Windowsに関する世界観・一行解説2(コツ)です。Windows1(仕組み)も参照のこと。
Windowsで困った時、たとえばおかしなキーを押して画面がおかしくなったような時は、あわてずに、右クリックメニューからプロパティ(設定画面)を開いたり、コントロールパネルを開いたりして、それらしい設定がないかをチェックし、見つかったら、その設定を変えてみましょう。
Windowsは、たくさんの機能がありますが、その機能を不意に実行したり、設定を変えてしまったりするとおかしなことが起きます。このような時は、どこかの設定を直せば元に戻せることが多いです。
また、設定は見つかったものの技術用語が多くて分からない時や、設定も見つからなかった時などは、Googleなどで検索してみましょう。多くの場合、Googleの検索で元の状態に戻せます。
また、「困った時は再起動」といって、操作がおかしくなったりした時は再起動すれば直ることもあります。そもそもMicrosoftや他のソフトウェア会社によるバグのこともあり、OSやソフトウェアのバージョンが古いせいで直すことのできない問題もあります。
Windows Updateはきちんとしないとセキュリティの問題が発生します。
XP以前のサポートされていないOSではセキュリティパッチが出ていないので、それらの旧OSではインターネットに繋げてはいけません。知らないと後悔します。
後日注記:実際のところ、セキュリティのサポートが切れたOSでも、自分から不正サイトにアクセスしなければ、相手の方から攻撃してくることは少ない。よって、Officeしか使わないとか、YouTubeのような限られたサイトしか見ないという人は、推奨はされないがWindows XPを使っていてもウイルスにはかからない。だが、セキュリティホールのあるOSを全世界のインターネットに接続することはそれだけでリスクを伴う。どうしても必要な時はIEの代わりにChromeを使うなどの対策もできる。また、不正な実行ファイルを実行してはならないのは、サポートされている今のWindowsでも同じ。また、セキュリティの問題よりも古いOSは今のWebページを観覧するとスピードが遅く停止することがあるため、使い勝手の意味でも、最新のパソコンとOSを使うべきである。Windows XPパソコンをまだ使いたい人は、Xfceという軽量な環境を採用し32bit版がサポートされているMX Linuxを導入することをおすすめする。
後日注記:サポート終了したWindows 7を使い続けても、必ずしも危険性が大幅に高まるわけではなく、WindowsやMicrosoft製品に見つかったセキュリティホールに対するパッチが提供されないだけである。なので、Windows 7を使い続ける場合でも、MS製のIEを使わずGoogle ChromeやMozilla Firefoxを使うことで問題はいくらか回避できる。Microsoft製品よりもアンチ・ウイルスソフトウェア会社がしっかりしているところもあるので、アンチウイルス製品も入れておけばなお安心。ただし、Google ChromeやMozilla Firefoxもいつまで使い続けられるか分からない。古いサポートの切れたOSに対しては、そうしたサードパーティのブラウザでも対応を少しずつ切っていく。それでもLAN上のネットワークからウイルスに侵入されるという危険もあるが、ファイアーウォールをきちんと設定している最近のOSでは、そんなに危険性は高くない。だが、Windows 10は今までのWindowsと違いmacOSのように無限にアップデートされる(Windows 11は登場せず、永遠にWindows 10が更新される)ため、「最後のアップグレードだ」と言って導入し乗り換えた方が楽である。Windows 10を導入する際は、Microsoftからライセンスを購入するよりも各社からOEM提供されているPC付属のWindows 10を購入する方がお得なため、新しいパソコンを購入することをおすすめする。古いWindows 7パソコンにはMX LinuxなどのLinuxを入れても良いし、自己責任でWindows 7を使い続けるという選択肢もある。もちろん、不正サイトや不正メールからウイルスに感染しないようにし、詐欺サイトなどで大事な情報を入力しないようにするのは、Windows 10にあげてもあげなくても同じ。ただしこの情報を見てウイルスにかかったからといって僕は責任を持てない。ネットにはさまざまなサイトがあるので、別のサイトも参考にした上でどうするか決めてほしい。
