイス・トレーニングに通えば、人並みに歌えるようになります。ギタリストを友人から集めてバンドを結成したら、有名になるためにYouTubeに投稿しましょう。それで、あなたもシンガーソングライターの仲間入りです。
初見で弾く時は、まず、メロディラインを頭の中で言います。「ミソシレファ」と書かれていれば、それを言って、右手はそれで弾きます。
同時に、左手に使われている音を見ます。「ドソミソ」であれば、これを右手と一緒に弾きます。
これを1章節ずつ、繰り返し行えば、初見でも多くの曲が弾けます。これは、有名な曲(たとえばジブリの曲)などで、メロディが既に分かっている曲などに有効です。
ただ見て弾くだけではなく、弾いている間に次の章を見て準備をしておくことで、初見でも簡単に指を用意して弾くことができる。
そして、特に左手を弾く時に注意すべきなのは、親指を弾く時に音が強くなること。たとえば3つの音を弾く時などは、2つ目の音や3つ目の音は音を抜くように気を付けよう。
すらすら弾けるようになってきたら、「間違いなく弾く」ことから、「上手く弾く」ことにステップアップします。
右手のメロディよりも左手の伴奏の方が強くならないようにしましょう。特に左手の1の指は、親指ということもあって強く弾きがちになるため、あえて抑えましょう。
あなたの思い通りに、曲風を賢くしましょう。コンクールで優勝できるようになってください。
スラスラと弾けるようになってきたら、鍵盤を弾きながら楽譜の次の部分を見て、指を準備する、ということをしましょう。
楽譜を見てその通り弾くだけではなく、指を覚えることも効果を発揮します。僕も、今の自分のように簡単に楽譜を見て弾くことのできなかった子供時代は、「覚えること」でピアノを弾いていました。それで、人一倍「覚える力」がついて、中学校の暗記による試験勉強も功を奏し、多くの科目で80~90点台を取っていました。ピアノは覚える勉強になります。
楽譜を見て弾くか覚えるかはバランスであり、最近の自分は楽譜を見るだけで弾けるようになってきましたが、練習をしていないと「こいつ練習していないな」というのはすぐに分かります。でも、練習する暇がいつでもあるかというと、そうでもありません。楽譜を見てすぐに弾けるのは理想です。練習することも大切ですが、初見でスラスラと弾けるようになることはとても良いことです。
メロディラインと伴奏の弾き方を覚えて、ある程度すらすら弾けるようになったら、先を見てどんどん弾いていきましょう。
この時、「分かっておくべき音」に注視し、それを確認しながら弾いていく、という方法が有効です。たとえば、曲調が変わる部分や、大きく音が動く部分は「分かっておかなければ弾けない」音です。分かっておかなければ、間違えます。きちんと弾けるようになるためには、この「分かっているかいないか」ということを重要視し、分かっておくべき音を確認しながら弾くようにしましょう。逆に、単純なメロディや機械的な繰り返しについては、普通に分かっていれば確認しなくてもすらすらと弾けます。
分かっておくべき音だけに注視することで、楽譜を単純にすらすらと読めます。先までいくらでも分かります。指の準備を怠らないようにしましょう。
また、すらすら弾けるようになってきたら、暗譜をしましょう。暗譜とは、「楽譜を見ないで曲を弾く」ということです。
まず、楽譜を見ながら、両手で弾きましょう。この時、少しぐらい間違えるのはそのままで次に進みます。
次に、楽譜を見ずに、手元の自分の手だけを見て、記憶を頼りに、何度か曲を弾きます。途中、分からなくなった部分は、色んな音を試して弾いてみたり、楽譜を見て構いません。
けっこう覚えられたかな、と思ったら、もう一度楽譜を見て弾きます。この時、既に覚えた部分があるせいで、最初に弾いた時よりもすらすらと指が動くはずです。
弾けることを確認したら、今度は楽譜を閉じて、まったく何もない状態で曲を弾いてみましょう。これで弾けたら、暗譜は完成です。
学校の勉強のように、しっかりと全てを覚えて、分からないところは確認してまた覚える、という方法も、良いでしょう。僕は昔はそのように弾いていました。
これができるようになると、ひとつ良いことがあるのです。それは、「学校のテスト勉強ができる」ということ。大学受験のようなことができるようになります。全てひとつひとつ覚えて、分かっていない部分だけを再度覚えて、なんどもクイズ形式で確認する、ということが、ピアノ経験者にはできる、ということです。
