ビットコイン・キャッシュレスに関する世界観です。
パソコンとネットでやりとりされる仮想通貨。僕はまだ良く分かっていませんが、日本政府が先んじて法律を作ったことで、日本が優位に立とうとしているらしいです。
P2Pのオープンソースプロトコルを利用している、とWikipediaにあったが、オープンソースだったのは驚きだ。
あとは、良く聞く話では、値上がりが顕著らしくて、昔数万円で買ったとしたら今では膨大な金額になると言う。
それから、テレビで見た話では、取引の計算に時間がかかるらしく、速く計算出来たコンピュータに賞金を与えるなど、「鉱山の発掘」のようになっているらしい。
技術的にはブロックチェーンを利用した暗号通貨というらしいが、P2Pの暗号形式で中央機関なしに利用が進んでいる、というのは驚きなのかもしれない。
ブロックチェーンは、「ブロック」というデータの単位を「チェーン」(鎖)に繋いでいく仕組みで、各ブロックのひとつ前のブロックがハッシュ値(個々のデータの確実性を保証するハッシュ関数の値)を持っており、ブロックを後から変更することはできない。
そのため、中心となるサーバが無くても、P2Pネットワークの中で、確実にそのデータを保証するネットワークを構築することができる。
日本では、ビットコインなどの仮想通貨は、投機や資産膨張としての側面(高くなった、安くなった、という見方)が多いですが、僕はネット上で手軽に使えるIT通貨としての価値に期待出来ると思います。
たとえば、コンビニや自動販売機で「気分によって」120円のコカコーラを買うのと同じ感覚で、ネット上でFacebookやAmazonなどを通じて、ものに対してお金を手軽に払うことが出来ます。
GoogleがYouTube向けの広告で莫大な金額を払っているのと同じように、個人が楽天などの店舗サービスに出店し、貨幣をビットコインで払うことで、「手軽な消費」と「手軽な金儲け」をすることが出来ます。
また、コンビニや宅配、はては倉庫のような単純に貯蔵・配達目的の中継地点を作って連携させることで、今まで以上に簡単にものを買えるようになります。
ビットコイン専門の会社や業者も現れるでしょうし、楽天などの大手IT企業もビットコイン向けのサービスを始めるでしょう。
新しい金儲けや経済の形として、ビットコインには期待できるかもしれません。
反面、リスクも伴います。今まで以上にコンピュータ・セキュリティに気をつけないといけないでしょう。損失のリスクもあります。
中国などで今流行っているのは、電子マネーと電子決済だ。スマホでQRコードを読むだけで、現金もカードもなく、商品を購入できる。
ネット通販ではない。現実のコンビニや飲食店などで、スマホをQRコードにかざすだけで商品を買うことができる。コストカットだけではなく、簡単に素早く支払いが出来て便利であるが、スマホがなければ購入できない。
中国で流行っている背景には、「設備の遅れを飛び越してスマホになった」という経緯がある。日本やアメリカなどの文明国は、黒電話や現金から、ケータイやPHS、あるいはクレジットカードなどを経て、ようやくスマホや電子決済にたどり着いたが、中国では黒電話からいきなり「カエルのように飛び越して」スマホや電子決済が普及した、という背景がある。これからどうなるかが見ものである。
中国では、中国全土に広がる通販会社、アリババ・グループによるアリペイが普及しているが、Appleなども電子マネー・電子決済の技術をサービス化している。また、スマホでものを購入する人は、日本でもどんどん増えている。だが、未だに現金を使う人の方が多い。現金は定着したスタイルであるし、ただの紙であるため、サービスが停止したり機械が壊れたりする心配も少ない(と勝手に僕は思っている)。
今、政府がやろうとしているのは完全なキャッシュレス化。クレジットカードやスマホ決済で、現金による支払いを完全になくそうとしている。
この理由は、「現金の管理に費用がかかる」ということらしい。お金の管理をするために、たくさんのお金が政府や役所で必要になる。だから、キャッシュレス化をすすめたい。
そういうわけで、ファミペイやペイペイなど、コンビニ業界などを筆頭にさまざまな業界が今、キャッシュレス化の波に乗ろうとしている。
だが、僕はキャッシュレスはあまり普及しないのではないかと思う。なぜなら、アナログなものでないものは、いつ消え去るか分からない、という心理が働くため、新しい変化に消極的な日本人は、キャッシュレスを好まないと思うからである。
特に、7payなどのハッキング・不正利用があったように、セキュリティをどこまできちんとするかは難しい問題で、「そもそも資本主義の会社はどこも信頼できない」という事態になりかねない。
ビットコインなどで使われている、中央の取引サーバがないP2Pネットワークでも成立する電子通貨の仕組み。
前のブロックのハッシュ値を次のブロックに格納することで、ブロックがチェーンのように続いていく。
もしブロックを改ざんしようとした場合、後続する全てのハッシュ値を変更しなければならず、改ざんすることが困難。
株式市場も参照のこと。