ブロードバンドに関する世界観です。父親の話を参考にしています。
回線 | 説明 |
---|---|
光回線/FTTH | 今のところ一番速いのは光回線。工事が必要というデメリットもあるが、速い。 |
Air | SoftBankなどではAirの提供を行っている。工事が必要なく、専用の機器を置くだけですぐに接続できる。 ADSLなどと比べると速い。自分もこのAirを使っている。 |
ADSL | ISDNなどと比べると速いが、上りと下りで速度差があり、ダウンロードが多いユーザー向け。 |
ISDN | 昔はISDNが多かった。今の常識で言えば全く遅い。 |
CATV | ケーブルテレビの回線を使ったインターネットサービス。 |
2024.09.03編集
2024.11.20編集
昔のパソコン通信では、データ通信を行う際に、電話線にモデムというアナログとデジタルの変換機器を繋いで、電話回線を使って通信を行っていた。
モデムとは、昔使われていた、パソコンとインターネット回線(あるいはパソコン通信)の接続インターフェースのこと。
昔のモデムを使ったデータ通信では、データの送受信を行う回線として、電話のための回線である電話線を用いていた。
だが、電話線はアナログな音声を通じた通信回線であり、音声というアナログなデータしか送受信することができない。
そのため、パソコンのデジタルなデータを、モデムを使ってアナログな音声のデータに変換する。そして、電話線を通じて送信すると、受信側でデジタルなデータに変換して、データをやり取りする。
モデムはその際に使われる、アナログとデジタルの変換装置だ。
ただし、この方式は、昔のパソコン通信の時代だから成り立っていたぐらい、今から考えるととても遅くて、一度に少しのデータしか送受信できない。
Windows 95の普及により、インターネットが普及するようになると、もっと高速で、一度に大量にデータを通信できる方式が求められるようになった。
ISDNは、従来の電話線を使ったデジタル通信サービスで、インターネットの初期によく使われていた。
次第に、上りよりも下りのほうが速いADSLのような通信回線が生まれ、少し昔にはよく使われていた。ケーブルテレビの回線を使ったCATVのようなサービスもあった。
現在では、光ファイバーのインターネット専用回線を用いたFTTH(光回線)が使われるようになり、データ通信の速度は爆速的に向上した。
光回線が普及した今では、電話線をインターネット回線に使うことは一般的ではなくなり、モデムという用語も死語になりつつある。
モデムとよく似た装置にルーターがあるが、ルーターは経路情報に基づいてルーティングを行う装置であり、LANとLANを接続するために使用し、ひとつのルーターに複数の機器を繋ぐことができる。
ホビーパソコンも参照のこと。
2024.11.20
タブレットやスマホでおなじみのネットワークにWi-Fiがあります。これはモバイルネットワーク(パケット料金が発生する)の代わりとして使えるローカルな無線ネットワークで、パケット料金を気にすることなく高速で大容量のデータ通信を行うことができます。
Wi-Fiが使える場所であれば、SSIDとパスワードを入力することで、料金を気にせずに快適にインターネットが使えます。特に、パソコンの無線LANと変わりません。
ですが、セキュリティに注意しましょう。悪意があるWi-Fiを使うとルータから情報が漏れたり、暗号化されていないネットワーク(鍵アイコンがついていないもの)を使うと勝手に盗聴されることがあります。WPA2などで暗号化されたネットワークを使うようにしましょう。
無線通信も参照のこと。
今、テレビなどでも報道されているように、新しいモバイル通信ネットワークである「5G」が凄い。
5Gとは、「5世代」のこと。世代のことを英語ではジェネレーション(Generation)と呼ぶ。
これによって、工場の無人化から自動運転車の開発、ホログラムやテレビ会議のような遠隔通信、そしてもちろんインターネットのスピードまで、全てが「ものすごく高速」になる。
いわば、ものすごく超速度のネットワーク回線が、今、始まろうとしている。これは大革命であり、「第4次産業革命」であるとも言われている。
今のところ(2019.04.06)、アメリカや韓国などで始まった5Gのサービスだが、2020年には日本でも始まるということである。4K・8Kテレビ(テレビを参照のこと)とともに、新しいコンピュータと通信・放送のあり方を占う国際競争が今、始まっている。
スマホも参照のこと。