Microsoft SQL Serverに関する世界観です。
MicrosoftによるSQLデータベースサーバー。
Windows向けに特化しており、商用のデータベース管理システムとしてはOracleに次ぐ第二位のシェアを誇る。
MicrosoftのSQL Serverは、Windowsに特化したSQLのRDBMSとして有名。オープンソースなMySQLやPostgreSQLに比べると導入に費用はかかるものの、オープンソースはライセンスにもよるが無料で使うと自己責任で運用しなければならない。本当に信頼性のあるデータベース機能が必要な時、Microsoftという大企業による保証が得られる(僕はMSのサポートについてよく知らないので、嘘だったら申し訳ない)。
また、C#/.NETとADO.NETやActive Directoryなどと一緒に使うことで、Windowsのエンタープライズ技術を利用できる。C#をJavaのパクリだと思っている人は古い。今ではC#は世界で大人気のエンタープライズ技術だ。またT-SQL (Transact-SQL)という標準SQLの拡張や、GUI管理ツールのSSMS (SQL Server Management Studio)などの機能を使うことができる。Microsoftのクラウド環境であるAzureとも相性がいい。
MS-OfficeにはAccessというデータベースソフトがあるが、Accessが成り立つのは小規模な事務担当者でも使えるようなシステム。より規模の大きなシステムを開発・運用するために、SQL Serverは適している。
2026.07.08
SQL Serverの大きな強みは、Microsoftというメーカーのブランド力。
たとえばPostgreSQLのように、オープンソースで開発されているデータベースソフトは、誰が作っているか分からない。コミュニティに参加している人は有能な人もいればそうでない人もいて、故意かそうではないかに関わらず、いつどこにバグが埋め込まれるか分からない。だが、オープンソースでは原則自己責任で使うしかなく、いつ誰に大切なデータベース基盤を壊されるか分からない。
MySQLはMySQL ABという会社が作っていたものの、それをSun Microsystemsが買収し、さらにSunをOracleが買収したことで、もっとも大きなライバル会社だったはずのOracleがMySQLを保有する形になり、ユーザーも離れてしまった。そのように、どこの馬の骨が作っているか分からないようなデータベースはリスクを伴う。
Microsoftが提供し、Windowsというもっとも一般的で将来においても消えていないであろうプラットフォームで動くSQL Serverは、それだけで安心できる。ただし、ビジネス上の理由で打ち切られるリスク(将来に渡って提供されなくなったり、契約内容が変更されたりするリスク)はあるため、長らく安定して存在し続けてきたPostgreSQLと比べると、どちらがより安心できるかは難しい判断である。
2026.07.08
ADO.NETも参照のこと。
MS-AccessについてはMS-Officeも参照のこと。