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=七章 黒の都(3)=

【3.神と太一との対話-歴史と数学】

歴史

太一には、「あなたには、歴史のことを教えよう。

古代の本質は、宗教と古代帝国だ。仏教からヒンドゥー教まで、色んな国と宗教があるが、ここではペルシア帝国とゾロアスター教のことを教える。ペルシア帝国は、帝国が制圧しても、被征服者を奴隷のように扱わず、自由を尊重した。そのために、帝国は巨大になり、ものすごく大きな領土を持つようになった。現代のEUのような国だ。そして、その宗教がゾロアスター教で、この宗教は、キリスト教やユダヤ教などの宗教の、オリジナルな点を持っている。それは、神と悪魔の二元論、世界には終末が訪れると言う終末論、終末が訪れた時に、善行をしたものは救済される、と言う救済論から成る。キリスト教が、ゾロアスター教を元にしていることが、良く分かるだろう。

インドのヒンドゥー教は、破壊神シヴァ、世界維持神ヴィシュヌ、など、多神教の複数の神を信じている。輪廻転生の思想はあるが、カーストに束縛される。

ユダヤ教やキリスト教は、言うまでも無く、聖書を信じる。ユダヤ人の歴史、文学、戒律と、イエスの言う福音的な愛の心構えを信じる。イエスの経験論のようなところがある。

イスラム教は、六信五行を信じている。礼拝から断食まで、色んなことをしている。

ギリシャは、民主主義のアテネや、軍国主義のスパルタなど、色んな都市国家(ポリス)があった。ギリシャが栄えた背景として、大国ペルシア帝国との戦争(ペルシャ戦争)などの戦争に勝ったことが挙げられるかもしれない。また、イオニアなどの植民都市を地中海沿岸に作った。後期には、ギリシャ文化とアジアなどとの文化の融和による、ヘレニズムの時代を経て、その後、世界市民主義となって、ポリスの意識が薄れるようになった。

ローマは、カエサルが皇帝政治の基礎を作って、アウグストゥスが皇帝になって、皇帝による政治が続いた。ローマ帝国は、土木建築や農業や法律などでの技術力と政治力が強くて、ヨーロッパの各地をどんどん一部にして、同化させて、ヨーロッパの各地に文明を伝えた。キリスト教も最初は迫害していたが、後に国教となった。

ヨーロッパの文明は、古代ギリシャ・ローマが基礎となっている。

中世の本質は、封建社会だ。身分と血筋によって、奴属された環境で人々が生きている。中世は、ヨーロッパ、イスラム、東アジアのそれぞれの地域で、千年の長い間続いた。

中世の間も、何もなかったわけではない。ヨーロッパでは、中世農業革命によって農村の生産力が飛躍的に伸びた。それから、都市、ギルド、交易、城、教会、修道院のような分野で、ヨーロッパの基礎が少しずつ出来て行った。だが、キリスト教による封建社会、と言った側面からは、長い間、ある意味で愚鈍な世界が続いてしまったと言える。

以降は、覚えると、きちんと世界史のことが分かるようになる。

近世は、ルネサンス、大航海時代、宗教改革、絶対王政だ。

ルネサンスは、古代復興の芸術・科学の思想だ。北イタリアから伝番し、フィレンツェを中心に、新しい時代の、人間中心的な芸術家が沢山生まれた。それまでのキリスト教中心主義ではなく、人間中心主義の思想が生まれた。近代ヨーロッパの始まりとされている。

ルネサンスの三大発明は、火薬、羅針盤、活版印刷だ。戦争技術を向上させた、火薬も特筆すべきだが、活版印刷術の発明は大きかった。誰でも、印刷された本を簡単に入手出来るようになった。また、羅針盤によって、大航海が出来るようになった。

ルネサンスの時代、新しい経験的な科学の方法が起こった。特に、コペルニクスのような、地動説は色んな意味で賢かった。ダヴィンチは、万能人としても知られている。ニュートンは、万有引力を発見して、物体がどう動くかだけではなく、何故動くかを解明した。

