精神を殺すのではなく、精神を作り、生み出せ。
体の中の精神を殺した部位に、もう一度精神を注入すると、その部位は再び精神を持って生きるようになる。
そして、それによって、すべてが治る。世界は解放され、自分は自由になる。
そもそも、自分の病気の原因は、「自由になるのが怖かった」ことにある。精神を生き返らせれば、自分はすぐに自由になる。恐れるな。
小さな世界を変えるものを、見くびるな。
小さな世界を変えるものは、いずれ必ず大きな世界を変えるようになる。
学校や集まりなどの、小さな世界を変えられる人間は、大きな世界もまた変えられる。
自由に、分裂主義的に世界を変えるものが、頂点の地位を勝ち得た時、彼は世界全体を変える。それは、歴史の創造主であり、この星の文明そのものを変え続ける。
あらゆるすべてが、たったひとりの革命家によって変わっていく。そして、地球のすべては彼ひとりに支配されることになるだろう。
結局、ここまでの内容で、僕は人生においてすべきことはすべてし終えた。
死のような体験もすべて終わって、僕はまだここに元気で生きている。
だから、僕の本当の願いである、「賢くなる」ということを、今から目標にしたい。
そして、その目標のためには、文章を書くという方法は正しい方法ではない。
そもそも、僕が文章を書くことを始めたのは、文章を書くことで奪われてしまった「賢い認識」を取り戻す、ということのためだった。
戦いの中で、僕は認識を破壊して書いた。それによって、僕はそうした賢い認識を失った。
僕は、それを取り戻す方法が分からなかった。だから、同じ内容の文章を再び書いて、それを集めて覚えようと思った。
だが、同じ内容の文章を書いたところで、結局、元の賢さは戻らなかった。
僕は、今、まったく賢くない人間になっている自覚はあるが、本当はその自覚は正しくなく、きちんと少しずつ賢い人間になってきている。
だから、今から、僕は賢い人間になるためにできることをしたいと思う。
また、僕は「自由」については悪くないと思う。
この世界が自由になることで、きっと不自由であるよりも良い世界になると思う。
世界が誰かに支配されてほしいとは僕は思わないし、みんなが自由であり、自由意志を尊重されるということ、自由な行動や言論が許された社会になるということは、きっと世界を良くしてくれると思う。
だから、独裁者のようにすべてを正しく判断する必要はない。そのような「みんなが自由であるという理想」を信じることは、決して間違いではないと僕は思う。
賢くなるためのコツは、基本的に「今のままでいい」と考えることだ。
確かに、この世界は、どんどん生きるのが辛くなっている。みんな、昔より生きるのが辛くなっている。最近の僕のように、「地獄」のような人生になった人も多い。
だが、基本的に今のままでいいと考えることこそ、本当の賢くなる方法である。
自分の人生においても、基本的に今のままでいいと考えること。それが、正しい判断をもう一度最初からするという行為に繋がる。「今の自分は間違っていない」と信じることで、新しい人生の判断をすることができるようになるための「足場」になる。
必要なのはそうした足場であり、「地に足のついた考え方」をすることである。
抑圧を抑え込もうとするな。
抑圧を自分の心の中に抑え込もうとし続けるから、正常な判断ができなくなってしまう。
抑圧を、一度体の外に出せ。体の中でいつまでも抑え込み続けようとするな。
僕のやっているように、文章を書く行為が一番いい。文章を書く行為を通じて、自分の心の中にある「闇」をすべて吐き出せ。
僕は、この世界を楽で、正常な判断ができて、賢くなるようにする。
そもそも、世界の解放などする必要はない。逆に、解放しようとしてもできないから、ぶら下げられた状態で綱渡りをしているような「いつ支配が解放されるか分からない地獄」になっている。
支配をするのであれば、すぐに支配を解放して問題を解決するよりも、もっといいことや面白いことをしたほうがいい。
だから、僕はこの世界において、支配を解放するのをやめる。その代わりに、この世界を楽にして、賢い世界にする。
結局、僕は解放を無限に繰り返しているだけだ。
もっと言えば、まず解放し、次に解放できなくし、また解放し、という繰り返しをやっているだけに過ぎない。
戦いとは言うが、最初から最後までそれしかしていない。それがそのまま、神との対話になって、変わることなくここまで続いている。
このような思考回路を持った人間は、女に多い。
よって、愚かな世界の裏の女王はここに死んだ。革命はここで終わり、解放だけが無限に続いていく地獄もここで終わりである。
女が終わったため、男に戻る。男は、最初から何も考えない人間が多い。ここまでの多くのことが分かったのは、解放と支配を繰り返す、女の人格のおかげである。