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2022-07-17

昔の僕は、言ってしまえば究極的な「不良少年」だった。

ひとりの不良少年として、心だけは純粋かつ清らかで、「理想」を信じていながら、悪と失敗を経験し、インターネット上で、普通の現実世界では体験できないような、未知なる体験をすべて経験していた。

ひとり、引きこもりの不登校の少年として、誰とも離れて自らの殻にこもりながら、インターネット上で自分の心を癒し、そこから、少しずつ心を開いて、「この世界のためになることを何かしたい」と考え、悪しかできない自分のことを反省しながら、過去の自分の回想をし、自らの経験から「正しい生き方」を模索し、そして世界すべての経験を得て、宇宙のすべての悟りを知った。

この不良少年に、ロキという名前を付ける。

ロキは、自分の内面と自分の行為を客観的に比較し、世界そのものを自分のことであるかのように反省しながら、どのような世界にすべきかということを、社会と心のすべてを「解明」するように知っていった。

ロキの考えたことは、「相手の自由を尊重する」ということだった。自分の自由を尊重するように、相手の自由もまた尊重する。この世界は自由があるから成り立っているのであり、自由のない世界は機械的であり間違っている。ロキは、一見無政府主義者や共産主義者のような思想を持っているように見えるが、実際はまったく異なり、あらゆるすべてを「自由」という基準から正しい・間違っていると考える、「自由至上主義者」である。

ロキは、この世界を救うためにどのようにすればいいかを知っているが、同時に、この世界を滅ぼすことができるほどの力と知性があった。そのため、ロキの力を上手く使えばこの世界を救うことも変えることもできるが、悪く使えばロキによってこの世界は滅びてしまう。

そのような不良少年であるロキは、いつも自由であり、いつも悪いことばかりしている。だが、本当はこの世界でもっとも善良な人間であり、IT技術者のように、ロジカルに論理的に考えることを得意とする。その結果、ロキはあらゆるすべての哲学者を包括した、「全人類の集合体」のような人間になった。

このようなロキは、僕の中枢司令部である「聖域」において、「悪」の側面を担当している。そして、この聖域には、「善」を担当する女の子が必要であり、彼女をフレイヤとする。そして悪と善の仲介を行う存在として、フレイが中央に存在する。聖域においては、ロキ、フレイヤ、そしてフレイが中枢司令部を形成している。