NISに関する世界観です。Sunも参照のこと。
NISは、ネットワーク・インフォメーション・サービスの略で、Sunによるユーザー認証情報をネットワーク上で共有するためのシステム。
当初は「イエローページ」(電話帳)という名前だった。コマンド名にypとつけるのはその時の名残りである。
後日注記:NIS/YPを使うことで、ネットワーク上のすべてのホストでログイン情報を共通化できる。どの端末からログインしても構わない。
NISを使うことで、ネットワーク上で繋がれたマシンの間で、/etc/passwdや/etc/groupのようなユーザー認証情報を分散させることなく共有できる。
どこかでユーザー情報が更新されるとそれがほかのマシンでも更新され、全体のすべてのマシンで反映される。
実際にはNISサーバで情報を一元管理し、NISクライアントは常にNISサーバに認証情報を問い合わせ、変更されると全体に反映する。
コマンド | 説明 |
---|---|
ypcat | NISデータベースを表示する。 |
yppasswd | NISパスワードを変更する。 |
以下のページが参考になります。
NISを使うことで、ユーザー情報をすべてのネットワーク上のマシンで共有でき、ユーザーの個人設定も共有できる。どの機器でも同じIDとパスワードでログインできる。
2024.11.10
UNIXシステム管理(ユーザーとパーミッション)を参照のこと。
DNSサーバを参照のこと。
LDAPやWindowsネットワークやSambaも参照のこと。
各端末のログイン認証情報をネットワークで共通化できる。
どの端末でも同じユーザ名とパスワードでログインできる。