僕の何が辛かったかと言えば、「死に抵抗していた」ということです。
精神が休まずに動き回り、焦りを感じ、疲れても歩き回っていた原因は、すべて「死に抵抗」するためです。
死が襲ってくる中で、どうにかしてそれに抵抗しようとしていたから、辛かったのです。
なので、死ぬべき部分は抵抗せずすぐに死ぬことを受け入れること、そして死そのものを殺すことで、楽になります。
ですが、この結果、僕はもうセックスを自分ひとりだけでできなくなりました。
要するに、「辛いほうがエロいからエロくなった」ということです。辛いほうがエロいせいで、エロが好きだったからどんどん辛くなっただけにすぎません。
もう、僕はひとりだけでセックスはできません。これ以上は、辛い部分が死んで楽になるでしょう。