MS-Officeの世界観。作業所で受講した「ICTリテラシー講習会」の内容を参考に書きながら、自分の文書作成(主にこのホームページの原案となった日記文章)の知識と体験を書きました。
Wordを使うことで、フォントの大きさ・色・書体を変え、ページの余白を設定し、画像や表などを組み込んだ「表現力豊かな」文書の作成が行える。
EmacsやVimなどのテキストエディタ、LaTeXなどの文書組版ソフトウェア、HTMLなどのWebブラウザと比べて、WordはWYSIWYGなソフトウェアとして知られる。WYSIWYGとは、「ディスプレイに表示される内容と、出力として処理される印刷結果が等しい」というものである。
事務の書類作成に使われるほか、さまざまな文章の作成は全部Wordだけで行える。ファイル形式が独自の巨大なものとなり、Wordがなければ開けないため、オープン陣営では良く嫌われている。
ワードは、フォントの種類(明朝体やゴシック体など)を設定し、文字の大きさ(サイズ)や色などを設定することができる。これは「ホーム」タブで行う。
また、表組みや画像を入れる機能がある。それらは「挿入」タブで行う。表の操作は初心者には難しいかもしれないが、HTMLなどで行うよりも直観的である。簡単なイラストが欲しい時は、「クリップアート」を利用できる。また、ページごとに番号を振るページ番号をフッターなどに挿入できる。
ページ関係の機能としては、改ページが使える。改ページを使うことで、改行をたくさん挿入しなくても、Ctrl+Enterで次のページまで空白にできる。
そして、もっと複雑な機能が「ページレイアウト」や「参考資料」や「校閲」などのタブにある。以下に記述する機能はそれらの高度な機能である。
機能 | 説明 | 機能の場所 |
---|---|---|
ワードアート | ワードアート機能を使うことで、美しいワードアート効果を使うことが出来る。 | 「挿入」タブの「テキスト」グループの「ワードアート」より。 |
SmartArt | SmartArtグラフィックを使うことで、現代的で綺麗な図形を挿入することが出来る。 | 「挿入」タブの「図」グループの「SmartArt」より。 |
ページ罫線 | ページ罫線を使うことで、ページの外枠にグラフィックを表示出来る。 | 「ページ レイアウト」タブの「ページの背景」グループの「ページ罫線」より。 |
比較 | 比較機能を使うことで、UNIXのdiffコマンドのように、ファイルの変更点を表示出来る。 | 「校閲」タブの「比較」グループの「比較」より。 |
並べ替え | 並べ替え機能を使うことで、アルファベット順に文字を並び替えることが出来る。 | 「ホーム」タブの「段落」グループの「並べ替え」より。 |
目次 | 目次機能を使うことで、見出しを目次に出来る。ページ番号を自動的に更新してくれる。 | 「参考資料」タブの「目次」グループの「目次」より。 |
Wordの機能ではないが、Web上でダウンロードできるフリーフォントをインストールすることで、Wordでさまざまなフォントを使うことができる。
Windowsでは、多くの場合フォントの.ttfファイルをダブルクリックして、適切に操作すればフォントを導入できる。
インターネット上にはさまざまなフリーフォントがあり、質や文字の対応状況も異なる。また、そのフォントが入っていない別環境では書類が表示できないこともある。また、会社から外部に書類を公開する場合は、商用利用が許されているかどうかも確認しよう。
Wordにもたくさんの機能はあるのだが、プロのDTPデザイナーはAdobe Illustratorを使う。Illustratorは、MS-Wordに負けないぐらい、文字に対してのデザインを高度に行うことができる。
Adobe製品は高額だが、金を出すだけはあるだろう。Illustrator1を参照してほしい。
MS-Wordで作ったドキュメントは、PDF形式で保存することで、MS-Wordがない環境でも文書を閲覧することができる。
PDFを参照のこと。