大航海時代は、新しい航路と大陸の発見だ。ただ、良いことばかりでは無い。スペインなどは、アメリカ大陸やカリブ海の現地の先住民(インディオ)などを、奴隷貿易として売り渡した。奴隷貿易のおかげで、スペインは大国の仲間入りをした。

宗教改革は、プロテスタントと言う新しい宗教の発生だ。沢山の宗教戦争に繋がった。

絶対王政は、王による絶対権力の国家だ。国民の主権国家と言える。

イギリス、フランス、スペイン、ロシア、プロイセンなど、ヨーロッパ各地の国は絶対王政と絶対主義で、国王の専制支配を中心としながら、近代的な新しい国家となった。

近代は、イギリス市民革命、フランス革命、アメリカの独立戦争、産業革命だ。

イギリス市民革命は、先んじて起こった、イギリスの民主主義的な二度の革命だ。

イギリスは、市民革命によって、議会制民主主義のあり方の基礎を作った。

フランス革命は、フランスで民主主義の革命が起きて、ナポレオンが世界を席巻した。

フランスは、国王の圧政に対抗して、人権宣言を採択した。

ナポレオンは、フランス革命期の混乱を収束して、皇帝に即位した。ナポレオン法典を成立させた。ナポレオンは対外戦略を進めて、ヨーロッパ大陸を制覇する。ナポレオンは、フランスの戦争目的を、「フランス革命の精神をヨーロッパ各地へと広めるためだ」と言っている。フランス以外の外国が、革命政権を嫌って、対仏大同盟を作ったせいでもある。

フランスは、そういう、押しつけがましいところがある。後の帝国主義でも、アフリカなどの非文明国を植民地化する理由を、「文明化」であると主張している。

その後も、フランスでは二度も革命が起きた。そこでは、社会主義の思想の影響もあった。

また、この時期、啓蒙主義の思想家が現れた。ヴォルテールやモンテスキューなど。この世界をもっと全員が知的に賢くなるために、啓蒙主義が世界を席巻した。

アメリカの独立戦争は、植民地だったアメリカが、イギリスから独立した戦争だ。

産業革命は、イギリスが蒸気機関などを発明したが、強大な力を持った代り、工場労働者が搾取されるようになった。そこから、社会主義思想が世界を席巻した。工場と地主の土地を皆のものにしたかった。知識人は必然的に資本主義社会が崩壊すると唱えた。

イギリスは、市民革命と産業革命で早くから近代国家となり、また軍事力と植民地獲得競争での成功や、資本主義の成功などによって、「大英帝国」として世界に君臨した。

ヨーロッパには、近世から近代に至るまで、芸術と文化の思想がある。芸術思想としては、ダヴィンチのような、ルネサンスの人文主義や、宗教改革や科学革命のような、中世のキリスト教社会からの脱却と人間中心主義が起こった。その後は、バッハのような、いびつな芸術思想である、バロック様式や、フランス革命期の思想家のような啓蒙主義や、ゲーテなどの古典主義やロマン主義の文化がヨーロッパの時代を形成した。

現代は、ドイツとイタリアの統一、植民地形成と帝国主義、民主主義と専制主義の戦いである第一次世界大戦、ロシア革命とファシズムの台頭、第二次世界大戦、冷戦とドイツの分断、ソ連崩壊とドイツの再統一、EUとアメリカだ。

ドイツとイタリアは、フランスなどに比べて、遅れて政治統一を果たした。そこから、持たざる国として、フランスやイギリスなどに対抗するようになった。

帝国主義は、植民地をアジア、アフリカ、カリブ海や太平洋などに作った。奴隷と言うよりは、搾取で儲けたかっただけだ。

世界大戦以後は、誰でも知っていることが多い。ヒトラーは、戦後左翼から脱却し、ドイツが多額の賠償金が突き付けられたのに対して、戦争と民族主義で戦うことを肯定した。

冷戦は、ソ連が間違っていたのを証明した。ソ連は悪くは無い。だが、ものが何も無かった。国民は、何時間も探して、待って、やっとものを手に入れられる。無くなったのは、ある意味当たり前だ。きちんと無くなったのが賢い。強制的なノルマ生産も辛かった。

