ゾロアスター教の世界観です。
自分の書いた「エリカの技術・芸術日記」2021/08/16より。
ユダヤ教やキリスト教のオリジナル的性格を持つのが、イランにおいて古代ペルシア帝国に栄えたゾロアスター教である。神と悪魔の二元論、世界に終末が訪れる終末論、善を為したものは救われる救済論のもと、世界は神と悪魔の戦いの場所であるとした。
また、古代ペルシア帝国には、素晴らしい点がある。それは、征服した土地の国民に自由を許し、奴隷にせず、自由な信仰や文化を許したこと。自由が許されるのであれば、被征服民はペルシア帝国の一部となることを歓迎する。このようにして、ペルシア帝国は巨大帝国となった。
古代ペルシャ帝国は、イランを中心に世界中にとても大きな領土を持つと同時に、「それぞれの民族の自由な民族性を許す」ことで、自由な国家になりました。
それぞれの民族の自由な宗教や慣習・風習・文化を許すことで、それぞれの民族はペルシャ帝国の一部になることを歓迎し、それがとても大きな領土を獲得することに繋がりました。
現代の、EUのような国だと思うと良いでしょう。
また、ペルシャ帝国では、ゾロアスター教を国教としました。
ゾロアスター教は、二元論、終末論、救済論を唱え、ユダヤ教やキリスト教のオリジナルのような側面を持っていました。
古代ペルシャ帝国も参照のこと。
二元論、終末論、救済論は、ユダヤ教の一神教の考え方であり、元はゾロアスター教(古代ペルシャ帝国の宗教)の影響によって生まれた考え方である。
ユダヤ教も参照のこと。
自分の書いたブログ「神々とともに生きる詩人」2021/02/08より。
ゾロアスター教では、世界はアフラ・マズダとアーリマンの戦いの場所であり、善をなしてアフラ・マズダについたものは終末で救済されるが、アーリマンの側についたものは永遠の呪いがある。
また、神は選ばれた民族ではなく善なる行為をなしたものを救う普遍神であり、善をなしたものは終末において救済される。
戦いはいつか終わり、終末においては、死者の全てが蘇って最後の審判を受ける。
アフラ・マズダについて善をなしたものは、天国に行くことが許される。
(以下は放送大学「国際理解のために ('13)」を参考に執筆しました。)
ゾロアスター教では、生まれや民族によって善悪が決まるわけではない。「行為」こそが善悪を決める。
ゾロアスター教では、火を神聖視する。イスラム教スンニ派と同様、5回の礼拝を求める。
ゾロアスター教の信条は、「善思、善言、善行」。良い言葉、良い行為、良い心を信じている。
以下の書籍が参考になります。
僕が信じているのは、神への五回の礼拝は、イスラム教徒やゾロアスター教徒でなくても行うべきである、ということです。
神に、毎日の中で五回、礼やおじぎをするだけでよいのです。
それだけで、自らの抱えていた解決困難な問題は、神の力によって奇跡的に解決します。
イスラム教の五回の礼拝をすることは、イスラム教徒やゾロアスター教徒でなくても必要です。神は神に対して五回の礼拝をするものを最優先で救ってくれるのです。
ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の兄弟宗教のルーツとなる宗教。神と悪魔の二元論、終末論、救済論などを最初に唱えた。
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