後日注記:2020年1月現在で、そろそろWindows 7のサポートも切れるが、ネットを見ていると、どうやらWindows 7 SP1やWindows 8.1の正規ライセンスを使っているユーザーは、無償アップグレードが今でも利用できるらしい。駄目もとでもこれを試すことで、セキュリティ問題は回避できる。どうやらそもそもは「一度でもWindows 10にアップグレードしたパソコンは無償でアップグレードできる」といったものだったようだが(表向きは今でもそうである)、MSにとってWindowsはもう稼ぎ頭ではなく、利益を出すことよりもWindows 10の普及率を優先して正規版ユーザー向けに無償アップグレードを続けている模様。詳しくは以下のサイトを参考にしてほしい。また、ネットを見ているとWindows 10は新規パソコン購入よりもアップグレードを勧める向きも強い。設定や管理を再度するのは面倒であるため。
シマンテックやトレンドマイクロから出ている。きちんと入れないとあとで後悔します。
後日注記:実際のところ、アンチウイルスソフトウェアはあった方が良いが、僕が思うになくてもそんなに困らないと思う。Microsoftから出ているWindows公式のMicrosoft Security Essentialsが無償で使えるほか、中国のキングソフトによる無料で広告ありのKingsoft Internet Securityなどを使ってもなんとかなる。
Yahoo! mailやGmailはWebメールとして便利なので有効活用しましょう。
Yahoo!やGoogle検索など。嘘や批判に騙されず、惑わされずに、セキュリティと著作権の問題はちゃんとして下さい。
後日注記:特に、できるだけ不正なサイトを見ないように気を付けよう。Yahoo!を模倣したサイトを不正に作ってパスワードを盗む「フィッシング」などの手口も横行しています。また、ネットでフリーソフトをダウンロードする場合は、ウィルスに騙されないように。特に、YouTubeの広告でもWinZip Driver Updateのような半ウイルス的広告もでているほか、根拠のないダイエット療法や薬のような嘘の情報もたくさんあります。
Windowsで二回目以降のファイル読み込みが速い理由は、カーネルのファイルシステムがメモリの中にファイルをロードし、そのメモリの中のオブジェクトを読み書きしているからです。
カーネルはメモリの中のキャッシュにファイルの変更点を書き込み、たまにディスクにupdateをかけて定期的に書きこむことで、高速なファイル読み書きを実現しています。
よって、間違えてふとした拍子に電源が落ちたりしてしまうと、ファイルの変更点が消えてしまうリスクがあります。
Linuxでは、ジャーナリングに対応したファイルシステムでは、間違えて電源が落ちてもファイルは消えません。Windowsではどうなっているのかは自分は分かりません(たぶんNTFSではそういうリスクは少ないと思います)。
最近は自動認識が出来るようになっていますが、パスワードはきちんと入力しましょう。
プリンターはドライバーを入れることで使えるようになります。
パソコンが遅くなってきたら、リカバリー。
リカバリーする前に、USBハードディスクなどにデータをバックアップしてください。良くやる手は、WindowsのUserのフォルダをバックアップするか、あるいは良く使うファイルだけバックアップソフトでバックアップするかです。
リカバリーした後は、ネットワークの設定、プリンタードライバーのインストール、Windows Update、Officeライセンスの入力、アンチウイルス系のソフトウェアのインストールと更新、各種設定(特に拡張子は表示した方が良い)、データのバックアップのコピー、フリーソフトのインストール(間違えてウィルスをインストールしないようにダウンロードするサイトをチェックすること)、などをきちんとしましょう。
iTunesに音楽ファイルをコピーする、ブラウザでアカウントにログインしておく、なども必要です。
ブラウザのブックマークも忘れずに。Google ChromeやGoogle Driveを使うと言う手もあります。
たまに画像のあるディレクトリにThumbs.dbというファイルが出来ることがあった。これは画像のサムネイル(縮小版)が保存されているファイルで、削除しても構わないし、設定で自動作成しないように出来る。
特に、FTPクライアントでホームページにファイルをミラーリング・同期させようとすると、Thumbs.dbまでアップロードしようとする。そのため、削除しなければならない。
自動作成をやめさせるためには、フォルダオプションで「縮小版をキャッシュしない」にチェックをする。また、削除する時は、フォルダオプションで「隠しファイル、隠しフォルダー、および隠しドライブを表示する」をチェックし、「保護されたオペレーティングシステムファイルを表示しない(推奨)」のチェックを外す。
また、拡張子を表示させたり、システムのファイルを表示させたりすることはほとんど必須の設定。
Windowsが起動しない!どうしたら良い?
