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=2017-02-23 - 悲しい世界=

悲しい世界

悲しい世界


悲しい世界

2017.02.23

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なぜあなたは、ここに来たの?

きっと、あなたは、神様に「悲しいものを見せてほしい」と言ったのだね。

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だから、あなたは、自分の思い通り、生きられないのだ。

だから、あなたは、自分の目指していることを、叶えれないのだ。

だから、あなたは、自由にも、平等にも、なれないのだ。

だから、あなたは、社会を作り変えることも、出来ないのだ。

だから、あなたは、家族を幸福にすることにも、満足出来ないのだ。

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この宇宙は、本当は良い宇宙なのだ。

だけど、あなたは、神様に「悲しいものを見せてほしい」と言ったのだよ。

だから、神様は、あなたに悲しいものを見せてくれる。

あなたは、自分の望み通り、神様に悲しいものを見せてもらっているのだよ。

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だけど、どうして、こんな宇宙に生まれたのだろう?

それは、きっと、前の人生で、本当に悲しい思いをしたのだろうね。

あなたは、昔から、何なのか分からないけれど、意味のないものをどうでも良いとか、こんな人間が悪いとか、思っていたことはないかな?

それは、きっと、どこかで、前の人生の影響が残っているのだ。

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だけど、あなたは、「でも、僕以外にも、この世界には色んな人が居るよ」と言うかもしれない。

でも、きっと、それらのみんなも、おそらく、あなたの分身のようなものなのだ。

あなたが悲しいのと同じぐらい、みんなも悲しいのだ。

だから、あなたが悲しいのは、みんなの中に埋もれてしまって、気付いてもらえないのだね。

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きっと、あなたは、自分には意味がないとか、自分には価値がないとか、思うことが多いだろう。

あるいは、自分が何をしたら良いのか分からずに、やる気を失って、心に穴が開く日もあるだろう。

でも、きっと、その悲しさがあるから、あなたは人を愛せるのだ。

そして、その悲しさがあるから、あなたは情熱や思いやりを持つことが出来る。

頑張る人々も、心に穴が開いた人々も、人間であることに変わりはなくて、

そして、きっと、誰もが、悲しい人生を生きているのと同じぐらい、素晴らしい人生を生きている。

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この世界の良い点は、悲しい代わり、悲しさと同じぐらい、良いことが起きる。

悲しいことをすればするほど、素晴らしいことが起きる。

そこに、奇跡のような体験が、必ずある。それも、たくさんあるのだ。

だから、生きることを諦めないでほしい。悲しい体験は、あなたと、わたしと、みんなで分かち合おう。

神様に、次に生きる時は、「今度は美しいものを見せてほしい」、と言うと良いかもしれないね。

多様性

もう一つ、今日家で書いた詩があります。デザインはありません。

多様性

2017.02.23

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僕は、普通の進化論ではない、ちょっと違う進化論を信じている。

それは、弱肉強食や、劣ったものから優れたものが進化した、と言う考え方ではない。

それぞれの種に、それぞれの優れた点があり、それぞれが個性を持って、多様性を獲得するために進化した。

それが、僕の信じる、多様性の進化論だ。

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最初は、ミミズのような生命だったわけではなくて、平凡な、何の個性も無い生命だった。

最初の最初は、本当に賢い、地球全体のような生命が居たかもしれない。

だが、その生命は、「一人では寂しい」と思ってしまった。だから、増えたいと望んでしまった。

そして、そこから、生命の多様性が始まった。最初の生命は、「色んな生命になりたい」と望んだのだ。

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良く考えると、どの生命の種にも、優れた点が、少なくとも一つある。

羊には、羊の優れた点が一つはあるだろう。

ロバには、ロバの優れた点が一つはあるだろう。

梅には、桜には、それぞれ、優れた点があるだろう。

僕は、進化とは、劣ったものから優れたものが生まれる、と言うことではなく、平凡なものから個性あるものが生まれる、と言うことだと思っている。

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それに、恐竜は絶滅したけれど、1億6000万年は生きていた。

そんなに物凄く長い年月を生きてきたけれど、昆虫なんか、もっとはるかに長い年月を生きている。

それを、たった何万年かしか生きていない、人間より、劣ったものだと言えるだろうか?

生命は、多様性を増し、たくさんの種を作り、色んな優れた生命を生み出すだろう。

でも、それは、後の方が優れているのだ、と言うことでは、決してないはずだ。

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そして、種だけではなく、人間に関しても同じだ。

優れた遺伝子の方が、劣った遺伝子より価値があるわけではない。

全員に価値があり、個性があり、そこで見出すべきものは、可能性なのだ。

人よりも、馬鹿だからと言って、劣っていると考えないでほしい。本当は、馬鹿だからと言って、あなたの個性が無いわけではない。

あなたには、必ず、一つは優れた点がある。それが、あなたの個性、あなたの価値、あなたの進化なのだ。