ピアノ曲には、曲の構成、というのがあります。たとえば、僕が今ピアノ教室で習っている、天空の城ラピュタの「君をのせて」や、もののけ姫、あるいは線と千尋の神隠しの「いつも何度でも」のような曲は、一見すると難しく見えますが、本当は繰り返しや順々に下がっていく弾き方が多く、曲の構成上の本質を掴んでしまえば、簡単に弾けます。
これはピアノだけではなく、プログラミングやデザインでも同じです。コードやデザインの構成が分かれば、自分で作曲したり開発したりすることもできるようになるでしょう。数学の証明も良く似ています。
ですが、最初は弾くところからです。曲の構成が分かったら、上に書いたように先を読んだり暗譜することも簡単にできるでしょう。
何度も言うようですが、左手は小さく、主張しないようにしましょう。僕も、良く先生に「左手が大きすぎて、右手がかき消されている」と注意されます。特にもののけ姫の曲などは、普通に弾くと左手が大きすぎてかき消されてしまいます(これは楽譜と編曲による)。左手を主張しすぎず、右手を間違えないように弾きましょう。
右手を間違えないように弾くために必要なことは、「勇気を出して整然と弾く」ことです。躊躇した時は間違えます。集中していないともっと間違えます。集中して整然と弾けば、間違いは少なくなります。右手を弾くことを恐れず、しかしながら準備を徹底することだと思います。
ト音記号とヘ音記号の音階が読めない方は、ト音記号が下から「ドレミファソラシド…」と上がっていき、ヘ音記号が上から「ドシラソファミレド…」と下がっていくと覚えると分かりやすいです。
ヘ音記号の読み方として、「ドとソ」を覚えれば推測できる、ということが言える。以下を参照のこと。
この「ドとソを覚える」という方法はとても有用です。楽に鍵盤が弾けるようになります。
12音階とは、12のスタート地点から始まるドレミファソラシドのこと。これを覚えることができたら、適当にキーを上げたり下げたりできる。僕は昔から、これを適当に鍵盤の上でやっていた。
僕が好きだったのは、「猫ふんじゃった」のキーを上げたり下げたりする。絶対音感が無かった僕は、相対音感でこれをやっていた。これをするためには、黒鍵を使いこなす技術が必要。
ピアノは、楽譜を見て指で弾きながら、弾いている裏で次の章を見ながら、「裏で次の指を確認する」ように弾くことで、間違いなく綺麗に弾くことができる。
自分の我流の指使いではなく、指使いを見ること。
楽譜をただ読んで書かれている通り弾くのでなく、メロディや曲風を考えながら弾くこと。
分かっている通り弾けば間違えない。堂々と自分の力を信じるように弾こう。
(自分で書いたFacebookより。)
自分はピアノ教室でピアノをやっている割に、家で練習をしないのですが、2週間という期間が経っても、指はなぜか覚えています。
子供の時も、一週間時間が空いたのに、なぜか指を覚えている自分に良く驚きました。
記憶を頼りにピアノを弾くことで、覚えることがやりやすくなります。学校の試験勉強が中学時代にできていたのは、ピアノのおかげでしょう。
あとは、「左手は意外と(音階が)高い」ということと、「思ったよりも右手が良く動く」ということが分かれば、スラスラ弾けるようになります。
ピアノを弾くコツとして、「無表情で弾くのではなく笑顔で弾く」ということが言えます。
曲に気持ちが入るだけではなく、さまざまな「弾くことができることの楽しさ」を感じることで、もっとスラスラと間違いなく弾くことができます。
間違えそうになった時は、「強引に弾かないこと」。強引に間違えた指のままで弾こうとすると、当たり前に間違えます。その場その場で止まりながら、間違えないように注意して弾きましょう。
僕が思うに、ピアノを習得するためのコツは、「思い出さないこと」です。
思い出すことをやめ、一切思い出さずに弾くと、まるで奇跡のように簡単に弾けます。
僕が思うに、まず最初にあるのはピアノで、その次は学校で、その学校の次にあるのは数学、そしてその次はパソコンで、その次は戦争と政治で、その次は大学で、宗教、文学、哲学、歴史、博物学、芸術と続いていき、最終的にはピアノに戻ってくる、というものだと思います。
最後にあるのはピアノです。ピアノができれば、あなたはもうこの宇宙のマスターです。
最終的には、鍵盤を見ないで弾けるようになりましょう。
五線譜を見ただけで、鍵盤を見ずに弾けるようになるためには、指の間隔を覚える必要があります。
間隔が覚えられたら、あとは楽です。簡単に弾けるようになるでしょう。
ひとつの指とびを覚えるのは簡単ですが、二つ、三つも覚えましょう。
