JavaBeansに関する世界観です。Javaの世界観B(サーブレット)も参照のこと。
JavaBeansとは、Javaにおける再利用可能なビジネスロジックをコンポーネント化する技術仕様のこと。
Javaのコンポーネントをよりよく再利用することを目的としている。
(以下の記述は何も知らない時点の僕が記述したものであり、間違っている可能性があります。注意してご覧ください。)
JavaBeansは、サーブレットの開発において、データをまとめて格納する仕組みのこと。
たとえば、サーブレットの開発などにおいて、JavaBeansがないと、データをどこかにまとめて格納し、アクセスする仕組みがない。
サーブレットは、ページごとに完結した処理を行う関係上、データを各ページで共有する仕組みが最小限(同じ変数を定義して各ページでデータを参照するぐらい)となる。
だが、各ページで共有したいデータがあった時(たとえばテキストファイルの巨大なバッファなど)、データをどこかに格納しておかないと、ページとページを推移した時に、同じデータにアクセスすることができない。
ファイル作成やデータベース管理システムを使う方法もあるが、セッションごとに一時ファイルを作成するのは現実的ではない。
JavaBeansを使うことで、サーブレットにおいても、同じデータをJavaBeansの中に格納し、参照することができる。
クラスタ・分散・高信頼システムも参照のこと。
EJB (Enterprise JavaBeans)は、サーバーサイドでの再利用可能なコンポーネントモデル。GUIによるクライアント(特にRAD環境)で使われることを想定したJavaBeansに対し、分散ネットワークシステムで、サーバーサイドのビジネスロジックを実装するために使用する。
CORBAにおけるCCMと同様の技術だが、CCMはCORBAをベースとしており、EJBはJava/RMIをベースとしている。
RMIはEJBのベースとなっている分散ネットワーク技術で、分散ネットワーク環境において、ローカルまたはリモートのオブジェクトのメソッドを呼び出すことができる。
CORBAと同様の技術だが、Javaをベースとしている。
CORBAも参照のこと。
JavaのWebアプリケーションはアプリケーションサーバ(Webコンテナあるいはサーブレットコンテナと呼ばれる)で実行されるが、EJBはEJBコンテナで実行される。
JBoss(オープンソース版はWildFly)やIBMのWebSphereなどがEJBコンテナとして有名。
Java(アプリケーションサーバ)やメインフレームも参照のこと。