まず、起動時にF8キーを連打して、セーフモードで起動。
なんとか起動できたら、コントロールパネルの回復から、システムの復元を行う。一番新しい復元ポイントに復元すれば、きっと次から起動できるはず。
だが、慌てる前に、出てきたエラーメッセージなどを検索エンジンにぶつけてみよう。
ただし、レジストリエディタを使うような「危ない解決策」はやめた方が良い。システムの復元を行うのが一番簡単で確実だ。
パソコンのアプリケーションが反応しなくなったり、ブラクラ(ブラウザ・クラッシャー)サイトのせいでブラウザが操作できなくなったりした時に使えるのが、Ctrl+Alt+Deleteを実行した時に起動することのできる、「タスクマネージャ」です。
アプリケーションの強制終了ができるほか、今実行されているタスクが何なのかを知ることが出来ます。
また、ネットワークが接続できない時は、タスクトレイのネットワーク接続状況のボタンを右クリックして、「問題のトラブルシューティング」を実行すると、「ネットワーク診断ツール」を実行できます。
多くの場合、こういう時はネットワーク診断ツールを使って、たとえば無線の通信機能をリセットしたりすることで、自動的に問題を解決してネットワークに再接続できることが多いです。
上にも書きましたが、Windowsがどうしても起動しない時は、セーフモードで起動した上で、システムの復元を行いましょう。
たとえば、Windows Updateの途中で電源を切ってしまって、起動すらしなくなった時にこの方法が役に立ちます。
また、不要なウィンドウを開いてしまった時は、タスクバーが表示されていないシンクライアントのような環境では消すことができません。公共の施設でパソコンを使って操作端末を構成している時に、何かの拍子でウィンドウが開くと、消すことができなくなります。この場合、キーボードが使える環境であれば、Alt+F4でウィンドウを閉じることができます。
Cドライブがいっぱいになってしまった時、もしDドライブなどに容量の空きがあれば、Windows Vista以降のOSであればパーティションの管理と調整を行うツールがあります。
これは、コントロールパネルから「システムとセキュリティ」を選択し、「ハードディスク パーティションの作成とフォーマット」を選択します。
まず、Dドライブのパーティションを削除する必要があります。その後に、Cドライブのパーティションを拡張します。操作を行う前に、Dドライブの中にある必要なファイルを全てどこかにバックアップコピーしてください。削除と拡張が終わったら、Cドライブの空き容量が増えたことを、Explorerのコンピュータを開いて右クリックメニューの「最新の情報に更新」をクリックして確認してください。その後に、Dドライブから退避したバックアップコピーのデータを、Cドライブのどこかに新規フォルダを作って、そこにコピーしてください。
詳しい手順は、「パーティション 結合」などの検索ワードで検索してください。
また、Cドライブがいっぱいになってしまった時の対応策として、ディスクのクリーンアップツールを使って、たとえばゴミ箱やブラウザの一時ファイルのような不要ファイルを消すことができます。Cドライブを右クリックしてプロパティを表示し、「ディスクのクリーンアップ」を実行してください。
Windowsが起動できなくなった場合などに、ネットで検索すると、Microsoftの公式サイトなどの文書でさえも、レジストリをいじって解決する解決方法が書かれていることがあります。
ですが、これは危険です。レジストリを間違っていじってしまうと、Windowsそのものがおかしくなってしまうことがあるからです。
起動できなくなった場合にも、レジストリはいじらずに、システムの復元で何とかなる部分はそれで行いましょう。
昔の自分も、フリーソフトをインストールしたり、ネットの情報を参考にしたりして、レジストリをおかしくした結果、Windows(当時はMeを使っていた)がおかしくなった経験があります。このような場合には、何をしても直りません。一度、OSを再インストールすることになるでしょう。
同じことを何度もしなくてはいけない時は、バッチファイルを作ると便利です。たとえば、たくさんのファイルに同じ処理を行いたい場合などに効果を発揮します。
バッチファイルを作るためには、DOSの知識が必要です。
Visual StudioやEclipseのような巨大アプリケーションは、インストールする前に、そのコンポーネントが本当に必要か、良く確認して、必要なコンポーネントだけをインストールしましょう。
たとえば、少し前のVisual Studioをインストールした場合、Visual Web Developerをインストールすると、Microsoft SQL Serverのようなたくさんのコンポーネントがインストールされて、あとでアンインストールしようにもアンインストールできず、困ってしまいます。
アンインストールできない、と書いたのは、たとえば.NET Frameworkをアンインストールするのであっても、「最初からインストールされていたものなのか、それとも後で自分でインストールしたものなのか、分からない」からです。特に、.NET Frameworkでは、再配布されているインストール要素のようなものがたくさん後でインストールされます。
Visual Studioだけではなく、Eclipseも同じです。Pleiades All in Oneをインストールする場合も、Full Editionをインストールすると、XAMPPやTomcatなどが一緒にインストールされます。Web開発をしないのであれば、これらは不要です。できるだけこうした不要コンポーネントはインストールせずに、JDKなどが必要なら別途自分でインストールを行いましょう。
ある意味、Windowsにはパッケージ管理システムがないせいでこういうことが起こります。ですが、Linuxも同じです。KDEやMATEなどは、GNOME 3を使う場合は不要です。たくさんのアプリケーションがインストールされても、使わないだけで良いことは何もありません。
こうした巨大アプリケーションを入れてどうしようもなくなった場合は、上のシステムの復元を行うことで何とかなる場合があります。特に、アプリケーションをインストールしても起動すらせずに動かなかった場合にはこれが有効です。自分も、昔のVisual Studio 6.0をWindows 10に入れて、全く動かなかったため、それを消す時にシステムの復元をしたことがあります。
ハードディスクのファイルシステムエラーの修正や、時間のかかるコピーを行う場合など、時間の長くかかる処理を行う時は、自動スリープの設定をなしにしましょう。
自動でスリープする設定になっていると、一晩待って朝もう一度確認した時に、スリープ状態になっていて、結果何も処理をしておらず、処理が進んでいないことがあります。
最近のMicrosoftはきちんとしていないところがあって、Windows Updateの途中でパソコンがスリープしたりすることもあるため、注意が必要です。
Google Driveの同期なども、スリープに設定するとスリープ中は同期してくれません。日常的に時間のかかる処理をする場合は、常にスリープの設定を解除しておくことをおすすめします。