良く似ているのは、パソコンのキーボードのブラインドタッチです。パソコンのキーボードと同じだと思えば簡単だと思います。
ト音記号やヘ音記号の音符を読むコツは、「音符がどの音かということは考えずに、音符を見てすぐに弾く」ことです。
音符を見て、これはシだったっけ、それともレだったっけ、と考えてはいけません。見て、すぐに弾きましょう。それができれば、完璧です。
ピアノは、楽譜に書いてある音符の位置だけではなく、今自分が弾いている自分の指の位置も確認するようにしましょう。
音符がどこで、自分の指がどこにあるのかが分かれば、どの場所を弾けばいいのかが分かります。それで、初見でも何度か練習すればすぐに弾けるようになるでしょう。
ピアノを弾く上で考えることは2つ。音符の位置と指の位置です。それができれば何でも弾けます。
指と指、音符と音符には、どれだけ離れているか、という間隔があります。
初心者(僕を含む)は、この間隔を上手く掴めないためにミスを繰り返します。指と音符の間隔を考えて弾けば、ミスは無くなります。
指と鍵盤の間隔を覚えるコツは、「指だけを見て弾いて、その後に、楽譜だけを見て弾く」ことです。
知っている曲を、
1.指だけを見て弾く
2.楽譜だけを見て弾く
これを繰り返しましょう。ト音記号の右手ができたら、両手で合わせながらヘ音記号の左手を覚えましょう。
僕は今日(2019.11.20)のピアノ教室のレッスンで、楽譜に書かれた指番号はとても大切だということが分かった。
鍵盤を見ずに、指の間隔だけでその曲を弾こうと思った時、楽譜に書かれている指番号の通り弾くと、綺麗に弾ける。
逆に、指番号の通り弾かないと、多くの場合、間違える。
以前から僕は指番号を無視してめちゃくちゃに弾いているが、改めた方が良い。弾けないだけではなく、分かっている人間が見ると恥ずかしい。
楽譜を覚える時に、全部覚えようとしたら大変なので、A, B, Cなどのメロディブロックに分けて覚えるようにしましょう。
多くの曲が、A - A - B - A - C - (繰り返し)のように同じパターンを繰り返します。
このパターンを指で覚えてしまえば、簡単に暗譜して覚えられます。
また、左手の伴奏はあくまで伴奏で、右手のメロディとは関係なく動きます。そのため、メロディの雰囲気にのまれないようにしましょう。
ピアノを弾くコツは、自分の「自力」の力で何かを考えたり、やろうとしたりせず、たったひとつの最優先事項である「間違った音を弾かない」ということだけに集中して、無心で弾くことです。
指の間隔を取ろうとしたり、指番号をきちんと弾こうとしたいのであれば、何も考えず、自分の今分かっていることを前提に、ただ弾けば弾けます。
何も考えないこと。「他力」に任せること。
そして、ピアノ演奏には最優先事項というのがあります。それは「間違った音を弾かない」ということ。それだけに集中して弾けば、ピアノは初見でも両手で弾けます。
「これは間違っているのではないか」とか「こうすべきではないか」ということを忘れて、今の自分の能力を信じて弾けば、ピアノはすらすらと弾けるものです。
ピアノをやっていると、「弾けなくなって弾ける」という経験をよくします。
正しい弾き方が分かったら、過去の間違った弾き方は捨てて、正しい弾き方で弾くことで、正確に鍵盤を弾けます。
また、いつも練習していると、「どの場所を弾けばいいか」が分かるようになります。楽譜を見ても考えず、鍵盤も見ずに、弾くべき音の場所が分かります。そこから、曲を覚えるようにすると良いでしょう。
ピアノで曲を弾くコツは、「自分は曲の全てを支配できる」と思って弾くことです。
特に、音楽でなりがちなことが、「テンポや曲の流れに飲み込まれ、間違えてしまう」ということですが、自分で支配できると思って弾くことで、これを克服できます。
たとえば、練習中に、「ああ、今弾かなくちゃ」と思って弾くと、指を間違えてしまいます。
練習で曲を弾く時に、合間にどれくらいの感覚を入れるか、間違えずに弾くためにきちんと準備をする、などといったことが、特に「間違えそうになった時は曲を数秒中断するつもりで」支配して弾くことで、練習している際にも綺麗に指が流れる形で練習をすることができます。
ピアノについて言えることは、「正しい音符を弾いたからといって安心しないこと」である。それは、音符はいずれ終わって、次の音符を弾かなければならないからである。
音符が終わるよりも前に、次の音符を弾く準備をしなければならない。