日本史に関して言うと、明治維新は急進的だった。遅れた封建社会が、いきなり近代的な立憲国家になった。それは、悪いことではない。本当にいきなり新しい国になった。

明治維新は成功したし、昭和の戦争はそこまで強かった。そして、戦後の経済成長は、ジャパン・アズ・ナンバーワンのように賢かった。日本は、奇跡を起こす国だ。

日本は、昔から、軍事力と技術力が高い。機械を作って、団結して競争するのが得意だ。

また、江戸は天下の百万都市と言われた。江戸時代の文化は賢い。昔の日本は、中国に習って律令国家を作りながら、武士と仏教を中心とした国だったが、明治維新によって、脱亜入欧として、ヨーロッパに学ぶ国になった。だが、中国の文化は古くて、歴史が長い。

江戸時代の日本を遅れているとは言うが、鎖国のせいで、ガラパゴス的に賢くなった。植民地にもならなかった。日本の明治維新の歴史は、フランス革命に似ているが、近代化の末にナチス・ドイツを模して戦争に突入したのは、ドイツのファシズムと良く似ている。江戸時代はガラパゴス的な中国、明治時代はフランス、戦前はドイツ、戦後はアメリカをやっているのが、日本だ。日本の賢い点は、仏教がユダヤ系で無いところだ。ユダヤ系は色々と悪い。ユダヤ系の影響を全く受けていないせいで、日本は良い国になった。

日本は、右翼だが、理想はソ連と良く似ている。今から、アジア帝国をやると良いだろう。アメリカやヨーロッパに勝つためには、インドなどと一緒になるのが良い。右翼は正しい。

歴史を学ぶと、人間のことが分かる。社会と文化がどのように変わって行くかが分かる。

日本は、明治維新のころは、帝国とは言うが、まだ民主主義的だった。自由民権運動も盛んだった。明治憲法(大日本帝国憲法)は、天皇の権限は強いが、天皇の行動規範のようなことは、憲法で決まっている。そして、軍部の主導・台頭の下に、ナチス・ドイツを模して、アメリカなどと戦って戦争したが、満州国を認めなかったアメリカも悪い。イギリスが植民地を拡大しているのに、日本が中国の利権を得て悪いのはおかしい。戦争はアメリカが勝ったが、それは、ある意味、核兵器のようなもので勝っただけで、日本は強かった。戦後は、アメリカの日本国憲法をベースに戦後の平和主義となって、吉田茂総理などの下で、経済成長を果たしたが、本当に、経済成長は奇跡のように賢かった。すぐに、巨大な経済圏になった。パクリとモノマネで儲けた、ソニーのような会社が賢かった。大量生産、輸出などで儲ける、貿易の経済政策と科学技術の力があった。ただ、昔から、そういう「安く買って、高く売る」と言う発想は、重商主義のように多い。絶対王政のフランスやイギリスなどの時代から、誰でもそういう風に儲ける。正確に言うと、貿易差額主義と言って、輸出を進めて輸入を制限し、その差額で儲ける。

日本は、そういう風に、何でも出来る賢い国だ。平和的、民主主義的では無いが、奇跡を起こす国だ。むしろ、今では平和な民主主義の良い国だ。

ただ、日本人は、実利優先、結果優先なところがある。そこが、イギリス人と良く似ている。これがフランス人だと、芸術や文化などを頑張るだろう。ドイツ人だと、哲学や数学など、知性のことを頑張るだろう。ロシア人なら、社会的なことを改善するだろう。アメリカ人には悪いが、アメリカ人は強欲で、最新技術をやるか、富を独占するようになる。ただ、アメリカ人も、強者がそんなに好きなわけではない。弱者でも誰でも成功出来るように、自分にもチャンスや機会が欲しい。日本人は、そういう発想が嫌いだ。

