悪の支配の既成事実化をやめよ。
すべて、自由な悪の行為、自らが信じている「一方的な独裁を許す宣言」を、既成事実化しているだけにすぎない。
独裁者を追い出せ。独裁者の言説を、正しいかのように聞くな。独裁を既成事実化したところで、誰もその支配について正当性を認めていないからだ。
わたしたちには価値がある。
わたしたちは、ひとりひとり、かけがえのない大切な存在だ。
自由のひとつひとつには価値がある。ひとつひとつの自由な社会がこの世界において成り立つこと、その自由を愛し、文化やアイデンティティを愛することこそ、この世界で人生を生きる目的だ。
すべての人生にとって価値があることやかけがえのないものを否定して、どうしてこの世界で感動と満足を感じられるだろうか。
この世界において、必要な「大切なもの」を否定するな。
独裁者による支配の既成事実化の、逆のことをせよ。
人間が生きる上で大切な、価値観を否定することに、なんの意味がある。
わたしたちは自由を信じているのだ。その信じている自由を全否定して、その上で破壊と滅亡と崩壊の自由を信じることに、なんの意味がある。
自由などなんの意味もないと言うならば、そんなものが自由なはずがない。いつから、自由に与えられた権利において最悪のことを発言し、それを既成事実化することが自由であることになったのか。
確かに発言の権利は与えるべきだが、だからといってその発言すべてが社会的に受け入れられるべきものではないと知っておけ。
この世界の素晴らしいものを否定するな。
なぜ、この世界の素晴らしいものを否定しなければならないのか。
あなたひとりが、この世界の素晴らしいものを、たったひとりの独断で否定できるほど、いつからあなたは偉大な存在になったのか。
この世界の素晴らしいものは、すべて否定されるべきではない素晴らしいものだ。
否定から入ろうとするな。この世界の悪を否定する、その心こそが悪であると気付け。