また、音楽家になるのであれば、楽譜も、鍵盤も見ないことである。音を知っていれば、その音から次のメロディは弾ける。それをダイレクトに弾けばいいのである。
何も考えなくていい。自然に弾けるようになれば、そのうち間違いは少なくなる。理解する必要はない。「音楽の神」になる上で、人間の頭脳では分からない境地まで達しなければ、一流の音楽家にはなれない。
ピアノのコツは、日記の方でさらに書いていますが、最近の内容でポイントをここに書いておきます。
今、弾いている音の鍵盤の場所から、どれくらい離れた位置に目的の場所があるかを覚えておくと、弾きやすくなります。たとえば、ドの右がレであるのと同じように、レの右がミであり、同様にファ、ソ、ラと覚えておいて、「今ここはミだから、ラはここらへんだ」と覚えます。
そして、これを覚えるために、黒鍵の2・3・2・3となっているのを利用します。たとえば、今ドを弾いていて、下のミを弾きたいのであれば、黒鍵が三つあって、その後に空白があって、その次の黒鍵の右だと考えれば、指を見なくてもイメージしやすくなります。また、黒鍵は指の真ん前にあるので、触って確かめることもできます。
そう、黒鍵が2・3・2・3になっているのには、そのような「鍵盤と指の位置をイメージしやすくなる」という理由があるのです。
また、両手で弾く時に、右手の音と左手の音は分けて書かれていますが、実際はこれは「和音の一種」であると考えると、弾きやすくなります。右で弾いているのがト音記号のドで、左で弾いているのがヘ音記号のドミソなら、「低いドミソと高いドの和音」であると考えて、「右手と左手で分けて和音を弾いている」と考えればよいのです。
ピアノのコツとして、左手の伴奏をパターン化して覚える、というやり方があります。
伴奏のパターンを覚えて、和音のように捉えながら、パターンを少し変形させて弾いていくことで、間違いがなく、滑らかに弾くことができます。
自分の書いた「エリカの技術・芸術日記」2021/08/04より。
今日はピアノに行ってきた。
今日分かったコツは、楽譜を一小節ずつ読むのではなく、一小節の半分ずつ読むことが、僕にとってやりやすいということ。
一小節は、四分の四拍子なら四拍であり、右手だけや左手だけを読むのであれば、四拍ずつ読むのが弾きやすい。
だが、両手で弾いている時に、最初の二拍は楽に弾けるものの、僕の場合、次の二拍を弾こうとした時に間違えることが多い。
また、四拍弾いて、その次の四拍を弾こうとした時に、一歩待機して読む時間をかける必要がある。
二拍ずつ、半小節ずつ読んで両手を弾くと、メロディや伴奏を掴みやすくなると同時に、次の準備も自然にできるし、何より鍵盤を見る余裕が生まれる。
僕は、半小節ずつ楽譜を読んで弾くことをおすすめする。
ピアノは、このような知識と知恵に基づいて、主観的になると弾けるようになります。
客観的に導いた今までの知恵を参考にしながら、主観的に音符の並びを弾いてみましょう。
弾くコツは、「神を信じるように信じて弾く」ことです。余計なことは考えず、バッハがやっているように信じて弾けば、正しく弾くことができるでしょう。
実際のところ、僕は「神を信じれば弾ける」ということの意味が分かりました。
それは、「既に分かりつくしている、単純なことは意味がない」ということです。
ドレミを読めば指が分かるということばかり、いつまでも分かっていても、らちがあきません。そのようなことは既にいくらでも分かっていて、繰り返し分かり続ける必要はありません。
むしろ、曲それぞれのメロディがどういうものか、ということが重要であり、曲のメロディを頭の中で連想すれば、指は勝手についてくるのです。
よって、ここまでのすべてを分かった人間は、神を信じれば弾けます。神を信じるだけで、指が動いてくれます。そう、神を信じてピアノを弾けば、それで正しいのです。
ピアノを弾くコツとして、まず、和音は楽譜の中の音符の形を見て、すぐに判別できるようになりましょう。
和音を読む時に、ひとつひとつの音を読むのではなく、形を見て、二度離れているとか三度離れているとかいったことは、見てすぐに判別できるようになりましょう。
また、指は鍵盤を見なくても間隔が分かるようになりましょう。たとえば、オクターブ離れたドなどは、鍵盤を確かめなくても、自分の指の間隔から、「これくらい離れている」と慣れで弾けるようになりましょう。
音を読む際に、時間をかけないようにしましょう。ト音記号であろうとヘ音記号であろうと、時間をかけて確かめるのではなく、瞬時にその場所が何の音なのかを識別できるように、できるだけ一瞬に近いスピードで読めるようになりましょう。
