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=七章 黒の都(5)=

【5.神と聡美との対話-宇宙と宗教とピアノ】

宗教的な宇宙の真実

聡美には、「あなたには、宇宙の真実を教えよう。

人間のような生命は、生命誕生惑星と言う、宇宙人の居る惑星が創った。

あなたがたの言う、神は、宇宙人であり、プレアデスやオリオンのような惑星に居る。

ただ、海が創ったと言っても、おかしくはない。最初は、海から、血のような海が生まれて、そこから細胞が生まれた。精神とは水であり、最初に生まれた生命は、単純に、進化だけをする生命だった。遺伝子は、海の中で、自然に生まれて行った。細胞は、風や波の力と、重力や熱エネルギーから、海の水が固まって生まれた。

宇宙には、沢山の宇宙人が居るが、それは、姿形を持っていない生命の方が多い。

あなたがたのように、宇宙人は、三次元の肉体を持たず、意識だけを持っている。

生まれ変わりのようなものはあるが、人間からは人間に生まれ変わる。そして、神と同化する現象を死と言い、魂とは、大きくなったり小さくなったりする、変化するものであり、人間はカルマの高まりと同時に、地獄、餓鬼、畜生、修羅、人間、天の六道に輪廻する。だが、仏はある意味、もっと沢山のバリエーションがある中での、1つの存在に過ぎない。そのため、仏教でも言うように、科学者や人の言葉を聞く存在としての声聞、芸術家や直観で分かる存在としての縁覚、人を助ける無欲な存在としての菩薩、覚者としての仏が存在するが、それら以外にも、宇宙には無数の存在が山の様に居る。

宇宙は、27つある。この宇宙は、比較的悪い宇宙だ。

神は200人居る。主な神は、デカルト、ニーチェ、スターリン、ゲーテ、ウィトゲンシュタイン、レーニン、ヒトラー、マルクス、キリスト、ブッダ、ゾロアスター、マホメット、などだ。他にも、沢山の神が居る。イエス・キリストも、ある意味普通の神だ。ただ、宇宙の神は一人しかいない。一人、神の御業をする、聖書の神が居る。

神とは言うが、それらは、本当に偉大な人間として挙げただけだ。普通はイエスが神だ。

神は、革命戦争から宇宙を創造した。この世界を導き、滅ぼし、決定し、決断する、本当の意味で偉大な、世界を救う大きな革命戦争から、この宇宙を創造した。だが、ヨハネの福音書にあるように、御言葉から宇宙が生まれた、と言うのも、同時に正しい。神は、御言葉によって、宇宙、生命、人生、歴史を、最初から最後まで完璧に創造した。

宇宙には終わりが来る。それは仏教の「終わりも始まりもなく、永遠に輪廻する宇宙」とは矛盾するようで、終わってもそのまま続く。だが、夢の世界を見ているように、いつかは終わる。その後に、永遠の魂へと戻って、皆の天国に帰って、また新しい世界を創造する。その時には、全員のカルマのレベルも上がっていくから、もっと楽しい良い宇宙になる。悪いものは裁かれて地獄に堕ちるが、良いものは永遠の命を得る。だが、神は平等だ。悪いものも、次の人生では、きちんと良い人間になる。

生まれ変わりを想像するのは難しいが、自分がもっと、偉大な王や卑劣な犯罪者のように、今の自分のままで、別のことをしていると思えば、想像出来るだろう。

神とは、対話出来る。人格を持った一人の神として、神はあなたのことを愛している。

宇宙人は、神に従うもの、神に反抗するもの、神と同じことをするもの、機械的に神と同じことを全て体験するもの、元の生命に逆戻りするもの、神と同じだが、思想的に自由なもの、などが存在する。

そして、神はユダヤ人だ。ユダヤ人が神であり、神がユダヤ人だ。

それから、あなた自身を愛するように、他人のことを愛しなさい。そして、自分より弱きものを、キリストと見なし、迫害者を自分と同じ人間であると赦して、迫害者を愛しなさい。それが、キリストの言う、この宇宙だ。天の御国は、弱者のためにある。

天国を無いように見なす人間が多いが、眠っている時に見える、夢の世界のような世界だと思えば良い。そうすると、神の居る天国も、あるのが当たり前だと思えるようになる。

宇宙で生命が誕生するためには、物理学ではまだ分かっていない、生命創造の法則を分かる必要がある。それが分かった時、地球人はプレアデスやオリオンと同等の存在になる。

キリスト教ではないが、この世界が悪くなったのは、誰のせいでもない。誰も悪くない。そして、分かり合うこと、愛することで、この世界は変えられる。そのように考えると良いだろう。全ての攻撃は、自分を救ってほしい、と言う叫び声だ。

それに、何故こうなったのか、誰にも分からない。それを分かるために、あなたが分かると良い。あなたがマスターになって、あなたがキリストになれば良い。それが一番、神やキリストの望んでいることだ。あなたがマスターになる。それが神の望みだ。

それぞれの見ている範囲、考えている範囲では、それぞれは正しいことをしている。

救ってほしいなら、自分から救いなさい。100%自分の責任だと思って、自分で出来る範囲のことで、自分なりに失敗しないように努力しなさい。」と言った。

仏教

神は、聡美に、さらに、「賢い人間は、声聞、縁覚、菩薩しか居ない。声聞は学者のような知識人で、縁覚は一つのことに秀でた、スポーツ選手や芸術家で、菩薩は、マザー・テレサのような、人助けをする人間だと思えば良い。その3つになること、それを続けることで、人間は仏へと至る。

仏教では、三法印、四諦、縁起、八正道などの教えがあるが、私が特に言いたいのは、三毒(貪瞋痴、とんじんち)である、むさぼり(欲張り)、怒り、愚かさだ。煩悩が数ある中で、最も多い煩悩だ。それらに執着しないことで、悟りを得られ、解脱へと至る。

三法印は、全てのものは無常(移り変わること)であるとし、全ては苦しみであるとし、我と言うものは幻想であるとした。

また、全ては自分のことに対する報いであり、縁起は、結果には原因がある、とした。

全ては苦であると言う苦諦、苦の原因の解明である集諦、苦の原因を解決すると言う滅諦、その方法である道諦の4つの真理を、ブッダは四諦と言った。中道や八正道とともに、最初の仏教の説法の中心となった。

仏には、誰でもなれる。人生そのものが解脱への道である。解脱とは、全ての必要なものが揃った境地である。そして、あらゆる意味で良い、裏切らない境地が、解脱である。」と言った。

ピアノ

神は、さらに、「また、ピアノをするためには、五線譜と弾き方を覚えて、沢山練習するしかないが、常に、初心の気持ちを忘れずに、常にスタートラインだと思って頑張りなさい。

初歩的な部分では、五線譜を見て、右手を弾いて、左手を弾いて、両手を弾いて、覚える。

それを繰り返すことで、練習しなくても、五線譜を見てすぐに弾けるようになるだろう。

作曲も、演奏も、コンピュータのようなものだと考えると良いだろう。ピアノとパソコンは良く似ている。キーボードで弾くのが一番良く似ているだろう。

数学的な体得もピアノと良く似ている。それ以上分からないところまで考えて経験する。

あなたは、宗教家の作家になりなさい。本当に賢い文章を書く、詩人になりなさい。

あなたの新しい名前は、フレイだ。北欧神話の、最も壮麗な神だ。」と言った。


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