Linuxのネットワーク設定に関する世界観A(sysconfig)です。Linuxネットワーク2(設定)やネットワークの世界観も参照してください。
NetworkManagerとsysconfigの関係や何が変わったのかは以下が参考になります。
以前は/etc/init.d/networkから/etc/sysconfig/*を読んでいました。今ではNetworkManagerを使って設定するべきであると推奨されています。
設定ファイルが/etc/syscnofig/network-scripts/ifcfg-*などになることは相変わらずですが、/etc/sysconfig/network-scriptsなどを手動で編集することは推奨されません。
Linux ネットワーク設定D(NetworkManager)を参照のこと。
設定ファイル | 説明 |
---|---|
/etc/sysconfig/ | Red Hat系でシステムの設定をする時のディレクトリ。 /etc/sysconfig/の中には、さまざまなシステムの設定ファイルがあります。 |
/etc/sysconfig/network | ホスト名の設定。 |
/etc/sysconfig/network-scripts/ | ネットワークインターフェースの設定ディレクトリ。 |
/etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-* | IPアドレス・ゲートウェイなどの設定。 /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0などのファイルを設定する。 |
/etc/sysconfig/iptables | ファイアーウォールの設定。iptablesも参照のこと。 |
たとえば、/etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth1は以下のように設定する。
設定 | 説明 |
---|---|
DEVICE=eth1 | デバイス名の設定。 |
TYPE=Ethernet | デバイスのタイプの設定。 |
ONBOOT=yes | 起動した時に有効にする。 |
GATEWAY=192.168.1.1 | ゲートウェイの設定。 |
NETMASK=255.255.255.0 | サブネットマスクの設定。 |
IPADDR=192.168.0.3 | IPアドレスの設定。 |
BOOTPROTO=dhcp | プロトコルにDHCPを利用する。 |
(10日でおぼえるFedora Core 6サーバ構築・管理入門教室を参考に執筆しました。)
2023.05.06
2024.02.08編集
Red Hat系のLinuxでは、ネットワークインターフェース以外にも、/etc/sysconfig/ディレクトリでさまざまなシステムの設定を行う。
中には/etc/*.confの設定に対して、/etc/sysconfig/で一枚上にかぶせて設定する場合もある。たとえばnamed(BINDの本体)の設定ファイルは/etc/named.confだが、/etc/sysconfig/namedではnamedデーモンの起動時の引数を記述する。
詳しくは以下を参照のこと。
DNSサーバも参照のこと。
参考リンク:
以前のsysconfig以下の設定ファイルを手動で設定する際の手順です。
Red HatについてはRed HatやFedoraを参照のこと。