そして、メロディラインと伴奏は、音符を見てではなく、頭の中であらかじめすらすらと出てくるようにして、間違いのないように弾けるようにしましょう。一音一音確かめながら弾くのではなく、次から次へとなめらかに弾けるようになりましょう。
僕は、ピアノを弾いていて、気付いたことがあります。
それは、楽譜を見なくても、右手のメロディラインの音階を頭の中で言えるということです。
メロディラインの音階は、弾きながら、音を聞きながら、自分でも頭の中で言う人が多いです。
ですが、メロディラインの音階を頭の中で言えるなら、その通りに指を動かして弾けば、楽譜を見なくても間違いなく弾くことができます。
この発見により、僕はメロディラインを楽譜を見なくても、すらすらと弾けるようになりました。
楽譜を見るのは、左手の伴奏を間違いなく弾くための「確認」のためです。
そして、この確認についても、右手を見ないようにして、次の左手をきちんと用意して弾くことで、間違いなく弾くことができます。
実際のところ、僕がピアノを上手く弾けないのは、子供時代のことを忘れているからです。
子供時代に弾いていた頃、どのように弾いていたのかを思い出せば、ピアノは簡単に弾けます。
子供時代には、もっと堂々と鍵盤を強く叩いて弾いていました。その頃と同じように弾けば、ピアノは簡単に弾けます。
ピアノを弾く時に、すべての音符をしっかりと読んだ上で弾こうとするのではなく、手を抜くべきところは手を抜いて、当たり前に弾けるところは考えずに弾くことで、間違えやすい大事な部分に労力を割り振って弾くことができることがあります。
僕は今まで、ピアノを弾く時に、すべての音符を弾く時にすべて読んでいました。
ですが、すべての音符を読んで弾こうとすると、ふとした間違えやすい音符にぶち当たった時に、適切にそのタイミングに対応できず、間違えたり止まったりしてしまうことが多々ありました。
そのため、既にすらすらと弾けるということが分かっている、間違えようのない部分、すなわち「手を抜いて良い部分」は、手を抜いて弾き、もっと間違えやすい部分のために読む労力を使う、ということがよいということに気付きました。
手を抜くべきところは手を抜いて弾くことで、大切な部分を間違えずに、全体をすらすらと弾くことができるようになります。
僕が苦手なのが、連続した変化する和音です。
特に、左手の伴奏に多いのですが、三和音くらいの和音が連続して、変化しながら続いていくと、僕はそれをひとつひとつ音符を読んで弾いていました。
ですが、このような時、位置の高さと和音の形を見て、どこがどのように変化するのかだけを掴んで弾けば、最小の労力で音符を読むことができます。
なので、和音が連続して「嫌だな」と思うのではなく、和音のどこがどのように変わっているのか、どこが同じ高さなのかを読んで、すらすらと弾くようにしましょう。
僕固有の問題として、ヘ音記号のソとラに注意。毎度のことのようにヘ音記号のソとラを間違えてしまう。
ヘ音記号の上のソは線と線の間、ラは線の上にある。これに対して、ヘ音記号の下のソは線の上、ラは線と線の間にある。
これを間違いなく、きちんと弾ければ間違いは格段に減る。
また、右手のメロディを弾く際に、少し離れた位置にある音と音の変化を必ずと言っていいほど間違える。ソからミに下りたり、レからラに上がるような際には注意が必要。できることなら、鍵盤を見なくても楽譜だけを見て、指で間隔を覚えて、正しい音を弾くことができるようになりたい。
また、先生によると、ヘ音記号のミに注意したほうがいい。
間違えやすいだけでなく、ミをベースに考えると、伴奏の音符の位置が捕まえやすいからである。
なので、ヘ音記号のミとソとラに注意しよう。
「下にあるのはラ、上にあるのはソ」と分かっているにもかかわらず、なぜかその逆を僕は言ってしまう。考えすぎて、普通に正しい答えとは逆の答えを僕は信じてしまっているのかもしれない。
僕は今まで、少し離れた場所にある音符のことを、「少し離れているな」と漠然としてしか考えてきませんでした。
ですが、近くにある音符であっても離れた場所にある音符であっても、その音符には音階があり、どこかの音を示しています。
僕は、少し離れた音符の音階を読んでこなかったため、弾こうとしても瞬時に読むことができず、結果間違えてしまっていました。
これは子供時代の「僕の覚えた悪い癖」です。
なので、今後は、少し離れた音符であっても、普通の音符と同じように音階があり、音階を読まなければ弾くことはできない、ということを考えて弾いていきたいと思います。
