民族料理をまとめています。
世界三大料理は、中華料理(中国料理)、フランス料理、トルコ料理であると知られています。
この理由は、過去の宮廷料理の文化に由来します。この三国は、宮廷に出す食事のために料理を増やしたことから料理が発展しました。
日本では、これに加えて和食(日本料理)やイタリア料理、インド料理、韓国・朝鮮料理なども食べられます。
日本では馴染みが薄いですが、海外で食べられる大きな料理としてスペイン料理やメキシコ料理などがあります。
日本では、フランス料理ほどたくさんの料理の存在しない国としてドイツが有名ですが、ドイツ料理はソーセージやジャーマンポテトなどがあり、まだ美味しい料理がありますが、もっとも料理の不味い国であると知られるのはイギリスです。
なぜイギリスの料理が不味いのかは、禁欲主義のピューリタン革命などの歴史があり、「料理に多くのコストをかけて贅沢をするべきではない」という考え方があるようです。
また、ドイツの食べ物として優れているのは、お菓子やデザートなどのスイーツ系の食べ物です。
ドイツだけではなく、フランスやイタリアはお菓子やスイーツの本場です。多くの人が、ヨーロッパにお菓子の作り方を学ぶために修行に行きます。
ドイツのお菓子文化には、マイスター制度の関係があるかもしれません。ドイツでは師弟制度であるマイスター制度があるため、「お菓子マイスター」(ゲゼレと呼ばれる)のようにお菓子を学ぶために環境が整っているのではないでしょうか。
また、日本人のあまり知らないこととして、聖書やコーランでは、食べていいものと食べて悪いものが、神の教えによって決まっている、ということがあります。
ユダヤ教の旧約聖書やイスラム教の聖典であるコーランでは、食べていいものと悪いものについての記述が出てくるため、ユダヤ人やムスリム(イスラム教徒のこと)はその教えに従います。
そのため、ユダヤ人やムスリムが豚肉を食べることは禁止されており、実際、食べません。
イスラム教徒は飲酒もしません。代わりに禁止されていないコーヒーを飲みます。ただし、タバコは禁止されていません。
このように「神が食べていいものを定める」という発想は、日本では馴染みの薄いものです。そのため、日本人が普通に食べるものであっても、外国人は嫌悪感や驚きを示すことがあり、日本人は注意が必要です。
最近では日本も国際化しており、レストランで「イスラム教の教えで食べてはいけないものは出しません」というハラル認証を取得する店もあります。
ただし、イスラム教徒は決して貧しくはありません。なぜなら、石油が出るからです。石油によって多くの富を得ているアラブ人は、たとえイスラム教徒であっても贅沢の限りをつくします。しかしながら、イスラムではラマダン月では日が沈むまで飲食を断つという断食の教義などもあり、集団礼拝の際には跪いて神に祈りを捧げます。ある意味、とても面白い人種ではないでしょうか。
イスラム教も参照のこと。
Wikipedia
料理・家事も参照のこと。