Facebookの世界観です。
SNS。友達と繋がることが出来ます。
ニュースフィードには自分の投稿と友達の投稿が表示される。また、フォローしたグループやFacebookページの投稿も表示される。
検索をすることで、同じ趣味を持っている人や共通の経歴を持っている人を探すことができる。
Facebookページを作ることで、ホームページのような形で情報を発信できる。特に、企業や施設の事業所などが情報を毎日投稿していくのに利用される。コメントを付けることも出来る。
グループでは共通の話題で議論や情報共有ができる。
自分の良いと思った投稿やページにはいいねを付けることができる。相手に自分が良いと思ったことを伝えるだけではなく、同じ趣味の友達で繋がる時にプロフィール欄や検索にも表示される。
自分のコメントはコメント機能によって投稿することができる。
Facebookは実名制であり、匿名で使うことは出来ない。そして、さまざまな個人情報を入力するのが半ば標準となっており、職場や学歴などが分かるとして一部では使用を控える人も居る。
Facebookでは友達になりたい人に友達リクエストをし、それが相手から承認された時に友達になる。
Facebookは、最近は公的施設を宣伝・紹介するのに使えます。
たとえば、その施設が福祉施設であれば、施設でどんなことをやったか、どんなことがあったか、のようなことをFacebookに施設の公式ページを作って、写真や文章で公開し、最新の情報を更新できます。
僕の通っている作業所でも、Facebookを大々的に使っています。施設名で検索するとそのページがでてきます。
Facebookでは、過去の学校の同級生や友達の友達などを、簡単に検索して探し、友達になることができます。
このため、最近の学校での友人関係は、学校を卒業したりしても続き、切れることがありません。
良いのか悪いのかは分かりませんが、最近の友人関係は、切れることなく一生続きます。
生きやすいのか、それとも生きにくいのかは、みんなで判断するしかありません。SNSを使った卑劣ないじめも生まれているからです。
僕は絶対にFacebookを使いません。以前は投稿していましたが、全てのいいねやコメントを削除し(そのための専用のページがある。もう忘れたが、今ネットで調べるとアクティビティログから管理できる模様)、個人情報や友達を非公開にし、タイムラインの投稿も削除しました。
Facebookは、個人情報を盗む泥棒のようなサービスです。Facebookに情報を公開すると、Facebook社だけではなく、世界中に自分のありとあらゆる個人情報が公開されてしまいます。まるで自分の裸のポルノ画像を公開しているのと同じです。安易に使ってはいけません。
Facebookの問題は、個人情報だけではありません。実名で、好き放題言って、敵を攻撃する人が多いのです。
こうした人は、多くが過激な主張をし、何も非も落ち度もない人間を、あたかも最悪の思想を持っているかのように攻撃します。
僕は、もうFacebookは終わると思います。最近は「Facebook離れ」ということも言われていて、「Facebookは大嫌い」という人が増えています。実名にしても2ちゃんねると全く同じです。何の意味もありません。
以前、Facebookが悪魔のようなツールであるかのように書きましたが、本当はFacebookは現実の友達と友人関係や親睦関係を深めることのできる、優れたサービスです。
ネット上の知らない人間をたくさんフォローするツイッターと異なり、Facebookでは現実の友人や、現実で知り合った人々や、その延長線上となる人々だけと、友達になります。
実際のところ、友達同士なら、ネットでメッセージを交換した後、それを現実で会話したり、より親密になったりすることができて、面白いです。
ネットの友達というのは、すぐに関係が途切れたり、行方不明になったりして、絆を培っても残らないことが多いですが、Facebookなら、既に現実で知り合っている人が普段どんなことを考えたり活動したりしているのかを知ることができます。また、その人が何が好きで、どんなことに興味を持っているのかも分かります。
また、その人にコメントを付けたり、逆に自分からメッセージを発信してその人が自分にコメントを付けたりすることで、「ネットと現実の融和」のように友人との関係が深くなっていきます。
Facebookアレルギーは改めようと思います。
僕の作業所のスタッフの方が言っていたこととして、SNSは、どっぷりとはまり込む人と、まったく使わない人に、二分化されつつあります。
どっぷりはまり込む人は、SNSの巨大な海に依存し、逃げることができません。
逆に、まったく使わない人は、SNSの堕落を経験しなくてよい半面、そういうネット世界を知ることなく、「この世界の一部分の表の部分しか知ることができない」状況に陥ってしまい、「世間のことが何も分からない」ようになります。
スラドなどを見ていると、Facebook(メタバースを意味するMetaに社名変更)という会社は、Yahooファイナンスの読者アンケート調査で、2021年の最悪の企業に選ばれたそうです。スラドのコメントでは、Facebookを通じた詐欺などの事例が紹介されています。Facebookではさまざまな詐欺やフェイクが横行しており、Facebook社はこれらに対して改善の努力を十分にしていません。2021年を代表する企業に選ばれたのはMicrosoftです。まさに、「ネットはおかしい」ということを体現していると思います。
僕がFacebookが嫌いなのは、現実の友達としか付き合わないつまらないサービスだからです。
Facebookでは、友達申請をして誰かと友達になることが前提ですが、この友達申請について、ほとんどの人は現実の友達や知り合いとしか友達になりません。
ですが、現実に友達がほとんどいない僕は、ごく限られた知人としか、Facebookでやり取りをすることができません。
確かに僕にも何人か友達はいますが、そもそも、僕は現実の友達とネットで付き合う、ということ自体が好きにはなれません。
ネットはネットの独自の友達と付き合ってこそのネットだと思います。
そもそも、「フォロー」とか「友達申請」という考え方自体が僕は嫌いです。不特定多数の一般に公開して、友達にもフォローにもならなくても、関係なくみんな全員に見てもらうという、古きよきインターネットのやり方をなぜ変えるのでしょうか。まるでフォロワー以外の誰にも見てもらいたくないコンテンツを公開し、書く人間だけではなく見る人間にも責任を伴ってほしいといったおかしな考え方をしていると思います。
僕はFacebookが嫌いですし、Instagramも嫌いです。メタという会社のサービスは全部おかしいと僕は思っています。ツイッターが好きなのはブログや2ちゃんねるに近いからです。Facebookは「本来のインターネットのあるべき姿」から見て明らかにおかしいと僕は思います。
2023.08.18
SNSを参照のこと。
Instagramを参照のこと。
いじめを参照のこと。