今、野球のWBCが開催されていて、猫も杓子も野球に引っ張りだこですが、そのWBCで活躍している近藤選手についての記事で、近藤選手が選球眼の良さについて聞かれ、「ストライクとボールを見極めているのではなくて、打てる球だけを打とうとしている」という逸話を知りました。
僕はこれを聞いて、なるほどと思い、「野球をやるなら知っておくべきこと」だと感じました。
そして後日ピアノ教室のレッスンを受けて、「これはピアノの練習も同じだ」と思いました。
ピアノにおいても、弾けないと分かっている音を無理に弾こうとすると、必ず間違えたり、別の鍵盤を弾いてしまうなどのミスをしたりします。
そうではなく、「弾ける音だけ弾ける」という風にすればいいのです。
最初から弾けると分かっている音だけを弾く。弾けないと分かっている音は弾かない。弾けそうでも、間違える可能性のある音は決して弾かない。
ほかの喩えで言えば、漢字練習のように、間違えた部分だけを集中的に覚え込むようにすれば、きちんとすべてが滑らかに弾けるようになります。
野球とピアノという畑違いの分野ではありますが、近藤選手の言葉のおかげで、いつもよりもミスなく曲を弾くことができました。近藤選手に感謝します。これからは、弾けると分かっている音だけを弾くようにして、さらにピアノを練習していきたいと思います。
2023.03.15
ピアノのコツとして言えるのは、「ドイツ語のように弾け」ということです。
ドイツ語には、「2格支配」「3格支配」「4格支配」のように、前置詞が格と結びついて、言葉が別の言葉を支配するような形で文を作ることがあります。
それと同じように、楽譜に基づいてピアノを弾くのであっても、音符が鍵盤を支配するように弾くことで、間違いなく、正しく弾くことができるのです。
クラシック音楽はドイツの文化であり、ドイツ語とピアノはよく似ています。ドイツ語とピアノに詳しい人は、ここに書いた僕の言葉の意味が分かるかもしれません。
2023.05.31
最近、僕は自分でも、ピアノができるようになった、分かったと感じています。
その理由は、昔の自分のピアノのスキルと、今の自分のピアノのスキルが結びついたからです。
昔の子供時代の僕は、ピアノを「覚えて弾く」ということをしていました。
そして、今の大人になった僕は、ピアノを「読んで弾く」ということをしています。
この二つのスキルが、どちらも十分にできるようになったため、僕は小学生の頃のピアノのスキルと、今のスキルが一緒になって、ドッキングしたと感じています。
この結果、僕はピアノがきちんとできるようになったと思います。ですが、それでもまだまだ未熟です。まだまだ先は長いと感じています。
2023.06.01
このように長い間ピアノを頑張った結果、僕はあまり間違いなくピアノを弾けるようになりました。
僕にとっては、これくらいで、「ピアノをマスターした」と言えると思います。
ここまで、頑張ってピアノ教室に通ったことで、僕はいつもの間違いだらけの演奏が嘘のように、今、ピアノをすらすらと弾けるようになりました。
2023.07.05
ピアノを弾く時に、右手のメロディ部分は、どのように上がったり下がったりするかを見れば弾けます。
そして、左手の伴奏部分は、どこが変わったのかを見れば弾けます。
ピアノの左手の伴奏というのは、繰り返しの中で何かが変わる、といった書かれ方がされていることが多いです。
同じような繰り返しの中で、何が変わるのか、どこが変わるから注意しなければいけないのかを見れば、左手も間違いなく弾くことができます。
2023.08.23
いつまでも、ピアノ入門者のように、楽譜から音を読もうとしなくていい。
いつまでも楽譜から音を読まず、頭のどこかに曲の音をすべてインプットしておいて、その内容に基づいて弾きながら、楽譜は確認のために見ればいい。
頭のどこかに置いた音の内容は、すべての音をある程度覚えている。その音の内容に基づいて鍵盤で指を動かす。楽譜を見るのは単純に確認のためだ。
そのように弾けば、楽譜のさまざまな部分を見る余裕が生まれる。余裕が生まれることで間違いが少なくなる。
曲の全部を覚えるのも悪くはないが、それは労力がかかるから、楽譜を確認しながら、頭で覚えている内容に基づいて弾けばいい。
そうすれば、きちんと正しくピアノが弾けるようになる。
2023.09.20
ピアノを弾く際に重要なのは、メロディを元に弾き方を考えることです。
今日も僕はピアノ教室に行ってきましたが、先生の弾く「エリーゼのために」を、間近で弾いているのを見て、気付いたことがあります。