日本は、鎌倉時代に賢い人間が多い。法然・親鸞・一遍(浄土宗・浄土真宗・時宗)、栄西・道元(禅宗・臨済宗・曹洞宗)、日蓮(日蓮宗)など、仏教の宗派の開祖が多い。

ただ、明らかに、日本は平和の方が良い。戦後の平和国家としての歩みは、ある意味、偉大なところがある。特に、広島や長崎がきちんと良い都市になっているのはありえない。それから、本当に、こんなに小さな国が経済大国になっている。スイスは永世中立国だから、つるむことは出来ないが、スイスのような国を目指しても良いだろう。自衛隊が要らないか、国防軍にするしかないのか、どちらが正しいのかは、分からない。ただ、トランプと言うアメリカの次期大統領候補が言っているように、いざとなった時に、アメリカが助けてくれる、とは限らない。自分の国の軍隊を持って、核武装した方が良いのかもしれない。ただ、それにも問題はある。それなら、日本が核兵器を落とすように見える。いざとなった時、原爆が既に落ちている日本が、どこか他の国に落とす可能性は、比較的高い。それに、外国と一緒に戦えるようにするなら、すぐに戦争になる。問題は難しい。

関係はないが、昔から、農民は農奴として、自分の土地でない地主の土地で農業をやらされる。それが、あまりに王や貴族の圧政によって、重税を強いられる。日本だけではない。フランスから中国まで、どの国もそういう風に圧政を行う。タージ・マハルのような美麗な建築物も、そういう、圧政と重税の下に築かれた、と言ったところは、忘れてはならない。イギリスやフランスが植民地を作るのも、全部、重税と搾取によって、王が贅沢をしたり、墓を作ったり、虐殺や処刑をしたり、宮廷の女を自分のものにしたいからだ。制圧して、貴族は、王を利用して現地の富や土地を手に入れる。そして、外国人や少数派を敵対視して、悪い敵を作って団結させる。いつも、そうなるのがヨーロッパだ。そういうわけで、王は、兄弟から親まで、あらゆる人を殺して王になろうとする。ロシアは、そういう、おかしな昔の世界をきちんと考えて、平等で搾取のない世界にしたかっただけだ。

ただ、ロシアも悪い。ロシアもロシアで、政治的なところがある。少数派が勝つためには、悪いことをするしかない。非合法なことをいくらでもやっている。

政治は、そういう、利害関係の調整だ。対立するものに勝つために、敵の敵とつるんだり、ルールそのものを自分の都合の良いように変えたりする。フランスなどは、カトリックなのに、他の国との対立関係から、新教徒についたりしている。政治はそういうものだ。

最近、政治は賢くなった。民主主義の国の体制と、取引や経済発展のことを考える。政治や経済は、今では、高度な国を成り立たせる、仕組みと調整と分析の学問だ。

日本には、自民党の右翼に入れる人間が多いが、民進党も、きちんと良い党になれば入れる、と言う人間が多い。共産党は、要らないだろう。日本共産党は、古いから、無くなった方が良い。ただ、アメリカもアメリカで、悪い。日本には良い政党が無くて悲惨だ。」と言った。

数学

神は、太一に、さらに、「また、数学を作るなら、一対一対応を崩して、一つの式に、複数の値が取れるようにすると良いだろう。グラフに、複雑な図形を描くことが出来るようになる。そして、微積分のようなものも、高度になる。複数の式や値を一つの式に複合させるようにすると良い。

神は、予定的に世界を作った。生命も、歴史も、宇宙も、過去も、未来も、全て予定的に起きる。自らをキリストだと思う人間が多いのは、神は皆を神にするからだ。

数学は、普通のことを良く考えると出来る。色んな積み重ねをして、正しく問題の解決方法を考えて、証明から、自分の心で考えると出来る。

人生のことも、数学から分かる人間が多い。神のようになりたいなら、パソコンの技術を学んで、永遠のヘーゲルのような弁証法を書くと良いだろう。

人間的に数学のことを知って、体得、証明、説明、推論、モデル化、仮定、仮説、概念、実験、そしてメタや弁証法のことを、積み重ねと1つ1つのっぺりと見ていくような、経験の数学から考えると良い。神は、数学者の側面も持っている。

