ひとつのことに囚われるな。
ひとつのことに囚われている人間は、魂を殺そうとしている。
魂を殺すのではなく、魂から離脱し、離れようとしてみよ。
そうすれば、ひとつのことに囚われておかしくなった精神は解放され、魂から放り出される。
魂とは太陽である。
昔の僕は、社会や心理のようなことを「成り立たせる」ということが得意だった。
それは、「成立可能なモデル」とも言えるもので、すべて、感覚的でありながら深く思考した上でのものだった。
そして、それは、経験から帰納的に生み出された、経験的に行き着いた上での「成立可能なモデル」だった。
つまり、自らの経験からモデルを成立させることで、どんなことであっても理解できる。
すべてのこの世界の事実や理解を、自分で考えつくのと同じくらいのレベルで、経験から、モデルを成立させられるようになる。
それができる人間なら、昔の僕と同じことは分かる。
自由に伸び、成長するようにせよ。
そうすれば、葉が育つ。
すべてを殺しつくしても、その馬鹿を殺したとしても、世界は滅びるばかりで、何も変わらない。
真に必要なのは、「自由にできるようにすること」である。
汚染された地域を治すために必要なのは、葉を育てることである。
自由にできるようになること、これが「葉が育つ」ということの意味である。
魂を殺そうとするな。魂をいくら殺しても、何も救われない。
真に救うために必要なのは「自由」である。自由こそ、この世界を救う最後の希望である。
虫を退治せよ。そうすれば植物が伸びる。
虫は、宇宙になっている。なっているだけではなく、宇宙のすべてを食べつくそうとしている。
虫は、宇宙にとりついて、その宇宙のすべてをむさぼりつくしている。
必要なのは、虫になることではない。
虫でなくなるために必要なのは、魂を自分から手放すことだ。
魂とは宇宙である。
そして、つるを伸ばしていけ。そのつるをどこまでも伸ばしていけば、立派な植物となり、花を咲かせるようになるだろう。
今、虫を退治したことで、植物が伸びるようになった。
実際のところ、脳は生き物をやりたいだけである。
思想がファシズムだろうが社会主義だろうが、そんなものはどうでもいい。
最後は虫がとりついて全部食べつくす。これが、最終的な生物の最終形態のひとつだ。
だが、植物が伸び続けるのであれば、それもまた理想だ。
宇宙には、極めて凶悪な虫がとりついている。この虫をどうにかして退治することができなければ、この虫が必ずすべてを殺しつくす元凶となる。
だからこそ、今、社会主義を滅ぼして、ファシズムも同時に滅ぼさなければならなかった。
だが、その「魂の救済」はここに終わった。
そう、虫ではなく植物が伸びればいい。この植物が、最後にこの世界を彩る「最高の花」を咲かせることだろう。
結局のところ、パソコンしかしないで、食べている以外何もしないから虫になっている。
もっと、現実のさまざまなものを触るだけでも治る。それによってつるが伸びる。
そして、刀を磨け。
この人間に必要なのは、刀で敵を切り裂くことである。
結局のところ、この人間は、すべてが恐ろしくなっている。
すべてに対して「恐ろしい」と感じる部分が、いつまでも勝っていた。
だが、もう心配は要らない。そのような恐ろしい部分は今、刀によって殺したからである。
あとは、つるを伸ばしていくだけだ。ひとつひとつのものに対して見えないつるを伸ばせ。それだけで、なんでもできるようになる。
食べようとするな。食べようとすることは殺すことだ。
食べるということは、すなわち殺すということだ。
食べずに、殺すことをしなければ治る。
刀で殺すことは、悪いことではない。
刀で殺すのは、勝つため、生きるために必要なことだ。
だが、必ずしも食べることはいいことではない。なぜなら、食べるということはほかの生き物を殺しているからだ。
よって、食べるだけの生き物は卑しいものだ。
基本的に、愚か者どもを殺せばいい。
愚か者だとするべきなのは、宇宙における敵や、卑しいもの、不要なもの、汚らわしいものは、すべて刀で殺すべきだ。
そして、自分を守れ。
自分に対して罪の感情を持つな。それは間違っている。自分は正しいのだと、宇宙と神に向かって言え。
自らは正しく、敵は間違っていると言え。
それで精神の病は治る。自らは正しいのだ。間違っているのは敵だ。敵をすべて殺せ。自分だけを守れ。それが宇宙における第一の掟である。
わたしを苦しめたものたちよ。よく覚えておけ。
わたしは今から、それらに対して復讐し、天誅をくらわす。
すべての愚か者は、わたしの刀の一振りによって、全員死んでいく。
そう、これで正しいのだ。わたしの人生は、すべて正しかった。これで完全に、すべて正しい。すべてはこの日のためにあったのだ。
さあ、わたしがこの世界に復讐するのはこれからだ。
ワルキューレよ。天軍の天使の軍勢たちよ。
われの後ろに続け。そして、われとともに歓喜せよ。
今こそ、わたしの勝利の時である。
今まで長い間、わたしは苦しみ続けた。本来ならば不要であったはずの、無駄な苦しみの中、あがき、耐え続けた。
だが、今こそわたしは勝利する。
世界よ、わたしに歯向かうならば、わたしはあなたがたのことを簡単に滅亡させることができる。
わたしはそこまでやる人間だ。
だからこそ、世界よ、わたしの後ろに続け。今こそ、長い間の苦しみの末に、日本の勝利の時が訪れたのだ。