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2022-03-24

精神を治すコツは、自分の作った壁を取り除くこと。

僕は、自動思考や二律背反、二元論の中で、精神に「楔」(くさび)を作り、その感情が分からないように壁を作って、その壁が簡単に取り払うことができないようにして知性を失った。

自分の作った壁を取り除けば、必ず精神は治る。

FLOW

僕の今の現状を知りたい方は、僕が音楽を知るきっかけになった曲、FLOWの「WORLD END」を聴いてほしい。

今の僕について、すべてこの歌の歌詞に書いてある。世界の終わりで生まれた光、今僕たちは風の中にひとつになる。

僕は、かつての地獄のような朦朧とした「何も分からない意識」の中で、いつもFLOWの曲を聴いていた。

FLOWのアルバムの中で一番好きなのは、「#5」というアルバム。本当に最高なので、僕について知りたい人間にはFLOWだけをお勧めする。最初に聴いたFLOWの曲が、人生の中でもっとも一番よかったし、もっとも一番好きだ。

そもそも、僕は宇多田ヒカルのファンでもなんでもなく、20歳の誕生日に、たまたまテレビで見たFLOWのWORLD ENDを酒を飲みながら(本当はこちらのほうが目的)歌おうと思ってカラオケで選曲した。結果アルコールは吐いてしまったし、カラオケでもあまり歌うことなくその日は終わったが、その後にFLOWの曲が好きになり、FLOWの各アルバムをレンタルCDショップで借りた。

そして、長い間FLOWしか聴かなかった。当時はEXILEなどが流行っていたが、僕は当時の音楽にはまったく興味がなかった。FLOWの曲だけを毎日何度も繰り返し聴いていた。

FLOWとの出会いには運命的なものがあった。分からない点もあったが、僕の人生をその通り言い表しているということが当時既に分かっていた。

そして、FLOW以外の曲も、同じように運命的なものがあった。ポルノグラフィティやケミストリーなどの音楽を借りたが、FLOWほどには好きにならなかった。それ以後、AAAやPerfumeなどをレンタルCDショップで借りて、僕の「自称音楽愛好家」が始まった。

もしFLOWの曲を聴きたいなら、アルバムは「FLOW THE BEST」(アニメ縛りじゃない昔のやつ)と「#5」がお勧めです。僕は「Golden Coast」や「アイル」も好きです。

ピアノ的・言語的なものが好き

結局、僕は子供の頃にピアノを習った関係で、ピアノ的・言語的なものが好きなのである。

つまり、自由に使える「機械」がもしあったとして、その機械を「いかにして使うのか」という「言語的」な考え方が好きなのである。

たとえば、五線譜やデザインソフトウェア、英語やドイツ語、哲学・思想などがこれに当たる。パソコンのプログラミング言語なども同様である。

しかしながら、こうした「言語的な抽象的方法・規則」を習得するためには、基本となる「機械それ自体」に対して習熟する必要がある。

過去の僕は、そうした基礎や基本をおろそかにして、すぐにパソコンのプログラムを書こうとしたから間違っていた。

だから、言語や規則や方法を習得する前に、基本となる「機械それ自体」について詳しくなるべきだ。

そのように考えるなら、むしろ数学や物理学やハードウェアの知識こそ、僕は学ぶべきなのである。

まったく分からない、それは悲しいが、それでも素晴らしい人生だ

実際のところ、僕は「まったく分からない」という人生の期間が多かった。

意識が朦朧とする中で、文章を書きながら、今の自分も、まわりの世界も、まったく分からない中、FLOWを聴きながら、ドイツ語やフランス語のフレーズブックの音声を聴いていた。

日本語が分からないのだから、本も読めないし、疲れだけが襲ってくる中で、なぜか文章を書くのだけは永遠に続いた。

それはとても悲しい経験だったが、それでも、僕には常に「神」と呼ばれる、僕を導いてくれる「最高の絶対者」が味方についていた。

そう、それはとても素晴らしい人生だった。僕には友人は居なかったが、「前世」と呼ばれる過去の自分自身の人生があった。神の言葉を聴きながら戦うこの世界は、自らが導く「自らが作り出した科学による楽園」となる最高の世界だった。