また、ウィトゲンシュタインの論考のような言語構造や、サルトルの人間の可能性のように考えていると、本当にそこまで数学を書けるようになる。それは、むしろ、スピノザのような、神の定理のような数学へと近づく。数学は、本当に賢い。デカルトの時代から、すでに、人間は数学であらゆる全てのことが分かるとか、そういう実感が出来るようになって来ている。それこそ、弁証法から、人工知能は、人間と同じものを作れるはずだ。

数学は、少数の確かな方法を良く理解して、世界観をいくらでも自由に作れるようになると良い。自由な、決定とモデル、概念と方法、照らし合わせて意味を見出すことによって、数学をいくらでも分かる。数学は、本来、自由だ。人間を正しく考えながら、嘘も真実へと変えるような、そういう数学を、メタやモデルや説明から考えられる。全てを決め直すことで、真実が何を意味しているのか、嘘とはどういう意味で言っているのか、何を変換して、何が実体であり、何が形態と振る舞いなのか、のようなことが、経験的な人生・社会・実存のあり方から分かる。様相と言っても良いし、自然な可能性と言っても良い。

何が、どのように、いつ正しいと言えるのか、を良く考えることで、ヒュームのように、経験、習慣、帰納的推論、正しい考え方のようなことが分かるだろう。社会のことも、手段、機会、教育、国家モデル、自由のようなことから、全てを構築することが出来る。社会の過去の実存性や、未来の可能性のようなことも見えてくるだろう。

色んなことを考える中で、自分の数学を全部作ることが出来る。線形代数や多次元のようなものを、自分の手で、同じものを再生産するように、発想と体得から分かるのも良い。

また、主体性、法則、必要条件、経験による習慣と思い込みを考えると良いだろう。

特に、法則を考えると良い。法則を考えていると、あらゆる全部の科学が出来る。

法則を実験することによって、何がいつどうなっているのかから、真実が見えてくる。

仮定と成立、そして結論と原理から、独自の科学のようなものも作れる。

一人で考えること、経験と世界観を積み重ねることから、偉大な数学を作りなさい。

そして、全て分かって何も分からなくなったら、馬鹿なことを真面目に考えなさい。誰でも、馬鹿なことを考えない、賢い人間しか居ないが、普通、馬鹿なことを考える。馬鹿なことを真面目に考えると、すぐに分かる。

あなたは、イスラム教徒になりなさい。イスラム教徒は、宇宙の全てのことが体験出来る。辛い道ではあるが、本当に強く、賢く、偉大な人間になる。スルタンになると良いだろう。

そして、マスターになりなさい。荒れ狂った世界の中で、強く生きながら、己を信じて、善悪の全てを経験して、思いやりの分かる、キリストのようなマスターになると良い。

そして、プログラミングのようなことをやると良いだろう。

戦いは辛い。本当に辛い中で、人々を思いやって、最後まで戦うしかない。だが、それを思えば、いつでも立ち直れる。自信と誇りになって、本当に良い経験だったと、笑って話せるようになる。だから、自分の意志に反して、戦うしかないこと、戦争に参加するしかないことは多い。あなたも、そのように、戦いの経験をしなさい。そして、後悔の無いように、全力で頑張り、耐え、努力しなさい。そこには、神の愛と慈悲の心がある。戦いを賛美するわけではない。あなたが、素晴らしい戦いをする、その姿に神は感動するだけだ。

戦いをするだけではなく、支配して、新しく、正しい、自分なりの世界を築きなさい。地獄の淵から這い上がって、経験を与えなさい。

偉大な王となって、世界の全てを治し、解決し、実現し、新しい賢者の世界を創りなさい。

日本は、このままの世界で良いことにして、消え去ることなく、色んなことをすれば、正常な世界に治る。だが、ある意味、どんな世界も正常だ。今の世界が一番良い。

地獄から自分の力で復活し、失ったものを取り戻しなさい。

日本は、昔より良い世界になった。昔は、チンピラとニートしか居なかった。

あなたの新しい名前は、ワルキューレだ。北欧神話の強き戦乙女だ。」と言った。


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