それは、ただ弾くだけではなく、弾き方を考えること。
そして、その弾き方は、メロディを元に考えてつけるということです。
たとえば、最後に弾く音を弱く弾くこと。すべてのメロディの音を一律に同じ強さで弾くのではなく、緩急をつけて、最後を弱くする。これだけで、何も考えずに弾くよりもはるかに上手く弾けます。
あるいは、伴奏の最後の親指を弱くすること。左手で伴奏を弾く時に、最後の親指は強くなってしまいがちですが、それをあえて弱くします。
そのように、弾き方を考えて弾くだけで、聴いている人に対して「このメロディはこのように味付けをします」といった表現を与えることができます。
どのような弾き方をするかということは、メロディを元にして考えます。僕はベートーヴェンの「エリーゼのために」のメロディを元に、どのように弾けば正しいか、考えて弾いていきたいと思います。
2023.12.20
ピアノのコツは、常に先を見て弾くことです。
次に弾くべきメロディや伴奏を、前のを弾き終えてから見るのではなく、前のを弾いている途中に見ること、すなわち、常に先を見て弾くことで、間違いが少なくなります。
特に、ヘ音記号の伴奏は間違えやすいです。常に先を見て弾くだけではなく、常に指を用意して弾くようにしましょう。
また、音と音が少し離れている場合、すなわち跳躍進行も、次の音を間違えやすいです。たくさん離れている時、あるいは少ししか離れていない時に、感覚で弾くと大げさになってしまい、間違えてしまいます。そういう時に注意しましょう。
また、上手く弾くコツとして、伴奏を強くしすぎると、メロディがかき消されてしまうことがあります。左手の伴奏は弱くして、右手のメロディは強くする、といったように、右と左のバランスを考えて弾きましょう。
2024.03.27
ピアノのコツは、ズバリ、今自分が鍵盤のどこを弾いているのかを考えることです。
たとえば、今自分がミを弾いているとして、次にラを弾くとしたら、「今自分がミの場所を弾いている」ということが分かれば、次に弾くラが今の自分の弾いている場所からどれくらい離れたところにあるのか、ということを意識できます。
そのように、今、自分がどこを弾いているかを考えることで、次に弾く場所がどこらへんかを想像できます。
つまり、ピアノの鍵盤があったとして、「今の自分の弾いている場所」と「鍵盤全体」を想像し、イメージの中でピアノの鍵盤を頭の中に作りながら、「次に弾く場所は(今の場所から比べて)どこらへんか」ということを考えるようにすれば、ピアノは簡単に弾けるようになります。
必要なのは、頭の中に鍵盤をイメージしながら、今自分が鍵盤のどこらへんを弾いているかを常に考えることです。そうすれば、次に弾くべき場所がどれくらいの場所にあるかを把握することができます。
2024.04.12
ピアノを間違いなく弾くコツは、恐れることと恐れないことのバランスだと思います。
「恐れる」とは、間違いを恐れるということです。すなわち、必ず間違いがないように、間違いを弾きそうになった時は絶対にその場所を弾かないということです。
「恐れない」とは、間違いを恐れすぎないということです。すなわち、何もかもすべてのことを恐れてためらうのではなく、きちんと正しい場所であるということが分かっていた時は、ためらわずにその場所を弾くということです。
恐れることと恐れないことのバランスを取りながら、間違いを弾くことを警戒しつつ、間違いではない時はためらわずに弾くことが、間違いなくピアノを弾くことに繋がります。
2024.05.11
僕は今まで、ピアノで弾けない曲を最初に弾く時に、練習だと思って、間違えてもいいから探り探り弾いていました。
ですが、探り探り弾いているのでは、必ず間違いを弾いてしまいます。
練習の時ならばそれでいいのですが、レッスンの時も同じように弾いてしまうせいで、レッスンで弾く際に僕は間違いだらけの演奏をしていました。
ですが、そうではなく、最初から完璧に弾けるように、どんな曲であっても間違いなく弾くことで、きちんと間違いなく弾ける、ということが分かりました。
すなわち、僕が間違えてばかりの演奏をしてしまうのは、練習のように探り探り弾いていたせいです。
そうではなく、最初から完璧に間違いなく弾こうとすれば、間違いなく、完璧に弾けるということが分かりました。
2024.05.25
ピアノのコツは、「ピアノとはそういうものだ」と思って弾くことです。
