VirtualBox/Vagrantに関する世界観です。Sunも参照のこと。
VirtualBoxはVM型の仮想化ソフトウェア。VM型であるため、WindowsやMacなどの環境でLinuxなどを動作させることができる。旧Sunによって開発されたオープンソースソフトウェアで、現在はOracleが提供している。
VirtualBoxは、Linuxをサーバやプログラミングの練習用として使う上で便利なソフトウェア。特に、Windowsの環境を壊さずに、デュアルブートなどもせずにLinuxを動かすためには必須と言っていい。
Vagrantは、VirtualBoxを使いやすくするためのシステムで、Vagrantfileと呼ばれるファイルを使うことで、イメージをダウンロードして導入したりすることを自動化できる。
背後にはRubyが使われている。Vagrantを使えば、ほとんどの導入作業はフォルダを作ってVagrantfileを最低限編集してコマンドを少し打ち込むだけ。vagrant upでシステムを起動し、sshから簡単に仮想環境のLinuxに接続できる。
VirtualBoxをうまく使うことで、Windows上で仮想Linuxサーバを立て、Windowsのブラウザから仮想Linuxにアクセスし、実験的サーバ(あるいはプログラミング練習サーバ)を立てたりできる。
ほかにも、XP以前のWindowsでしか動かないVisual Studio 6.0を仮想環境で実行したりできる。Windows 10では動かないシステムを使いたい場合などに有効。
あるいはWindowsの各バージョンを入れて博物館のようにしている人もいる。
VagrantはVirtualBoxにさまざまなソフトウェアを導入するのを自動化することのできるツールで、Vagrant Boxは簡単に削除・再構築できる。Laravel公式の開発環境導入手順でも使われている。