いつまでも入門者や学習者としてピアノを弾くのではなく、今までの自分のレッスンと演奏の練習を踏まえた経験から、「ピアノとはこういうものだ」ということを分かって弾くことで、ピアノをどのように弾くのが正解か、ということが分かります。
少し離れた跳躍進行でよく間違えてしまうのは、いつまでも基本に囚われた結果、きちんと分かって弾くというレベルに到達することを恐れているからです。
自分の経験からピアノはこういうものだということが分かれば、楽しくピアノを弾くことができます。「ピアノを弾くということはこんなに楽しいのだ」と思って弾くことができます。
2024.07.12
ピアノとは、喩えるならば、鍵盤上のフィギュアスケートのようなものです。
フィギュアスケートの選手が、スケートリンク上で、間違いのない完璧な演技をするのと同じように、ピアニストは、鍵盤上で間違いのない完璧なパフォーマンスを行います。
違うのは、ピアノにはたくさんの曲があることです。
すなわち、フィギュアスケート選手は、ひとつの演技だけを完璧に行いますが、ピアニストは、鍵盤の上で、たくさんのさまざまな曲をすべて弾きこなす必要があります。
そのために必要なことは、感覚を覚えることです。
すなわち、単に楽譜に書いてある音を見て弾くだけではなく、完璧に弾きこなすことができるように、感覚を掴むこと、身体能力ならぬ「指能力」を習得することが必要なのです。
それが分かると、単に楽譜を読んで覚えて弾くだけではなく、完璧に曲を弾くための「体得」を行うことができます。
練習について言えるのは、練習をただやりまくるのではなく、賢く練習することです。ピアノは、練習した内容がそのまま自分の演奏になります。賢い練習の仕方をすれば、それだけで賢いピアニストになれます。なので、賢く練習することが必要です。
2024.09.06
ピアノを弾く上で、指の間違いをしないコツは、ピアノではなく音楽だと思って、指の間隔を掴むことです。
「ピアノ」だと思って五線譜の中の音符を読もうとすると、順次進行ではなく跳躍進行の時などに、鍵盤上の音の位置を定め誤ってしまい、間違った指を弾いてしまいます。
そうではなく、ピアノではなく「音楽」だと思って、鍵盤上の音と指の位置を掴むのです。
すなわち、ピアノというひとつの楽器の上で、音楽というものの音階の場所を鍵盤上で表現する、という形にすると、不思議と、きちんとその指の場所が分かるようになります。
指を間違えるのは、「ピアノ」だと思って弾いているからです。なので、「音楽」だと思って弾きましょう。音楽を鍵盤上で表現する、それによって指の位置が自然に分かるようになります。
2024.09.20
ピアノの鍵盤と、パソコンのキーボードは、よく似ている。
一見、ピアノの鍵盤のほうが単純で簡単に見える。それは、ピアノの鍵盤は連続的に左右に並んでいて、シャープやフラットを除けば一オクターブは7音しかない。それに比べて、パソコンのキーボードはたくさんのキーが上下左右に複雑に配置されていて、英語の文字や数字や記号に対応するさまざまなキーがある。
だが、実際に行うと、ピアノを弾くほうが難しい。
なぜ、ピアノのほうがパソコンよりも難しいのか、それが僕にとって長年の謎だった。
だが、その理由は、英語や日本語やローマ字の文字をタイプするよりも、さまざまに変化する五線譜の音符を弾くほうが、複雑で、難しいからだ。
すなわち、パソコンのキーボードで文字を入力するのは、形式的な「文字の入力」しか行わない。日本語をローマ字で打つ時も、単に子音を入力して母音を入力するということを形式的に繰り返すだけだ。
それに対して、ピアノで音楽を奏でるためには、五線譜を飛び交うさまざまな音符を弾かなければならない。音階を流れるように弾くこともあれば跳ぶように弾くこともあり、メロディや拍やリズムも状況によって異なるし、和音になることもある。
だから、ピアノとパソコンは、一見パソコンのほうが難しく見えて、実際はピアノのほうが難しい。
だが、そこが分かってしまうと、ピアノをピアニストのように弾くことができるようになる。すなわち、音符がさまざまに複雑に飛び交うということが違うだけで、それ以外はパソコンのキーボードと変わらない。だから、少し努力すれば、パソコンのキーボードと同じように、思考と同じ速さでピアノを弾くことができるようになる。今はまだ僕はそこまで到達していないが、そのうちその境地に行き着くだろう。
2024.10.25
僕は、ピアノは簡単な曲で右手だけなら、五線譜を見てすぐに弾けます。そして、練習すれば両手も弾けます。子供のごろからやっています。
楽譜
書籍
作詞は、作曲をした後で行うと良いでしょう。